<がんなどで摘出した腎臓の病変部を除去し、別の患者に移植する「病気腎移植」> については、以前より注目されてきた。
◆ 参照 当誌過去の "病気腎移植" 関連記事
(1) <がん患者から摘出した腎臓を別の患者に移植する病気腎移植について、厚生労働省の先進医療会議は5日、保険外の治療だが、入院費など一部で保険が使える「先進医療」に条件付きで承認した。倫理的な課題が解消されたと判断した。> ( "病気腎移植"、「先進医療」に条件付きで承認!重症腎不全患者が対象 厚労省/当誌 2018.07.08 )
(2) 腎臓の丸ごと摘出="病気腎移植"!「腎臓全体を摘出するよう患者を誘導しかねない」!/当誌 2016.08.27
今回注目する下記引用サイト記事 : 病気腎移植「情報公開徹底を」...関連5学会が見解表明/yomiDr.ヨミドクター/2018.09.14 は、 <がん患者から摘出した腎臓を別の患者に移植する病気腎移植が、7月に国の先進医療として認められたことを受け、日本移植学会など関連5学会は、移植を実施する際に適切な記録を残し、情報公開を徹底する重要性を指摘する見解を表明した。宇和島徳洲会病院の万波誠副院長や患者、国会議員らが集まる報告会が13日、東京都内で開かれ、同学会の江川裕人理事長が見解を伝えた> と報じている。
<......江川理事長は、移植を受ける患者や提供者を決める過程の透明性を保つため、手術を実施する病院の委員会に参加する専門家4人を5学会から推薦したことを明らかにした> とある。
病気腎移植「情報公開徹底を」...関連5学会が見解表明/yomiDr.ヨミドクター/2018.09.14
がん患者から摘出した腎臓を別の患者に移植する病気腎移植が、7月に国の先進医療として認められたことを受け、日本移植学会など関連5学会は、移植を実施する際に適切な記録を残し、情報公開を徹底する重要性を指摘する見解を表明した。宇和島徳洲会病院の万波誠副院長や患者、国会議員らが集まる報告会が13日、東京都内で開かれ、同学会の江川裕人理事長が見解を伝えた。
江川理事長は、移植を受ける患者や提供者を決める過程の透明性を保つため、手術を実施する病院の委員会に参加する専門家4人を5学会から推薦したことを明らかにした。
"病気腎移植" に関して懸念される点があるとすれば、 "医学的な妥当性や倫理面の問題" となる。 前者に関しては、いまだ要注意と言わざるを得ないが、上記記事での<情報公開徹底> という動きは、後者の問題をこじらせない効果を果たすかに思われる...... (2018.09.17)
コメントする