これまでは「老化現象」として扱われていた状態が、「フレイル」と名付けられ、その予防に取り組まれるようになった経緯については、ここでも、かつて注目したとおりだ。
◆ 参照 当誌過去の "フレイル" 関連記事
○ <日本老年医学会は、高齢になって筋力や活力が衰えた段階を「フレイル」と名付け、予防に取り組むとする提言をまとめた。これまでは「老化現象」として見過ごされてきたが、統一した名称をつくることで医療や介護の現場の意識改革を目指している/ フレイルは「虚弱」を意味する英語「frailty」から来ている。健康と病気の「中間的な段階」で、提言では、75歳以上の多くはこの段階を経て要介護状態に陥るとしている。高齢になるにつれて筋力が衰える現象は「サルコペニア」と呼ばれ、さらに生活機能が全般的に低くなるとフレイルとなる。......> ( 統一名称「フレイル(frail)」と改名された"老化現象"!高齢化社会に即した学会対応!?/当誌 2014.05.22 )
今回注目する下記引用サイト記事 : シニアはメタボよりフレイル対策を 県が予防動画/神戸新聞/2019.10.09 - 18:52 は、 <加齢とともに体力や気力が低下し介護が必要となる手前の状態「フレイル」について知ってもらおうと、兵庫県が早期発見や予防法をクイズ形式で学べる動画を作成し、県のインターネット放送局「ひょうごチャンネル」(http://hyogoch.jp/)で公開している。「シニアはメタボよりもフレイル対策を」と呼び掛けている> と報じている。
<......「フレイル」は、日本老年医学会が「虚弱」を意味する英語「フレイルティー」を基に提唱した。身体や認知機能の低下により要介護に至る前の状態を指す。健康寿命を延ばす観点から注目を集めている。 県は全国に先駆けて3月、市町が医師会や歯科医師会をはじめ関係団体や配食事業者などと連携し取り組む対策などを記した「予防・改善プログラム」を作成した。 動画は全9本(1本当たり9分程度)。口腔ケアと食事のバランスに力点を置き、「高齢期に気を付けることは?」など選択式で四つの質問があり、1日の食事の量や唾液腺マッサージ、そしゃくトレーニングの方法などを学べる。 DVDの貸し出しも可能で、県健康増進課は「公民館やサロンなどで活用してもらえれば」としている。同課TEL078・362・3249 (前川茂之)> とある。
シニアはメタボよりフレイル対策を 県が予防動画/神戸新聞/2019.10.09 - 18:52
加齢とともに体力や気力が低下し介護が必要となる手前の状態「フレイル」について知ってもらおうと、兵庫県が早期発見や予防法をクイズ形式で学べる動画を作成し、県のインターネット放送局「ひょうごチャンネル」(http://hyogoch.jp/)で公開している。「シニアはメタボよりもフレイル対策を」と呼び掛けている。
「フレイル」は、日本老年医学会が「虚弱」を意味する英語「フレイルティー」を基に提唱した。身体や認知機能の低下により要介護に至る前の状態を指す。健康寿命を延ばす観点から注目を集めている。
県は全国に先駆けて3月、市町が医師会や歯科医師会をはじめ関係団体や配食事業者などと連携し取り組む対策などを記した「予防・改善プログラム」を作成した。
動画は全9本(1本当たり9分程度)。口腔ケアと食事のバランスに力点を置き、「高齢期に気を付けることは?」など選択式で四つの質問があり、1日の食事の量や唾液腺マッサージ、そしゃくトレーニングの方法などを学べる。
DVDの貸し出しも可能で、県健康増進課は「公民館やサロンなどで活用してもらえれば」としている。同課TEL078・362・3249
(前川茂之)
<加齢とともに体力や気力が低下し介護が必要となる手前の状態「フレイル」......身体や認知機能の低下により要介護に至る前の状態を指す。健康寿命を延ばす観点から注目を集めている> とあり、"介護" 課題という喫緊の重要課題に直結するのが「フレイル」予防対策かと思われる...... (2019.10.29)
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