PDF の最近のブログ記事

 "電子教科書" 制作ツールとの触れ込みの、米Apple 提供の "iBooks Author" の使い勝手は上々である。
 何も、"iBooks Author" は、"電子教科書" 制作に限ったツールではない。むしろ、読者への少なからぬ支援を必要とする "教科書" でさえ作れるのだという意味で受けとめている。
 そして、自分はと言えば、使い勝手の感触がスマートで気に入っているため、自分本位に活用用途を広げようとしている。自作小説の二点目(『かもめたちの行方』)をも、"iBooks Author" で編集してみたり......。
 とにかく、"WYSIWYG"( "What You See Is What You Get"、「見たものが、手に入るもの」)方式が徹底されているので、制作プロセスでストレスを感じることが少ない。
 確かに、制作者の詳細な意向を叶えるため、細々としたルールがあるにはある。だが、それらも "ナルホド" と呑み込むならば、却って、気が効いているという感触さえ生まれる。

 さて、"iBooks Author" は、"出力=書き出し" ファイルとしては、"ePub" とは幾分異なる独特なフォーマットである "~.iBooks"(拡張子が .iBooks )がもちろんメインとなる。
 ただ、これ以外にも "~.pdf" ファイルを書き出すところが面白い。(加えて、"~.txt" ファイルもあるがこれは余り意味が見いだせない。)ちなみに、"iBooks Author" では、"~.pdf" ファイルを "読み込み" ファイルとして扱うことも可能。
 そこで、この「"~.pdf" ファイル書き出し」の "意味" に関心を向けてみた。


















FeBe


 "iTunes" に関するエラーに目を向けていると、自然に関心が向く先は、"iTunes" を使わずに何か別のソフトで、PCと "iPhone/iPod touch"(+"iPad" )との間でファイル送受信、同期ができないものかという願望だ。自分の場合、特に望むのは、"電子書籍( ePub,PDF )" に関してである。
 "iTunes" が何らかのトラブルで使えなくなった場合などを想定すると、そんな思いが浮かんできたりする。

 その際に先ず想起されるのは、"フリーソフト i-FunBox" であろうか。

◆ 参照 <フリーソフト "iPhone/iPod touchビューワー i-FunBox" ダウンロードサイト>

 また、"フリーソフト CopyTrans Manager" も候補に挙げることができそうだ。

◆ 参照 <フリーソフト CopyTrans Manager ダウンロード>


 先ず、"フリーソフト i-FunBox" についてである。
 これについては、比較的以前から着目しており、ある程度は使ってもきた。

◆ 参照 "iPad/iPod"に"同期"(転送)したファイルを,PCの所定フォルダに"転送"する方法( 当誌 2011.03.11 )
◆ 参照 "iPhone"などでの"PDF、TEXT"文書対処法まとめ/SkyBook向け転送ソフト"i-FunBox"( 当誌 2010.08.01 )

 だが、今回、「"iTunes" を使わずに」という観点に立って改めて使ってみると、多々メリットはあるものの、肝心のニーズについては "難しい" という感触を得た。
 つまり、PC上の "電子書籍( ePub,PDF )" を "iPhone/iPod touch" の "iBooks 本棚" へと送り込むというニーズに関しての話では困難だということ。
 音楽・ビデオ・画像については転送可能であり、また、"電子書籍( ePub,PDF )" に関しても、"iPhone/iPod touch" からPC側へとダウンロードすることについては、上記のエントリー( 当誌 2011.03.11 )でも書いたとおり可能なのである。
 ところが、この逆方向のアップロードについては、一応、"i-FunBox" のウインドウ上のスペースに書き込まれはするものの、それまでなのである。"iPhone/iPod touch" 側に反映させることができない......。ここがニーズの焦点であったのだが......。


