今回注目する下記引用サイト記事 : 検査結果見落とし患者死亡...抗がん剤で肝障害/YOMIURI ONLINE/2018.06.15 - 07:30 は、 <>静岡県立静岡がんセンター(長泉町)は14日、抗がん剤治療を行った県東部の60歳代男性患者に肝機能障害が生じたことに気づかず、投与を続け、男性はその後、死亡したと発表した。死因は薬剤性肝障害とみられ、同病院は、男性医師が血液検査の結果を見落としたのが原因と断定した。「患者の死期を早めた」と遺族に謝罪し、示談が成立したという> と報じている。
<......発表によると、昨年7月中旬、同病院消化器内科の男性医師が、直腸がん・肝転移で治療中の男性患者に、経口薬の抗がん剤「レゴラフェニブ」の投与を開始した。1週間ごとの血液検査で肝機能の状況を確認していたが、8月中旬、検査の数値が悪化し、肝機能障害が発生したにもかかわらず、投与を続けた。 8月下旬、患者が再び血液検査を受けたところ、肝機能が急激に悪化する「劇症肝炎」と診断され、緊急入院。9月上旬に死亡した。病院は、8月中旬の時点で抗がん剤の投与を中止しなかったことが原因としている。 担当した男性医師は、8月中旬のカルテに、肝機能に関する数値を転記していなかった。男性医師は「(数値を)確認したかどうか記憶にない」と説明したという。 記者会見した高橋満院長は「ご家族の皆様に多大なご心痛をおかけしたことを心よりおわび申し上げます」と謝罪した。再発防止策として、医師が検査結果のコピーを患者に渡して直接説明するほか、薬剤師もチェックシートを使って確認するなどの対策を始めたという> とある。
検査結果見落とし患者死亡...抗がん剤で肝障害/YOMIURI ONLINE/2018.06.15 - 07:30
静岡県立静岡がんセンター(長泉町)は14日、抗がん剤治療を行った県東部の60歳代男性患者に肝機能障害が生じたことに気づかず、投与を続け、男性はその後、死亡したと発表した。死因は薬剤性肝障害とみられ、同病院は、男性医師が血液検査の結果を見落としたのが原因と断定した。「患者の死期を早めた」と遺族に謝罪し、示談が成立したという。
発表によると、昨年7月中旬、同病院消化器内科の男性医師が、直腸がん・肝転移で治療中の男性患者に、経口薬の抗がん剤「レゴラフェニブ」の投与を開始した。1週間ごとの血液検査で肝機能の状況を確認していたが、8月中旬、検査の数値が悪化し、肝機能障害が発生したにもかかわらず、投与を続けた。
8月下旬、患者が再び血液検査を受けたところ、肝機能が急激に悪化する「劇症肝炎」と診断され、緊急入院。9月上旬に死亡した。病院は、8月中旬の時点で抗がん剤の投与を中止しなかったことが原因としている。
担当した男性医師は、8月中旬のカルテに、肝機能に関する数値を転記していなかった。男性医師は「(数値を)確認したかどうか記憶にない」と説明したという。
記者会見した高橋満院長は「ご家族の皆様に多大なご心痛をおかけしたことを心よりおわび申し上げます」と謝罪した。再発防止策として、医師が検査結果のコピーを患者に渡して直接説明するほか、薬剤師もチェックシートを使って確認するなどの対策を始めたという。
<検査の数値が悪化し、肝機能障害が発生したにもかかわらず、投与を続けた> という原因事実の実態としては、<担当した男性医師は、8月中旬のカルテに、肝機能に関する数値を転記していなかった。男性医師は「(数値を)確認したかどうか記憶にない」と説明> という信じられない杜撰さが潜んでいたとある。 抗がん剤の副作用が、ただでさえ、懸念され要注意事項とされている昨今であるだけに医療側はより慎重な姿勢に努めてもらいたいものだ...... (2018.06.15)
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