今回注目する下記引用サイト記事 : CT検査がん報告、主治医が確認せず...患者死亡/読売新聞/2018.08.30 - 11:50 は、 <北九州市は30日、市立医療センターが行ったコンピューター断層撮影法(CT)検査で、がんの疑いを指摘した報告書を主治医が確認し忘れ、適切な治療が行われずに同市小倉北区の60歳代の男性患者が2年前に死亡していたことを明らかにした> と報じている。
<......市によると、男性は2015年4月、糖尿病の治療のためセンターを受診。レントゲン撮影で肺部分に腫瘤影らしきものが確認されたため、主治医の糖尿病内科の男性医師(50歳代)が放射線科にCT検査を依頼した。放射線科の医師は「肺がんの疑いがある」とする画像診断報告書を作成したが、主治医は報告書を見ていなかったという。 その後、男性は食事が取れなくなったり、足が上がらなくなったりし、16年3月に再びCT検査を受け、肺がんであることが判明。脳にも転移していたという。 主治医はセンターの事故調査委員会に対し、15年の報告書について「確認するのを失念していた」と説明。センターは16年3月、男性と男性の家族に謝罪し、主治医は同月末で依願退職した。男性は化学療法などの治療を受けたが、同年10月に肺がんで死亡した。 ―― 以下略 ――> とある。
CT検査がん報告、主治医が確認せず...患者死亡/読売新聞/2018.08.30 - 11:50
北九州市は30日、市立医療センターが行ったコンピューター断層撮影法(CT)検査で、がんの疑いを指摘した報告書を主治医が確認し忘れ、適切な治療が行われずに同市小倉北区の60歳代の男性患者が2年前に死亡していたことを明らかにした。
市によると、男性は2015年4月、糖尿病の治療のためセンターを受診。レントゲン撮影で肺部分に腫瘤影らしきものが確認されたため、主治医の糖尿病内科の男性医師(50歳代)が放射線科にCT検査を依頼した。放射線科の医師は「肺がんの疑いがある」とする画像診断報告書を作成したが、主治医は報告書を見ていなかったという。
その後、男性は食事が取れなくなったり、足が上がらなくなったりし、16年3月に再びCT検査を受け、肺がんであることが判明。脳にも転移していたという。
主治医はセンターの事故調査委員会に対し、15年の報告書について「確認するのを失念していた」と説明。センターは16年3月、男性と男性の家族に謝罪し、主治医は同月末で依願退職した。男性は化学療法などの治療を受けたが、同年10月に肺がんで死亡した。
―― 以下略 ――
CT検査などによる「がんの疑いがある」とされた画像診断報告書が "見過ごされて" の "がん死亡事故" は、近年、頻出している。
そして、ますます、チーム連携化(プロジェクト化)せざるを得ないがん治療現場、そこでのチェック・システムのあり方に潜むいくつかのリスクが指摘されてもいる。 "がんとその治療" は、従来の内臓などの部位別分類では捉えられにくい横断的な広がりを見せているのが実情で、これに見合った抜本的ながん治療体制構築が望まれる...... (2018.09.02)
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