今回注目する下記引用サイト記事 : 富山化学 脳卒中リハビリ促進薬 治験開始ヘ/富山工業日報/2018.04.06 は、 <富士フイルムグループの富山化学工業は、横浜市立大学・学術院医学群 生理学の高橋琢哉教授との共同研究で、同社が創製した低分子化合物「T-817MA」(一般名・エドネルピク マレアート)が脳損傷後の機能回復のメカニズムである脳の可塑性を向上させることを動物モデルで明らかにした。富山化学は、2018年度下期中にも同剤を脳卒中後のリハビリテーション効果を促進する新薬として上市するための国内治験を開始する。上市できれば同適応では世界初の薬剤となる> と報じている。
富山化学 脳卒中リハビリ促進薬 治験開始ヘ/富山工業日報/2018.04.06
富士フイルムグループの富山化学工業は、横浜市立大学・学術院医学群 生理学の高橋琢哉教授との共同研究で、同社が創製した低分子化合物「T-817MA」(一般名・エドネルピク マレアート)が脳損傷後の機能回復のメカニズムである脳の可塑性を向上させることを動物モデルで明らかにした。富山化学は、2018年度下期中にも同剤を脳卒中後のリハビリテーション効果を促進する新薬として上市するための国内治験を開始する。上市できれば同適応では世界初の薬剤となる。
◆ 関連参照記事 <......脳損傷後のリハビリテーション効果発現は残存領域の可塑的変化に負うということはこれまでの基礎研究で示唆されており,我々は代替機能発現にAMPA受容体シナプス移行が関わていることを突き止めている(Jitsuki et al.Neuron 2011).我々は製薬会社との産学連携により,我々が長期に渡り培ってきたAMPA受容体シナプス移行のin vivo評価系を用いて,AMPA受容体シナプス移行促進作用を有する化合物を同定した.......> ( トレーニング依存的に作用する脳卒中後のリハビリテーション効果促進薬の開発 高橋 琢哉 )
上記記事での "新薬" は、効能についての過剰な表現を避けて、<脳損傷後の機能回復のメカニズムである脳の可塑性を向上させること> と物静かに定義している。 脳卒中後の脳の機能改善は、その急性期・慢性期ともに、"リハビリテーションのあり様" がほとんどすべてだとされているのが現状であるだけに、治験の成果が期待される...... (2018.04.11)
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