 次に、"フリーソフト CopyTrans Manager" についてである。
 ダウンロードサイトには以下のような謳い文句が並んでいる。

―――― <iTunesの起動・操作に疲れていませんか?
やりたい事に対して難しすぎ・遅すぎると感じていませんか?
iTunes以外の速くて軽く、そして無料のiPodやiPhone管理ソフトをお探しですか? CopyTrans ManagerはiPhoneまたはiPodの音楽・ビデオを完全に管理する無料ソフトです!音楽プレーヤー内蔵でiPod内の音楽をプレビュー・音楽やビデオをPCからiPhoneやiPodに転送・音楽のタグやアートワークの編集・管理 iPhoneプレイリストの作成・編集・削除...他にもiPodの音楽を直接PCで聴くことが簡単にできるようになりました!
iPodを管理、iPhoneをiTunesなしで。これが今、現実になりました! >(CopyTrans Manager サイト)


 期待を誘う文言のため期待を寄せて使ってみたのだが、"音楽・ビデオ" に関してはともかくとして、"電子書籍( ePub,PDF )" に関しては、まるで "対象外!" といった感触に終わった。
 確かに、接続した "iPod touch" (iPad も同様のはず)の "内部ファイル構成" は、実に詳細かつ正確に表示され、この辺は、"i-FunBox" に勝るようだ。
 しかし、転送操作ボタンらしき<iPodにトラックを追加>というボタン操作で、PC上の "電子書籍( ePub,PDF )" を指定しても、まさに "門前払い!" のような扱いがなされてしまった......
 この "CopyTrans" パッケージには、この "Manager" ソフト以外に、数本のシェアウェア・ソフトが含まれていて、"音楽・ビデオ" に傾注している方には役立つはずである。

 と言うようなわけで、PC上の "電子書籍( ePub,PDF )" を "iPad/iPod touch" に転送したいというニーズを持つ自分としては "残念賞" という結果であった...... (2011.07.31)

 "自炊 PDF" 作成をする場合、一応出来上がった "PDF" を開いてみて思うことは一つであろう。「このページの "黄ばみ" や "落書き、損傷" 跡を何とか "修復" できないものか......」ということになりそうである。
 大体が、"自炊 PDF" 作成をしようとする書籍は、古い書籍の場合が多いはず。当然、"使用感" のある汚れや "黄ばみ" 、"落書き、損傷" があったりするものだ。
 そこで、長く愛読したい書籍であれば、できる限り修復したいわけであり、あれこれと思案することとなる。

 以前にも、こうした場合の "対処法" については書いたことがある。ただ、その時は、"Adobe Acrobat" に加えて、"Adobe Photoshop" をツールとして活用した。その概要は、以下の二通りであった。 "最も簡単な方法" は次のようになる。
 なお、今回は後で述べるように、"Adobe Photoshop" は使わずに一般的な "フォトレタッチ・ソフト" で済ませる方法なのである。

 つい先日、有難くも当ブログを長くご愛読いただいている読者の方/K.G.さんから、問合せメールをいただいた。
 礼儀正しく、ご丁寧な方だったので、何とかお役に立ちたいと思った。が、そのご希望に沿えないのが残念である。今のところ、"達成不可能!" なニーズであったからだ。
 その問合せは、以下のような主旨のものであった。
 
<自炊PDFから文字起こしをすることに関心があり、昨年このサイトにたどり着きました。おかげさまでOCRを利用し透明テキストを何とか埋め込むことができましたが、ipod等で電子書籍リーダーの「選択部分を辞書で調べる」といった機能が使えず困っております。......>

 "紙の書籍" がデジタル・データ化されていさえすれば、"電子書籍" だと言って憚(はばか)らない誤った風潮は改められるべきかと思う。
 "紙の書籍" を、オートフィーダー付高速スキャナーでデジタル化して、"PDF ファイル" を瞬時に作成する方法のメリットは十分に評価できる。実に興味深い方法であり、"自炊" と呼ばれるこの方法には自分も随分と親しんでいる。
 ただ、この方法によってもたらされる成果については、もっと正確に認識されるべきであろう。結論から言えば、この成果は "電子書籍" への "前提作り" であるに過ぎず、決して額面通りの "電子書籍" にはなっていない! という点なのである。

