今回注目する下記引用サイト記事 : アルツハイマー病発症しにくい遺伝子 理研、マウスで発見/日本経済新聞/2018.05.04 - 18:00 は、 <理化学研究所の西道隆臣チームリーダーと永田健一研究員らは、アルツハイマー病の原因物質である「アミロイドベータ」が脳の中でたまらないようにする遺伝子の領域をマウスで発見した。遺伝子を改変する「ゲノム編集」でこの領域を切断すると、アミロイドベータが減った。病気を予防する薬の開発につながる可能性がある。成果は4日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ(電子版)に掲載される> と報じている。
<......アルツハイマー病は脳の中でアミロイドベータが蓄積して固まり、神経細胞を傷つけることで発症するとされる。たまりにくい遺伝子を持つ人は病気を発症しにくいという。 研究グループは、アミロイドベータの元になるアミロイドベータ前駆体たんぱく質(APP)を作る遺伝子に、切断することでAPPの量を減らす領域を発見した。アミロイドベータがたまりやすいマウスの受精卵を使い、ゲノム編集でその領域を切断すると、ゲノム編集をしないマウスに比べてアミロイドベータが半分以下になった。 今後、人間でも同じような遺伝子の変化を持つ場合にアルツハイマー病になりにくいかを検討する。また遺伝子の働きを抑えるRNA(リボ核酸)を使った核酸医薬や、遺伝子を切断するゲノム編集で、病気を予防する薬の開発を目指す> とある。
アルツハイマー病発症しにくい遺伝子 理研、マウスで発見/日本経済新聞/2018.05.04 - 18:00
理化学研究所の西道隆臣チームリーダーと永田健一研究員らは、アルツハイマー病の原因物質である「アミロイドベータ」が脳の中でたまらないようにする遺伝子の領域をマウスで発見した。遺伝子を改変する「ゲノム編集」でこの領域を切断すると、アミロイドベータが減った。病気を予防する薬の開発につながる可能性がある。成果は4日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ(電子版)に掲載される。
アルツハイマー病は脳の中でアミロイドベータが蓄積して固まり、神経細胞を傷つけることで発症するとされる。たまりにくい遺伝子を持つ人は病気を発症しにくいという。
研究グループは、アミロイドベータの元になるアミロイドベータ前駆体たんぱく質(APP)を作る遺伝子に、切断することでAPPの量を減らす領域を発見した。アミロイドベータがたまりやすいマウスの受精卵を使い、ゲノム編集でその領域を切断すると、ゲノム編集をしないマウスに比べてアミロイドベータが半分以下になった。
今後、人間でも同じような遺伝子の変化を持つ場合にアルツハイマー病になりにくいかを検討する。また遺伝子の働きを抑えるRNA(リボ核酸)を使った核酸医薬や、遺伝子を切断するゲノム編集で、病気を予防する薬の開発を目指す。
<アルツハイマー病の原因物質である「アミロイドベータ」> の "脳内蓄積" かかわる "遺伝子とその領域" が特定されたのだという。マウス実験での成果の段階であるが、今後、人間でも同様のことが見出せるかどうか研究されるそうだ。 まだまだ、アルツハイマー病には謎が多いだけに動向が注目される...... (2018.05.05)
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