今回注目する下記引用サイト記事 : がんが転移しやすくなる仕組み発見 滋賀医科大など/朝日新聞 - apital/2018.06.15 - 09:00 は、 <がんが転移しやすくなる仕組みを、滋賀医科大などのグループが見つけた。細胞の表面にあるたんぱく質が関わっていた。このたんぱく質の働きを妨げることで、転移を防ぐ新たな抗がん剤の開発に役立つかもしれないという> と報じている。
<......滋賀医科大の扇田久和教授(生化学)らは、がん細胞が組織内のもとの場所から離れ、別の場所にたどり着いて触れたときに、そのがん細胞の表面には「EMP1」というたんぱく質が大量に増えていることを発見した。また、EMP1がほとんどない前立腺がん細胞をマウスの前立腺に植えつけても転移は見られなかったが、多くしたがん細胞を使うとリンパ節や肺への転移が起きた。 EMP1は細胞膜の外から内側に入り込んでいる。この内側に別なたんぱく質がくっつくことで細胞内のいろいろな分子の働きが盛んになり、転移に重要ながん細胞の動く能力が高まることもわかった。 がん患者の死亡の8、9割は転移が原因とされている。扇田さんらは、がん細胞でEMP1ができるのを抑えたり、EMP1の働きを弱めたりすることで新たな抗がん剤につながるとみている。英科学誌ネイチャーの関連がん専門誌「オンコジーン」電子版に掲載された。論文は、 https://www.nature.com/articles/s41388-018-0286-0 で読める。 (鍛治信太郎)> とある。
がんが転移しやすくなる仕組み発見 滋賀医科大など/朝日新聞 - apital/2018.06.15 - 09:00
がんが転移しやすくなる仕組みを、滋賀医科大などのグループが見つけた。細胞の表面にあるたんぱく質が関わっていた。このたんぱく質の働きを妨げることで、転移を防ぐ新たな抗がん剤の開発に役立つかもしれないという。
滋賀医科大の扇田久和教授(生化学)らは、がん細胞が組織内のもとの場所から離れ、別の場所にたどり着いて触れたときに、そのがん細胞の表面には「EMP1」というたんぱく質が大量に増えていることを発見した。また、EMP1がほとんどない前立腺がん細胞をマウスの前立腺に植えつけても転移は見られなかったが、多くしたがん細胞を使うとリンパ節や肺への転移が起きた。
EMP1は細胞膜の外から内側に入り込んでいる。この内側に別なたんぱく質がくっつくことで細胞内のいろいろな分子の働きが盛んになり、転移に重要ながん細胞の動く能力が高まることもわかった。
がん患者の死亡の8、9割は転移が原因とされている。扇田さんらは、がん細胞でEMP1ができるのを抑えたり、EMP1の働きを弱めたりすることで新たな抗がん剤につながるとみている。英科学誌ネイチャーの関連がん専門誌「オンコジーン」電子版に掲載された。論文は、 https://www.nature.com/articles/s41388-018-0286-0 で読める。
(鍛治信太郎)
<がん患者の死亡の8、9割は転移が原因> という現状で、<転移を防ぐ新たな抗がん剤の開発に役立つかもしれない> という期待が寄せられる研究成果の今後に注目したい...... (2018.06.16)
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