"抗生物質" が効かない "多剤耐性菌" の感染拡大は、驚異的な勢いを示し、治療法の切り札とされる強力な抗生物質カルバペネムも効かない事態が表面化している。
◆ 参照 当誌過去の "カルバペネム" 関連記事
(1) <抗生物質の多くが効かなくなった "多剤耐性菌" の "院内感染" という最悪のケースは、国内でも既に発生し、報じられてもきた。......> ( 北九州、耐性菌に感染3人死亡、入院中の80~90代!病院長が陳謝、薬剤耐性菌感染!/当誌 2017.08.13 )
(2) <世界は "ペニシリン以前の時代" に戻ろうとしている?......> ( WHO は、既存の抗菌薬に代わり、新薬が早急に求められる"耐性菌"12種のリストを公表!/当誌 2017.03.24 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 「悪夢の耐性菌」広がる 初の全米調査で判明/KYODO/2018.04.04 - 11:57 は、 <【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は3日、多くの薬剤に強い耐性を示す221の細菌を2017年に分析した検体から見つけたと発表した。治療法の切り札とされる強力な抗生物質カルバペネムも効かない「悪夢の耐性菌」で、感染者を隔離するなどの対策を徹底するよう呼び掛けている> と報じている。
<......全米では初の本格調査で、CDCの担当者は「これほど多く見つかるとは驚いた」と話した。 病院や高齢者福祉施設の利用者から採取した検体から、カルバペネムに耐性を持つ肺炎桿菌や大腸菌など約5800の菌を見つけた> とある。
「悪夢の耐性菌」広がる 初の全米調査で判明/KYODO/2018.04.04 - 11:57
【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は3日、多くの薬剤に強い耐性を示す221の細菌を2017年に分析した検体から見つけたと発表した。治療法の切り札とされる強力な抗生物質カルバペネムも効かない「悪夢の耐性菌」で、感染者を隔離するなどの対策を徹底するよう呼び掛けている。
全米では初の本格調査で、CDCの担当者は「これほど多く見つかるとは驚いた」と話した。
病院や高齢者福祉施設の利用者から採取した検体から、カルバペネムに耐性を持つ肺炎桿菌や大腸菌など約5800の菌を見つけた。
すでに一年以上前から警戒され続けている「悪夢の耐性菌」危機であるが、ここに来て <全米では初の本格調査で、CDCの担当者は「これほど多く見つかるとは驚いた」> とある。 適切な隔離対応が失敗したならば、未曾有のパンデミック状況を招きかねない...... (2018.04.14)
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