<オプジーボでは、がんが小さくなるなど効果のある患者は2割程度とされる。しかし、現在はオプジーボが効くかどうかを投与前に見極める方法はない> という悩ましい現状は、以前から懸念されてきた。
◆ 参照 当誌過去の "がん免疫薬 効果予測" 関連記事
(1) 高額ながん免疫薬、効く患者に投与できるよう効果予測研究!医療費抑制!(国立がんセ)/当誌 2017.02.28
(2) 免疫治療薬「オプジーボ」 "投与前に効果の有無が予測できる指標"を探す研究の開始!/当誌 2017.01.03
今回注目する下記引用サイト記事 : がん免疫薬 有効患者見極め 国立がんセンター/日本経済新聞/2018.08.06 は、 <国立がん研究センターは、がん免疫薬が効きやすい患者を見極める共同研究を米系医療機器メーカーの日本ベクトン・ディッキンソン(BD)と始めた。「オプジーボ」に代表されるがん免疫薬は効果が高い半面で高額の費用が問題になっている。効く患者は2割ほどとされ、投薬前の見極めが重要になっている。1年以内に高精度に見分ける手法の開発を目指す> と報じている。
<......がん患者では、免疫細胞ががんを攻撃する働きにブレーキがかかっている。がん免疫薬はこのブレーキをはずして攻撃力を高める。ただ効かない患者にも使われ、医療財政の圧迫を招いている。 がん細胞や免疫細胞から免疫薬が効く目印となる分子を持った細胞を探す。こうした細胞の量などから効果を見極める> とある。
がん免疫薬 有効患者見極め 国立がんセンター/日本経済新聞/2018.08.06
国立がん研究センターは、がん免疫薬が効きやすい患者を見極める共同研究を米系医療機器メーカーの日本ベクトン・ディッキンソン(BD)と始めた。「オプジーボ」に代表されるがん免疫薬は効果が高い半面で高額の費用が問題になっている。効く患者は2割ほどとされ、投薬前の見極めが重要になっている。1年以内に高精度に見分ける手法の開発を目指す。
がん患者では、免疫細胞ががんを攻撃する働きにブレーキがかかっている。がん免疫薬はこのブレーキをはずして攻撃力を高める。ただ効かない患者にも使われ、医療財政の圧迫を招いている。
がん細胞や免疫細胞から免疫薬が効く目印となる分子を持った細胞を探す。こうした細胞の量などから効果を見極める。
冒頭の引用サイト記事のとおり、<投与前に効果の有無を予測できる指標(マーカー)を探す研究> は、"遺伝子の変化" に着眼して進められてきた。 今回は、<がん細胞や免疫細胞から免疫薬が効く目印となる分子を持った細胞を探す> ことで "効き目予測" が推定されようとしている...... (2018.08.07)
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