膵臓や小児などの難治性がんで、"放射線を強く出す薬剤を使い治療効果高める"研究!

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 "放射線治療" の "副作用" を克服し、最小限に留める新しい放射線治療法である "がん細胞だけを狙い撃ちする放射線治療「ホウ素中性子捕捉療法」" については、かねてより注目してきた。

 ◆ 参照 当誌過去の "ホウ素" 関連記事
  福島のベンチャー福島SiC、放射線がん治療装置(BNCT)開発加速!故堀場雅夫氏ら出資/当誌 2018.03.12


 今回注目する下記引用サイト記事強い放射線出す薬剤、難治性がん治療に期待/日本経済新聞/2018.11.04 - 06:30 は、  <膵臓(すいぞう)や小児といった難治性のがんで、放射線を強く出す薬剤を使い治療効果を高める研究が相次いでいる。これまではがん細胞をたたくのに十分な強さを持った放射線を出すのが難しかったが、東京大学などは薬剤を新たに開発し、動物実験で効果を確認した。特殊な薬剤を使わない既存の放射線治療に比べ、副作用を大幅に抑えつつ有効に治療できるという。  がん患者に投与したホウ素などの薬剤に外から中性子を当て、放射線を出す手法は「中性子捕捉療法」と呼ばれるがん細胞が取り込んだ薬剤から放射線が飛び、正常な組織を傷めずにがん細胞をたたく。従来の放射線や抗がん剤で治せない難治性がんの治療法として期待を集めている> と報じている。

 <......日本は住友重機械工業などの企業が既に臨床試験(治験)を進めており、国立がん研究センターなども治験を計画する。ただ現状では放射線が弱く、脳腫瘍や皮膚がんなど体表に近い一部のがんにしか使えない。体の奥深くにある臓器のがんにはより強い放射線が必要だ。  東大の高橋浩之教授や片岡一則特任教授ら従来のホウ素より約70倍多く中性子を吸収し、強力なガンマ線などを出すガドリニウムの化合物に着目。微小なカプセルに入れて大腸がんのマウスへ投与して中性子を当てると、何もしない場合に比べ、27日後のがんの大きさを4分の1に抑えた。  膵臓がんや肝臓がんなど向けに、5年後の治験開始を目指す。  東京工業大学の中村浩之教授らは、ホウ素が従来の10倍強含まれる「BSH」と呼ぶ薬剤を脂質の微小カプセルに封入した。中皮腫のマウスへ投与したところ、中皮腫が消えた。  中皮腫や肉腫、再発した乳がんなどで5~10年後に治験を始めたい考えだ。  筑波大学の松本孔貴助教らは、がんが取り込みやすい葉酸などをBSHに付けて薬剤を作った。低濃度でもヒトの肺がん細胞を攻撃することを確認した。放射線治療の後遺症でがんができやすい小児がんなど向けに、3~4年後の治験開始を目指す> とある。

 強い放射線出す薬剤難治性がん治療に期待/日本経済新聞/2018.11.04 - 06:30

 膵臓(すいぞう)や小児といった難治性のがんで、放射線を強く出す薬剤を使い治療効果を高める研究が相次いでいる。これまではがん細胞をたたくのに十分な強さを持った放射線を出すのが難しかったが、東京大学などは薬剤を新たに開発し、動物実験で効果を確認した。特殊な薬剤を使わない既存の放射線治療に比べ、副作用を大幅に抑えつつ有効に治療できるという。

 がん患者に投与したホウ素などの薬剤に外から中性子を当て、放射線を出す手法は「中性子捕捉療法」と呼ばれるがん細胞が取り込んだ薬剤から放射線が飛び、正常な組織を傷めずにがん細胞をたたく。従来の放射線や抗がん剤で治せない難治性がんの治療法として期待を集めている。

 日本は住友重機械工業などの企業が既に臨床試験(治験)を進めており、国立がん研究センターなども治験を計画する。ただ現状では放射線が弱く、脳腫瘍や皮膚がんなど体表に近い一部のがんにしか使えない。体の奥深くにある臓器のがんにはより強い放射線が必要だ。

 東大の高橋浩之教授や片岡一則特任教授ら従来のホウ素より約70倍多く中性子を吸収し、強力なガンマ線などを出すガドリニウムの化合物に着目。微小なカプセルに入れて大腸がんのマウスへ投与して中性子を当てると、何もしない場合に比べ、27日後のがんの大きさを4分の1に抑えた

 膵臓がんや肝臓がんなど向けに、5年後の治験開始を目指す。

 東京工業大学の中村浩之教授らは、ホウ素が従来の10倍強含まれる「BSH」と呼ぶ薬剤を脂質の微小カプセルに封入した。中皮腫のマウスへ投与したところ、中皮腫が消えた

 中皮腫や肉腫、再発した乳がんなどで5~10年後に治験を始めたい考えだ。

 筑波大学の松本孔貴助教らは、がんが取り込みやすい葉酸などをBSHに付けて薬剤を作った。低濃度でもヒトの肺がん細胞を攻撃することを確認した。放射線治療の後遺症でがんができやすい小児がんなど向けに、3~4年後の治験開始を目指す


 これまではがん細胞をたたくのに十分な強さを持った放射線を出すのが難しかった> 「中性子捕捉療法」なのであるが、<東京大学などは薬剤を新たに開発し、動物実験で効果を確認した。特殊な薬剤を使わない既存の放射線治療に比べ、副作用を大幅に抑えつつ有効に治療できる> ようになったと。  "難治性のがん" への治療法として、期待できる選択肢となりそうである...... (2018.11.06)













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このページは、yasuo hiroseが2018年11月 6日 00:01に書いたブログ記事です。

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