ブログ の最近のブログ記事

 当ブログサイトでは、"電子書籍" 制作やその主要規格である "ePub" に関心を向けて、中でもフリーソフトの ePub エディタ "Sigil" の徹底活用に意を傾けてきました。
 一昨年の夏ごろから手掛けて、振り返ると "iPad,iPhone,iPod touch 向け" の "電子書籍" 制作に関して "Sigil" や "ePub" との格闘(?)について書いたエントリーが "100 件" を超えはじめていることに気づきました。

 そこでこの際、これらのブログ・エントリーをその ePub エディタ "Sigil" を駆使して一冊の "電子書籍" として編集してみようという気になったのです。"電子書籍" 制作や "ePub" に関心をお持ちの方には、こうした拙い体験ではあってもきっとお役に立てていただけるのではないかと考えたからです。

 何かをマスターしようとする場合、知識としての原理原則を知ることはもちろん重要ですが、それだけでは済まないのが現実です。まして、発展途上のプロセスである "ePub" 規格の領域でのテクニックや、フリーソフトであるがゆえに詳細な解説書が入手し難い "Sigil" などの活用方法については、"体験談" こそが貴重なアドバイスとして必要となるはずです。自身も、幾度となく誰か "経験者" はいないものかと切望したものでした......。

 タイトルは「ePub Tips 100」と、いささか大仰なものとなっています。概要は、下記記事の左側に掲載している "目次"( iPad ではスクロール表示される ) の "100(106) セクション" の表題にて推察していただけるかと思います。( なお、セクションの順番は、記載年月が新しい順としてあります。 )
 その大半が "ePub"/"Sigil"/"iPad,iPhone,iPod touch"との格闘(?)なのですが、"電子書籍" 関連領域全般にこだわったトライ&エラー経験の軌跡となっています。
 なおそこには、 "Calibre"/"iBooks Auther"/"eCub"/"ChainLP" 等といった "Sigil" と同様のこのジャンルのフリーソフトなどに関する実体験談も含まれています。また、"PDF 電子文書技術"の裏技や、"自炊" 作業の実際についての体験談も載せられています。

 この "iPad 用 電子書籍" 「ePub Tips 100」は、自分と同様、"インディ" として "電子書籍" 制作を志している方たちに役立てていただきたいと願って制作されました。フリーソフトを中心に据えているのもその関係からだと言えます。

 ナナメ読みするだけでも "1~2年" の "ePub" 体験に似たもの(?)を蓄積させるはずです。また、"タブレット版電子書籍" は、PC作業の傍らに置いて作業と並行して参照できるのが便利な点でしょう。隣に "同僚" が座っている感触(?)でご活用いただければ幸いです。
 さらに、"解凍すれば中身は丸見え!" というのが "ePub" の "電子書籍" の基本的性格ですから、読むだけではなく、ファイル自体を解凍の上 "腑分け" をしてみて "素材データ" をいじり回す学習も "あり" かと思われます。























photo credit: ~jjjohn~ via photopin cc

 何でもないことのようだが、ブログ・ページ上に気の利いた "Photo" が掲載されていると、感じがいい。たとえ記事本文が拙くともでも、それを補ってもらえるかもしれない。しかも、"フリー" の "Photo" を "作法" どおりに "クレジット表記" を施して掲載していれば安心できるというもの。
 そこでお知らせしたいのが、下記引用サイト記事:ブロガー向けの写真素材を検索できる「PHOTO PIN」(百式管理人)/japan.internet.com/2012.04.04 で紹介されているPHOTO PIN というサイトだ。

 使い勝手は、まあ、サイトへ行けば分かるはずだが、念のために、"Photo 入手と作法の手順" をこのページの後半でまとめておいた。

 ブロガー向けの写真素材を検索できる「PHOTO PIN     (百式管理人)

よくあるサイトではあるが、シンプルで使いやすかったのでご紹介。
「PHOTO PIN」は、ブロガー向けの写真素材検索サイトだ。まぁ、やっていることは Creative Commons で配布されている素材を横断検索できるだけなのだが。
ただ、写真のクレジットをつけるためのコードが取得できたりして使いやすいのが特徴だ(クレジット表記を探すのが面倒なときもよくあるので)。
少し使ってみたところ、インターフェイスも綺麗だし、コンテンツも申し分ないようなので、ブロガーなどは一度使ってみるといいのではないだろうか。