 "ePub 電子書籍" に "PDF" ファイルや "audio" を埋め込むことができることはよく知られている。
 ただし、"ePub エディター" の"Sigil" を使うと、"PDF" ファイルを埋め込むことができても、"HTML 5" 水準での "audio" を埋め込むことはできない。
 この辺の事情と対策については、下記のエントリーを参照してください。

 ◆ 参照 "ePub変換"における"PDF"と"audio"の同時搭載手順/"Sigil"と"手作業"でOKか?( 当誌 2011.03.07 )

 ところで、かねてより "iPad 用" で "ウェブサイト" を丸ごと "ePub 化" する作業をしていることについては何度も書いて来た。既に出来上がっているので、ダウンロード可能なかたちで公開しようとしているが、機を逃す格好となって来た。( "10 MB" を超える大きなサイズとなってしまったことなども原因となっている......)
 そこで、その "ePub 電子書籍" の実際を、とりあえず実写真で披露しておこうかと思う。

 これまでに、"iPad" 向けの "Web ページ ePub変換" のあれこれについて、いろいろな視点からレポートしてきた。
 そうした経過の中で、"PDF" ファイルを搭載した "Web ページ" の場合はどうすればよいか、また "audio" を搭載する場合はどうすればいいか、についても書いてきた。
 結論的に言えば、"PDF" ファイルを搭載した "Web ページ" の場合は、"Sigil" を使えば簡単に達成できる。また、 "audio/video" を搭載する場合は、"eCub" を使うと比較的簡単に望みが叶う。
 "Sigil" か "eCub" かの一つの "ツール・ソフト" で済まないかと考えてしまいそうだが、どうもムリではないかと考えていた。
 と言うのも、"Sigil" は "PDF" ファイルの扱いに対応しているものの、"iPad" が対応する "HTML 5" 水準の "audio/video" の扱いには未対応であり、また、"eCub" の方は、 "HTML 5" 水準の "audio/video" の扱いは無難に対応するものの、"PDF" ファイルの扱いには対応していないようだからなのである。
 この辺の実際については、以下のブログ記事を参照していただきたい。

 具体的な "Webページ" を、"iPad" 向けに "ePub 編集・変換" するという作業をやって気付くことはいろいろとある。昨日もそんなことを書いたが、今日は "PDFファイル" が実にスマートに "ePub 電子書籍" に組み込めることを "再度" 強調したいと思う。
 このテーマについては以下のブログで既にレポートしている。

<"Web ページ" に "PDFファイル" を格納するケースは決してめずらしくはない。それは、"PDFファイル" がいわば "コンポーネント" として重宝だからなのであろう。
 となると、"Web ページ" の "ePub 電子書籍" 化に当たっても、"PDFファイル" がそのまま使えるのが好ましい、ということになる。このニーズに "iPad"、"iBooks" が応えていたのにはナルホドなぁ、と思えた。>(<自作"ePub電子書籍"内に"PDFファイル"を格納!/縦 slide方式で順調に閲覧可能!(当日誌 2011.01.16)>

 現在、"Sigil" を使って "ePub 電子書籍" 化を進めている自作 "Web ページ" には、たまたま "PDF ファイル" が多数含まれている。"リンク" 付けをして、クリックすれば、"Acrobat" などの "PDF リーダー" が開いて表示することになっているのである。
 これらの "PDF ファイル" まで "ePub 変換" するのは煩わしいものだとやや懸念していた。
 そこで、密かな期待感を持って、同一の "ePub 電子書籍" ファイルにそのまま組み込んでみた。
 "Sigil" に備えられた "フォルダ" には、<Text>,<Style>,<Images>,<Fonts>のほかに、<Misc>という "フォルダ" がある。"Misc" とは、"miscellaneous" の略で、「種々雑多な、いろいろの、多方面にわたる、その他、雑」の意味だ。
 この辺りの "フォルダ" に "PDF ファイル" を置いておけば、ことによったら表示するのかもしれない......、という直観だったのである。

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