今回注目する下記引用サイト記事 : 毎日5杯のコーヒーで肝臓がんの発生率は4分の1に低下する 【Dr.中川のみんなで越えるがんの壁】/YAHOO!ニュース/2018.12.08 - 09:26 は、 <忘年会シーズンに、気になる訃報がありました。コラムニストなどでおなじみの勝谷誠彦さんの命を奪ったのは、肝不全だそうです。57歳の若さでした。 8月に重症アルコール性肝炎で入院され、その後の治療で回復されたこともあったようですが、先月の再入院後に容体が急変。28日に息を引き取ったといいます。 肝不全の具体的な病態は肝硬変で、肝臓がんになる手前の状態。肝臓がんではありませんが、肝臓がんとの結びつきが強いので、お話ししましょう> と報じている。
<......慢性的に肝臓に炎症が生じた慢性肝炎が悪化すると、肝硬変に進展。それがさらに悪化すると、肝臓がんになります。これまで肝炎を起こすのはC型肝炎ウイルスが80%で、B型肝炎ウイルスが10%と、圧倒的大多数が肝炎ウイルスでした。 そのウイルスの感染経路として大きいのは、輸血でしたが、血液製剤をめぐる事故が相次いだことで、血液製剤の製造が厳格に見直され、ウイルスが混入することはありません。新規感染者はほとんどいないため、肝炎ウイルス由来の肝臓がんは減少に転じています。今後はさらに減るでしょう。 これまでの肝臓がんは感染症の要素が大きかったのです。しかし、ウイルスの感染ルートがほぼなくなると、事情は変わります。そうではない肝臓がんが増えるとみられているのです。 そのひとつが、アルコール性肝炎。およそ18万人を対象にした国立がん研究センターの大規模調査によると、男性は多量飲酒で肝臓がんのリスクが上昇します。多量飲酒とは、正味のアルコール量で1日69グラム以上。日本酒換算で3合以上です。これを避けることが肝臓がんを食い止める第一歩になります。 肝臓がんとの関係で、もうひとつ見逃せないのがNASHです。飲酒をよくする人がなる脂肪肝と区別して、非アルコール性脂肪肝炎といいます。アルコールを飲まない人の中にも、アルコール性肝炎と同じような重症化のシナリオをたどるケースがあるのです。肥満の人に多いことから、肥満予防も大切でしょう。 アルコールにせよ、脂肪肝にせよ、肝臓への持続的な慢性炎症がよくないということ。では、どうすればいいのかと思われるでしょうから、予防法もお伝えします。それがコーヒーです。 国立がん研究センター多目的コホート研究で、コーヒーを毎日5杯以上飲む人はほとんど飲まない人に比べて、肝臓がんの発生率が約4分の1に低下していました。コーヒーの肝臓がん予防効果はハッキリしませんが、コーヒーが持つ抗炎症作用が肝炎の進行を防いでいるのかもしれません。 (中川恵一/東大医学部附属病院放射線科准教授)> とある。
毎日5杯のコーヒーで肝臓がんの発生率は4分の1に低下する 【Dr.中川のみんなで越えるがんの壁】/YAHOO!ニュース/2018.12.08 - 09:26
忘年会シーズンに、気になる訃報がありました。コラムニストなどでおなじみの勝谷誠彦さんの命を奪ったのは、肝不全だそうです。57歳の若さでした。
8月に重症アルコール性肝炎で入院され、その後の治療で回復されたこともあったようですが、先月の再入院後に容体が急変。28日に息を引き取ったといいます。
肝不全の具体的な病態は肝硬変で、肝臓がんになる手前の状態。肝臓がんではありませんが、肝臓がんとの結びつきが強いので、お話ししましょう。
慢性的に肝臓に炎症が生じた慢性肝炎が悪化すると、肝硬変に進展。それがさらに悪化すると、肝臓がんになります。これまで肝炎を起こすのはC型肝炎ウイルスが80%で、B型肝炎ウイルスが10%と、圧倒的大多数が肝炎ウイルスでした。
そのウイルスの感染経路として大きいのは、輸血でしたが、血液製剤をめぐる事故が相次いだことで、血液製剤の製造が厳格に見直され、ウイルスが混入することはありません。新規感染者はほとんどいないため、肝炎ウイルス由来の肝臓がんは減少に転じています。今後はさらに減るでしょう。
これまでの肝臓がんは感染症の要素が大きかったのです。しかし、ウイルスの感染ルートがほぼなくなると、事情は変わります。そうではない肝臓がんが増えるとみられているのです。
そのひとつが、アルコール性肝炎。およそ18万人を対象にした国立がん研究センターの大規模調査によると、男性は多量飲酒で肝臓がんのリスクが上昇します。多量飲酒とは、正味のアルコール量で1日69グラム以上。日本酒換算で3合以上です。これを避けることが肝臓がんを食い止める第一歩になります。
肝臓がんとの関係で、もうひとつ見逃せないのがNASHです。飲酒をよくする人がなる脂肪肝と区別して、非アルコール性脂肪肝炎といいます。アルコールを飲まない人の中にも、アルコール性肝炎と同じような重症化のシナリオをたどるケースがあるのです。肥満の人に多いことから、肥満予防も大切でしょう。
アルコールにせよ、脂肪肝にせよ、肝臓への持続的な慢性炎症がよくないということ。では、どうすればいいのかと思われるでしょうから、予防法もお伝えします。それがコーヒーです。
国立がん研究センター多目的コホート研究で、コーヒーを毎日5杯以上飲む人はほとんど飲まない人に比べて、肝臓がんの発生率が約4分の1に低下していました。コーヒーの肝臓がん予防効果はハッキリしませんが、コーヒーが持つ抗炎症作用が肝炎の進行を防いでいるのかもしれません。
(中川恵一/東大医学部附属病院放射線科准教授)
( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
<アルコールにせよ、脂肪肝にせよ、肝臓への持続的な慢性炎症がよくないということ。では、どうすればいいのかと思われるでしょうから、予防法もお伝えします。それがコーヒーです> とあり、<コーヒーが持つ抗炎症作用が肝炎の進行を防いでいる> と見られている...... (2018.12.09)
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