サイト名:PHOTO PIN
http://photopin.com/

ブロガー向けの写真素材を検索できる「PHOTO PIN」(百式管理人)/japan.internet.com/2012.04.04


 ネットの一般的利用それ自体がそうだと思われるのだが、"ソーシャルメディア" もその利用の仕方を心得ないと、楽しいどころか、却って "苛立ち" の原因にさえなりかねないのかもしれない。
 意外と少なくないと思われる "苛立ち" とは、企業経営における経営数値のごとく、やたらに "数値" にこだわる轍(わだち)に嵌り込んでしまう事態のことだ。"アクセス数/友人数/フォロアー数" など、気になり始めると切りがない "数値" のことである。

 自分の場合も、このブログにしてからが "アクセス・カウンター" なんぞを設置してアクセス数にこだわっている気配がないではない。言い訳めいたことを言うならば、書き記したブログ内容の "反省材料(?)" にしようとしているのだが......。
 思い入れをした内容のブログに相応のアクセス数がカウントされると溜飲が下がったりする。が、その逆だと、"独りよがり" であったか......、と書いた内容を再吟味してみたりもするわけだ。
 だが、マズイと思うのは、いつしかアクセス数が "独り歩き" してしまい、これに必要以上にこだわる自分を見出す時なのである。こんな時には若干の "苛立ち" が伴ったりするのも正直いって事実だ......。
 ただ、そんな時には、所詮、アクセス数なんてものは、要するにある意味で特有な "グーグル検索" による所産でしか過ぎない! と開き直る(?)ことにしている。
 ただし、自分は本当に書きたいことを書いたのか? とか、書くに値するリアル生活(?)をしているのか? といった "基本的" 反省のきっかけにはしていそうだ。

 欧州最大のITサービス企業である仏Atos社が、社内の電子メールを近く廃止するとのことだ。一言で言えば、 "生産性を阻害" している、ということになりそうだ。(下記引用記事【記事 1】)
 また他方には、すでに米国の若い世代の間では、ソーシャルメディアの普及で電子メールは少数派だとも言われてもいる。<『YouTube』や『MySpace』といったユーザー作成コンテンツ(UGC)>を媒介したコミュニケーション・スタイルへとシフトしてきたということなのであろうか。(下記引用記事【記事 2】)

 言うまでもなく、その根拠はまったく異なるにしても、一時はビジネスでもプライベート事でも重宝がられた電子メールが、今や鬱陶しい(?)ものと蔑まれつつ、まるで "挟み撃ち" を喰らっているかの印象である。
 確かに、電子メールにおける "メール" は、ソーシャルメディア時代にラインアップされた他のメディアに比較すると何かと "手間がかかる"。発信者のもとでの文章作成作業から、受信者側での処理(読み込み作業)に至るまで、そういうことになる。この点は、ビジネス、プライベート事の両極に共通しているのかもしれない。

 で、その "手間がかかる" という内実に踏み込むと、ひょっとしたら "手間" というよりも "思考作業" が厭われている気配が無きにしも非ずか? "文章" の作成と読み込みとは、"思考作業" そのものだと考えられるからだ。
 ビジネス場面での、<論点や質問がいくつも込められた、考え抜かれた入念な電子メール>(【記事 1】)というくだりにはそれが書かれているはずであろう。
 この辺に配慮すると、"生産性の向上" を目論んでいながら、経営に不可欠な "思考力" を軽視することにつながりはしないかと気になったりする。

 また、若い世代の "コンテンツ媒介"(感情の共有!)のコミュニケーション場面では、確かに "SNS" が "同好の仲間" で構成されることが一般的なので、煩わしい "文章=思考" のプロセスは割愛可能となるはずだ。
 しかし、もちろん、世界は "同好の仲間" ばかりで構成されているわけではない。価値観、感性が "異質" な他者たちと切り結ぶ場面は避けても避けられない。その時、それがすべてではないが、"文章=思考" のプロセスをも必要とすることが十分に考えられる。こうした懸念が次の部分にも表現されている。
<しかし、真の疑問は、こうしたティーンエージャーが就職して、電子メール中心の職場環境に入った時に、オンライン・コミュニケーションの姿がどのように変わるのかということだ。>(【記事 2】)

 電子メールの "人気や処遇(?)" に、こうしたことまでこだわることはないのかもしれない。が、まるで "ババ抜き" の "ババ" のような "偶発性" として見られているかもしれない "炎上" 事件なども、"文章=思考" プロセスが軽視された結果だと読めないこともない......。
 ついでに書き添えておくと、電子メールの "ステイタス低下" 傾向が、"電子書籍" においても訪れないとは決して言い切れない点である......

