乳がん手術後に発症の"リンパ浮腫"! "初期対応"が予後を左右! 早期治療へ治験開始!

| | コメント(0) | トラックバック(0)

 今回注目する下記引用サイト記事乳がん手術後に発症 リンパ浮腫 初期対応が予後を左右 名大病院 早期治療へ治験開始/中日新聞/2018.09.11 は、  <乳がんの手術を受けた患者の約二割がかかるとされるリンパ浮腫一度発症すると生涯にわたって治療が続き、生活に支障が出ることもある。ただ近年の研究で、早期に発見して治療すれば、進行を防げる可能性があることが分かってきた。名古屋大病院手の外科は、早期の患者を治療する新たな医療機器を開発し、有効性を調べる治験に取り組んでおり、参加する患者を募っている。 (小中寿美)> と報じている。 ―― 詳細、以下の掲載記事参照 ――

 乳がん手術後に発症 リンパ浮腫 初期対応が予後を左右 名大病院 早期治療へ治験開始/中日新聞/2018.09.11

 乳がんの手術を受けた患者の約二割がかかるとされるリンパ浮腫一度発症すると生涯にわたって治療が続き、生活に支障が出ることもある。ただ近年の研究で、早期に発見して治療すれば、進行を防げる可能性があることが分かってきた。名古屋大病院手の外科は、早期の患者を治療する新たな医療機器を開発し、有効性を調べる治験に取り組んでおり、参加する患者を募っている。 (小中寿美)

 乳がんの手術では、転移を防ぐため脇の下のリンパ節を切除することがあるその影響でリンパ液の流れが滞り、腕や手がむくむのがリンパ浮腫。術後数カ月後の発症が多く、早期は自覚症状がほとんどない

 これまでは軽度の場合、病名はつかず経過観察だった。症状が進むと診断されるが「その段階ではもう治らない」と、名大病院手の外科教授の平田仁さん(61)は指摘する。

 近年研究が進み、国際リンパ学会は五年前、新たな分類を発表=上図。これまで経過観察だったステージ「0」「1」を追加し、「2」以降は治らないとの見解を示した。

 さらに、米保健福祉省が「0」「1」で治療を始めると「2」への進行を防げる可能性があると報告。国内でも検証しようと、名大病院は昨年、浜松医療センター(浜松市)と共同で治験をスタートさせた。

 早期治療には、早期発見が不可欠。八月、名大病院手の外科を訪れると、治験に同意した七十代の患者に手術前の検査が行われていた。体に弱い電流を流して浮腫があるかどうかを調べる。同じ検査を術後も一カ月ごとに行い、数値の変化で発症の兆しをつかもうというわけだ

 治療はこれまで、看護師などが行う医療用マッサージや、弾性包帯などによる圧迫療法が推奨され、保険適用もされている。しかしマッサージを受けられる施設は少なく、圧迫療法は特定の部位に圧がかかり過ぎ、逆に悪化する恐れがあるため、均等に圧をかけられる医療機器を開発した。

 二重構造の袋に腕を入れ、電動ポンプで空気を送って膨らませ、腕に圧をかける。その状態で、袋の中のボールを握って放す「把握運動」をする。リンパ液の流れが良くなり、むくみが改善される効果が見込まれる。機器は貸し出され、患者が自宅で使うことができる

 発症したと考えられる患者は本登録に進む=下図。機器を使った治療を受けるグループ(介入群)と、ダンベルを使った運動療法だけのグループ(非介入群)に分かれて半年続け、それぞれの効果を検証する。

 課題は、治験に参加する患者が少ないこと。介入群と非介入群で計二十四例行うのが目標だが、本登録に進んだ患者はまだゼロ。手術の説明の際に治験の参加を提案しているが「なかなか同意を得られない」と平田さんは言う。

 治験は手術前の検査から始まるため、手術前に同意を得る必要がある。だが、愛知県内の乳がん経験者らでつくる「あけぼの愛知」代表の金岡益代さん(62)は「自分は助かるのかといった不安がつきまとう。リンパ浮腫まで考える余裕は正直ない」と話す。

 一方で、リンパ浮腫で通院を続ける愛知県稲沢市の女性(59)は「自宅で機器が使え、何より予防できるとしたら今後手術を受ける患者には朗報」と話した。

 「まずは知ってもらうことが大切」と平田さん。今後、術後のリンパ浮腫の市民向けの公開講座を開く。

 講座は三回でいずれも入場無料、事前申し込みが必要。日時と場所は次の通り。

 ▽17日 後1、津市江戸橋の三重大医学部総合医学教育棟1階 ▽30日 前10、名古屋市千種区不老町の名大坂田・平田ホール ▽11月25日 前10、同市昭和区鶴舞町の名大医学部基礎研究棟4階。(問)名大医学部手の外科講座内=電052(744)2957


 治療において懸念される "副作用" については、極力、病院側が終始徹底すべきではないかと思われる。 まして、対応時期を逸すると、後日、治療が困難な件に関しては、その旨をしっかりと伝えなければならないはずだ。
 ―― 【注】(再)抗がん剤"パクリタキセル"の手足のしびれ副作用 点滴中に冷却で予防!( 当誌 2018.06.21 ) ――
 上記記事の "リンパ浮腫" も、十分に警戒されてよい "副作用" ではなかろうか
...... (2018.10.03)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 乳がん手術後に発症の"リンパ浮腫"! "初期対応"が予後を左右! 早期治療へ治験開始!

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://adhocrat.net/mt/mt-tb.cgi/4268

コメントする

2020年11月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          














関連サイトへのリンク


  • 電子書籍(eBooks)制作にフォーカスしたサイト
  • 明けない夜はないことを確信するサイト
  • Green(地球環境改善)にフォーカスしたサイト
  • ソフトウェア技術者やSEのための評価と育成、人事考課制度を考えるサイト
  • さまざまな業種・業態でご利用可能なモバイル活用の予約システム!
  • 創作小説『海念と保兵衛』のサイト
  • 創作小説『かもめたちの行方』のサイト
  • 当ブログ推奨の商品を展示したAmazon ストアー!
  • 当AdhocBlogブログの過去のエントリー
  • 株式会社アドホクラット当時のサイト

★売れ筋! No.1!
家庭用"放射線測定器"

日本通信 bモバイルWiFi ルータ+1 ヶ月定額SIM BM-U300W-1M
価格:¥ 20,208
国内配送料無料 Amazon





このブログ記事について

このページは、yasuo hiroseが2018年10月 3日 00:01に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は、
 「発見困難な"食道がん"、がん画像を"AIで判別"するシステム開発!(がん研有明病院など)
です。

次のブログ記事は、
 「がん治療副作用、生きづらさ!周囲に辛さ理解してもらいにくく!(国立がん研セ東病院)
です。

最近のコンテンツは、
 インデックスページ
で見られます。

過去に書かれたものは、
 アーカイブのページ
で見られます。

年月別アーカイブ

最近のトラックバック