"画像によるがんの診断"でのミス、医療事故が頻発している昨今。それだけに、一方では、こうした診断における医師を支援するシステムが求められる。
◆ 参照 当誌過去の "医療事故" 関連記事
(1) "肺がん検診"で3度も見落とし!40代女性が死亡!"複数回のチェック"も活かされず....../当誌 2018.07.20
(2) CT検査を駆使しながらも、がんの見落とし!生命にかかわる画像診断の「価値」共有を!/当誌 2018.07.03
(3) "CT検査"の結果を院内で共有せず、"がんで男性死亡"! 横浜市立大付属病院/当誌 2018.06.27
今回注目する下記引用サイト記事 : AIで早期胃がん発見...熟練医並みの精度 理研とがん研センター発表/産経ニュース/2018.07.21 - 18:26 は、 <理化学研究所と国立がん研究センターは21日、人工知能(AI)を使って、内視鏡画像から早期胃がんを熟練医並みの精度で見つけることに成功したと発表した。検診に使えば見逃しを減らし、早期治療につながると期待される。研究チームは、医師の判断を支援する装置として実用化を目指すとしている> と報じている。
<......胃がんは自覚症状に乏しいため、進行してから発覚するケースが多い。また早期の場合、炎症との区別がつきにくく、専門医でも発見が難しいのが実情だ。
チームは、内視鏡で撮影した100枚の早期胃がん画像と100枚の正常な胃の画像を学習用データとして用意。「ディープラーニング(深層学習)」と呼ばれる技術を使ってAIに学習させた結果、がんの80%を正しく見つけることができた。正常な組織を正常と判断できた割合は95%だった。判断にかかる時間は0・004秒だったという> とある。
AIで早期胃がん発見...熟練医並みの精度 理研とがん研センター発表/産経ニュース/2018.07.21 - 18:26
理化学研究所と国立がん研究センターは21日、人工知能(AI)を使って、内視鏡画像から早期胃がんを熟練医並みの精度で見つけることに成功したと発表した。検診に使えば見逃しを減らし、早期治療につながると期待される。研究チームは、医師の判断を支援する装置として実用化を目指すとしている。
胃がんは自覚症状に乏しいため、進行してから発覚するケースが多い。また早期の場合、炎症との区別がつきにくく、専門医でも発見が難しいのが実情だ。
チームは、内視鏡で撮影した100枚の早期胃がん画像と100枚の正常な胃の画像を学習用データとして用意。「ディープラーニング(深層学習)」と呼ばれる技術を使ってAIに学習させた結果、がんの80%を正しく見つけることができた。正常な組織を正常と判断できた割合は95%だった。判断にかかる時間は0・004秒だったという。
いわゆる "がんの見落とし事故" は、画像診断の難しさばかりが原因だとは言えない。医療側の連携ミスも少なくなさそうである。 だが、上記のような診断支援システムが設置されれば、診断精度の支援みならず、連携ミスも抑制されるのかもしれない...... (2018.07.24)
コメントする