 "ソーシャルメディア" としての "YouTube" の活用についてはもっと関心を向けたいものだと意を強めている。
 とにかく "YouTube" の人気は、"ソーシャルメディア" の中でも群を抜いている。観る閲覧者側も、アップロードする側も共に桁外れのようだ。
YouTubeは世界で2番目の検索エンジン 毎秒、24時間分のビデオがYouTubeにアップされている>(下記「ソーシャルメディア革命3【日本語字幕版】Social Media Revolution3」)

 もちろん、ただ "動画(ビデオ)" であればいいというものではなく、閲覧者側の心に共鳴するものでなくては "スルー(埋没)" することは必定であろう。何しろ<毎秒、24時間分>のアップ量があるのだから......。
 動画メディアの性格から言えば、やはり "感情" に訴えかける点がポイントとなりそうな気配である。良し悪しの評価以前に、それが実態のようである。
 以前にも、次のような "感情の共有" に関する記事を書いたことがある。つまり、"ソーシャルメディア" での一つ必須条件である "共有 = 結びつき" は、"感情の共有" という側面に負うところ大! という話題であった。

< 人気動画が拡散する理由......それらが身体を興奮させ、さまざまな生理学的変化を引き起こすこと(「覚醒的な興奮状態」)に原因がある......このような興奮状態にある人は、情報を共有しようとする傾向が格段に高まること......事実を共有したいというより、感情を共有したいのだ......人々はしばしば、強い感情を他者と共有することで、結びつきや連帯感を深めるということ...... ><人気動画が拡散する理由>人々は事実の共有より感情を共有(連帯感)したがる?!( 当誌 2011.08.27 )

 "情報発信" がイージーとなったネット環境では、それに伴う "代償(対価)" とでも言うべき "リスク" を引き受けなければならないのが現実。"リスク" とは "情報流出" のことであり、それ無しで利便性のメリットのみを享受することは難しい。残念ながら、それがシビァな現実かと思われる。
 この点は、操作がイージーなスマホの普及や、"実名制" の "SNS" の人気などによってなおのこと深まっているようである。
 こうした "リスク" と無縁であろうとすればネットの利用それ自体を控えることしかなさそうだが、実情を直視して防御姿勢に努めるならば、"リスク" を最小限にとどめることが可能なはずだ。

 そんな折、下記のような書き出しで始まる興味深く、かつ "タメになりそう" なサイト記事を目にした。

―――― <ある日突然、ネット上で"注目"され、氏名や住所、職場などの個人情報を暴かれる――。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やブログ、オンラインストレージ、メールなど、様々なネットツールを使いこなす個人が増えている。これに伴い、個人からの情報流出も目立つようになった。特に気をつけたいのは、SNSやブログへの不適切な書き込み。一つひとつの書き込みでは個人を特定できなくても、多数の書き込みが短時間で集められれば、当人の名前や住所などが明らかになり、さらにその友人まで個人情報をさらされる恐れがある。......(日経パソコン 勝村幸博)><注目されたら一瞬 SNS経由でさらされる「個人」 危険な情報流出の実態(3)/日本経済新聞 - 特集:危険な情報流出の実態/2011.24.>

 この間、"ソーシャルメディア"の"威力!" とも言うべき展開に、まさに視線が釘付けとされてきた。また、その "威力!" が発揮される場であるならば、"ジャンルの違い" はさほど問題でないという気もしてきた。
 だから、"電子書籍" をめぐる "ソーシャルメディア" にせよ、マーケティング・ジャンル、さらには "アラブの春" から "ウォール街占拠デモ" に至る政治的ジャンルまで視野に入れておこうという意識が働いていた。
 恐らく、"ソーシャルメディア" についてのこうした "ジャンル横断的" な関心の向け方に問題はないだろうと今でも考えている。それというのも、人間のコミュニケーション( "ネットワーク"、"つながり" )にとっては、便宜的とさえ思われるジャンルという仕分けなぞは低い壁なのであり、これを超えて共通するものが多々あると直感しているからかもしれない。
 それよりも、もし、"ジャンルの違い" ではないものを想定するとするならば、それは何だろうか? 現在、人間のコミュニケーションのあり方に多大な影響を及ぼしているものとは何か? こちらの方がはるかに重要な問いのはずだと。
 そんな問題意識が、"ソーシャルメディア"の"威力!" へと目を向けさせてきたのだろう、と振り返ったりしている。

