遅ればせながら、漸く、自分も久しく愛用してきた "WindowsXP" から "Windows7" への "OS移行作業" に本腰を入れ、ほぼ完了しつつある。
単に "OS移行作業" だけならば、別に何ということもないわけだ。が、問題は、使い慣れたアプリケーションとそのデータとを可能な限り "同行(?)" させたい、しかも安直なスタイルで、という "欲(?)" があっただけに長らく躊躇してきた。
ところで、下記引用サイト記事 : 期限迫るXP 今も1300万台/NHK NEWS WEB/2014.01.09 - 17:27 によれば、"WindowsXP" に "長逗留しているユーザー" の数は、いまだに膨大であるそうな。
<3か月後にサポートが打ち切られるパソコンの基本ソフト「ウィンドウズXP」は、今も国内の1300万台余りで使用されている/ 昨年末の時点で国内の企業や自治体などのパソコンの20%に当たる723万台、個人の14%に当たる597万台の合わせて1300万台余りでXPが使用されている> とある。
当然の注意事項として、<サポートの打ち切り後はウイルスに感染する危険性が大幅に高まる/ インターネットにつながなくても、USBメモリーなどを通してウイルスに感染する危険があり、....../ XPを使い続けることは、ドアが壊れても誰も直してくれない家に住むようなもので、常に外部からの侵入の危険にさらされる。新しい基本ソフトへの移行作業には時間がかかることも予想されるので、余裕をもって取りかかってほしい> ということになる。
"セキュリティ問題の観点" は考慮せざるを得ないわけで、"WindowsXP" から "後継OS" に移行するのは当然として、ここでは、<新しい基本ソフトへの移行作業には時間がかかることも予想される> という "やや煩わしい側面" に目を向けてみることにする。
自身の "OS移行作業" を踏まえて、"意外と盲点 ?!" となるかもしれない点について触れてみたい。
<1> どの "後継OS" にしたいのか?
これは "好み" の問題としておくが、自分の場合は、"Windows7" を選び、"Windows Vista"、"Windows8" を却下した。
<2> OSインストールは、"上書きインストール" か? "新規インストール" か?
この問題は、二つの点に関わっている。
(1)"WindowsXP" 上で使用してきたアプリケーションをどうするのか? 「活かしたい」場合 → "上書きインストール" 、「再インストールしても構わない」場合 → "新規インストール"
※ もちろん "上書きインストール" が問題なく実行できれば、ラク! であるに違いない。
ただし、注意すべき点は、"WindowsXP" → "Windows7" を "直通で上書きアップグレードするメディアは用意されていない!" という点だ。( 下解説図の "△" 印 参照!)
※ "WindowsXP" にとっての "Windows7アップグレード版" の持つ意味は、"OSの上書きインストール" ではなくて、単に "WindowsXP" 起動画面から "Windows7" が新規インストールできるということにほかならない......。
ならば、と、"アップグレード版" からDVD起動しても同じじゃないかと、インストールすると、後の「認証」のプロセスで "はじかれる!" こととなる......。
(2)"後継OS" ソフトに関する "手持ち状況" ※ "何も持っていない" のであれば、これから "最適なモノ" を購入すればよし、そうでなければ "手持ち状況" を利用する策を考えることになる。必要なモノを逃したり、余計なモノを買ってしまわないように!
ここで、次のような解説図が参考となるはずだ。
『Microsoft Windows 7 Home Premium アップグレード版 Service Pack 1 適用済み』/amazon co.jp
<3> "Windows Vista/7" での "ユーザー・プロファイル" は、"WindowsXP" とは "ファイル構成が異なる" 点に要注意!
さて、いずれにしてもインストールした "Windows 7" が立ち上がってみると、気づかない人は気づかないかもしれないが、"ユーザー・プロファイル" などを抱えていたフォルダ "Documents and Settings" がなくなっている!
いや、正確に言えば、"非表示" となり、その上 "アクセス" 不能の扱いに変わってしまった。
では "ユーザー・プロファイル" などが扱えなくなったのかと言えば、そうではなく、「 C:\Users\ユーザー 」下に、ファイル構成を変えて収納されている。
この辺の変化を了解しておかないと、"WindowsXP" で使っていたアプリケーションを再現する際に戸惑うことになる......。
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