 こうした思いを抱いていたところ、まさにその意を強めさせるようなサイト記事に巡り合った。
 "ウォール街占拠デモ" と、マーケティング・ジャンル での事象だというべき "スタートアップ企業"(創業したばかりのベンチャー企業のこと)とをいわば "ジャンル横断的" に考察した下記引用のブログ記事である。
 "ソーシャルメディア" を介して活性的に展開する両者に、通底する類似点、共通項を見出そうとする踏み込んだ視点には、まさに共感を覚えざるを得なかった。ジャンルが異なるのだから一緒にすることにはムリがある......、と事なかれ的に考えずに、こうした視点を持ち込むことによってこそ "すべての真相" が見えてくる、つまり、"ウォール街占拠デモ" の真相であり、マーケティング・ジャンル での事象での真相、そして "ソーシャルメディア" の "威力!" に関する真相が解きほぐされてくるはず、と意を強めたわけなのである。
 下記叙述の中では、特に<【1】敢えて目標(ビジネスモデル)を明確にしないことでユーザーベースを拡げることに成功>という解釈は、"ウォール街占拠デモ" の "アキレス腱" とも評されてきただけに、目を見張るものがあった。

 企業の "ソーシャルメディア" 対応で、"炎上" 騒動などを引き起こしてしまう担当者、マーケターには、何か共通した難点がありそうであるという話を進めている。昨日の分の≪続≫という位置づけとなる。
 昨日と同様、<武田隆 (著)『ソーシャルメディア進化論』ダイヤモンド社 2011.07.29>をレビューするかたちで進める。
 ◆参照 ソーシャルメディア"炎上"原因の"見える人"と"見えない人"/"スモールワールド"! ( 当誌 2011.11.07 )

 昨日は、"ソーシャルメディア(SNS)" への企業サイドからの対応の成否は、以下の点に掛かっていると結んだ。
元々、人と人との "つながり" の現象を "質的に理解する" ということは、体験的 "実感" が理屈に勝るものと思われる。この点は、インターネット上のネットワークでの人と人との "つながり" においても変化したとは考えにくい。
 冒頭で触れた "ソーシャルメディア" での "炎上" 問題発生に対する警戒にしても、小手先でのテクニック習熟よりも、人と人との "つながり" の現象を "質的に理解する" というこまめな体験的 "実感" の、その蓄積こそが王道なのだと了解されそうである。
>( 当誌 2011.11.07 )
 前掲書では、これを "ネットワーク" 概念のひとつである "スモールワールド" という視点で補いつつ、<スモールワールドに「住む人」と「住めない人」の違い>、それが "ソーシャルメディア" の本質が<見える人と見えない人>との違いとなって表れる、と述べられていたはずだ。

 これらを、より単刀直入に言い換えればどうなるのか? 企業での実践的指針としては、むしろそうしたものこそが探られているのかもしれない。そこで、結論的に端的に言うと、次のようになりそうである。もちろん、昨日述べた事柄を前提にしての話だ。

ソーシャルメディアで失敗する人、スモールワールドに住むことができず、ネットワークの影響が「見えない人」の世界観は、「つながりを軽視する」という態度に集約できる>(下記引用部分より)

 そして、「つながりを軽視する」という態度とは、<消費者を受動的で操作可能な存在としてとらえる消費者観>そのものであり、<個人を大衆としてひとくくりにして、単発的な一方向の施策で、それを戦略的にコントロールしようとする>態度だとされる。
 この克服は、一見何でもないことのようにも思えるが、実は、かなり "難易度" が高いハードルだと考えるべきなのである。
 それというのも、こうした<消費者観>や<戦略的コントロール>方法は、つい最近までマーケティング領域で金科玉条とされていた<20世紀のマーケティングのあり方>だったからなのである。

 つまり、より画期的な意識改革とトレーニングを進めない限り、"従来型マーケター" の多くは、消費者との「つながりを軽視する」という態度を打破できないと推測される。
 付け加えて言うならば、しかも、こうした "ソーシャルメディア" 対応というものは、一度、頭で認識すれば事足れりというものではなかろう。ルールを設ければ済むわけでもないはずぶある。
 "ソーシャルメディア" 対応の現場では、ビミョーな案件が溢れ、かつスピード感が要求されるものばかり......。したがって、まるでスポーツプレーのような迅速な振舞いと判断力が要求されるはずだ。とすれば、すべての対応スキルは "付け焼刃" では済まず "板に付いた" ものでなければならない......。

 
ソーシャルメディア
進化論

武田 隆 (著)
 "ソーシャルメディア" という人と人との "つながり" がクローズアップされたネットワーク・メディアを理解しようとする時、どうしても避けられないテーマとして、"つながり = ネットワーク" というもの自体の "不思議な現象・構造" という面がありそうである。

 ところで、現代社会のように<「ここがダメなら、あそこ」「あそこがダメなら、こっち」というふうに、人間関係に関していつでも代替可能性を考えられる>、そんな<流動性>( 宮台真司 著『 日本の難点 』幻冬舎新書 2009.04.15 )の激しい社会で生きていると、人と人との "思わぬつながり具合" に無頓着となりがちであろう。
 たしかに、こうした風潮が支配的であることは否めない。しかし、現在、日常生活で繰り広げられている人間関係、人と人とのつながりは "過剰な流動性" の中でホントに "無きに等しいもの" となっているのであろうか......。支配的な風潮とは、ひょっとしたら現代環境が仕掛けていそうな、人と人との "つながり" における "ワナ!" による産物なのだと振り返ってみることも、あながち無意味ではなさそうな気がする。

 人と人との "つながり" 現象は、たとえ当事者が目先の関心事で意識に上らせることがなくとも、意外と "粛々と" 浸透していたりして、<「世間は狭いね!」>という結果に遭遇させられることもまた事実としてありそうだからだ。今日の関心事は、この周辺の事実に関わることになる。
 話題の核心に迫るためには、多少極端な典型的事例の方が分かり易い。そこで、"ソーシャルメディア" の事例で否応なく関心が高い "炎上" 問題に目を向けることになる。

 "ソーシャルメディア" ジャンルに造詣が深い 武田隆 氏 はその最新著書( 武田隆 (著)『ソーシャルメディア進化論』ダイヤモンド社 2011.07.29 )において、実に興味深い叙述をしている。話はこうだ......。
 "ソーシャルメディア" ジャンルでも、このジャンルでひと際<相性のよいテーマ>である<「子育てコミュニティ」>に、<何かしらの「口コミサービス」を利用したと思われる>企業サイドからの "宣伝" 主旨のエントリーが "乱入(?)" したのである。もちろん、"炎上" もどきの事態が生まれる......。

 "ソーシャルメディア" とは、ユーザーが情報を発信し、形成されていくメディアのジャンルの、その総称のことであり、そこで培われる "ユーザー同士のつながり" のあり様に特徴が見出されるところから今大いに注目されているわけだ。
 その特徴としては、"友達関係" が代表的であり、その関係のあり様によっては "コミュニティ" 的性格が強いものもあるとされる。そこから、"口コミ" としてのコミュニケーションの影響力、伝播力が強いことも認識され、マーケティング領域においても大きな関心事となっている。

 ただ、一概に "ソーシャルメディア" と括られるものの中には、いろいろなメディアがあり、それぞれが異なった展開をしているのも事実だ。
 今回注目してみる "ソーシャルメディア" は、"mixi、facebook" と同じ種類の "SNS[ social networking service ](交流サイト)" の一つであり、つい最近 "日本上陸" となった "Linkedin(リンクトイン)" である。
 あえて注目してみる理由は、これまでの "SNS" とはやや性格が異なっており、"ビジネス向け・職業人向け" に特化して位置付けられているからだ。"ソーシャルメディア" 全体の理解のためには、こうした異質な性格のメディアをも視野にいれておくことが必要だと思ったわけである。
 その概要は、以下のニュース記事からも窺い知ることができる。

―――― < ビジネス向け交流サイト(SNS)大手の米リンクトイン(カリフォルニア州)は20日、日本語版サービスを開設し日本市場に本格参入したと発表した。......リンクトインは無料が原則で、仕事上の人脈づくりに特化したSNS。会員登録時に職歴や学歴、資格のほか著書や出願した特許などを細かくプロフィルに公開する。名刺代わりに仕事上のつながりがある人を「知人」として登録できる。  知人を通じて「知人の知人」を紹介してもらい人脈を広げられる点が欧米で人気になっている。企業が採用に役立てるほか個人が事業上のパートナーを探して連絡を取るなどの用途を想定している。......>米SNS大手リンクトイン日本参入 ビジネス需要に的 /日本経済新聞/2011.10.20

 "仕事上の人脈づくりに特化した" という点、"人材採用" や "業務上の提携" などといった "ビジネス・ニーズ"が焦点化されている点(いわば "B to B" !)、そこが興味深いところであるに違いない。
 こうなってくると、"ソーシャルメディア" で注目すべき点は、その基本的性格における "コミュニティ" 性だけではなく、機能面での "ネットワーク" の "効果的拡大拡充" という重要な側面も外すことができないことが認識させられる。

 この辺の事情を考察するに当たっては、下記のサイト記事は大いに参考となった。

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