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"近赤外線"という光使い、副作用が少ないがん治療、国内で治験!がんセンター東病院

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 患部に "近赤外線" を当てることを契機にして、がん細胞に攻撃を加えるという "がん光免疫療法" については、すでに、その研究初期段階から注目されてきた。

 ◆ 参照 当誌過去の "がん光免疫療法" 関連記事

  <......がん細胞表面のたんぱく質に結びつく「抗体」に、近赤外光によって反応を起こす化学物質を付着させ、患者に注射患部に近赤外光を当てると化学物質が反応し、がん細胞の細胞膜を傷つけて死滅させる。......> ( "近赤外線"を使ってがんを治療する「がん光免疫療法」の国内初の治験(臨床試験)!/当誌 2018.01.14


 今回注目する下記引用サイト記事光使いがん治療、国内で治験 がんセンター東病院/日本経済新聞新聞/2018.03.14 - 09:40 は、  <近赤外線という光を使ってがんを治療する「がん光免疫療法」の国内初の臨床試験(治験)が、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)で14日までに始まった米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆・主任研究員らが開発した手法で、米バイオベンチャーが実施頭や首のがん患者数人を対象に安全性を確認し、数年以内の承認を目指す> と報じている。

 <......小林さんは「日本での治験を予想以上に早く始めることになった。副作用が少なく高い有効性を期待できる」と話している。  治療は、がん細胞の表面に多いタンパク質にくっつく抗体と、近赤外線に反応する物質をつなげ、薬剤として利用この薬剤を患者に注射し、翌日にがんの部分に光を当てると、がん細胞にくっついた薬剤に化学反応が起きて、がん細胞が破裂するという。  さらに、破裂したがん細胞の成分に体の免疫機構が反応するため、光を当てた部位から離れた場所に転移したがんにも効果が期待できる。  近赤外線は無害で安全性が高い体の表面から離れた深い場所にあるがんにも、注射針に直径1~2ミリの光ファイバーを通して光を当てられる。  治験の対象は、頭や首のがんが再発し、標準的な治療でも効果がない患者これまでの米国の治験では、治療を受けた15人中14人はがんが小さくなり、うち1人ではがんが消えたと報告されている。中には長期間、治療効果が続いている人もいるという。 〔共同〕> とある。

 光使いがん治療、国内で治験 がんセンター東病院/日本経済新聞新聞/2018.03.14 - 09:40

 近赤外線という光を使ってがんを治療する「がん光免疫療法」の国内初の臨床試験(治験)が、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)で14日までに始まった米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆・主任研究員らが開発した手法で、米バイオベンチャーが実施頭や首のがん患者数人を対象に安全性を確認し、数年以内の承認を目指す

 小林さんは「日本での治験を予想以上に早く始めることになった。副作用が少なく高い有効性を期待できる」と話している。

 治療は、がん細胞の表面に多いタンパク質にくっつく抗体と、近赤外線に反応する物質をつなげ、薬剤として利用この薬剤を患者に注射し、翌日にがんの部分に光を当てると、がん細胞にくっついた薬剤に化学反応が起きて、がん細胞が破裂するという。

 さらに、破裂したがん細胞の成分に体の免疫機構が反応するため、光を当てた部位から離れた場所に転移したがんにも効果が期待できる

 近赤外線は無害で安全性が高い体の表面から離れた深い場所にあるがんにも、注射針に直径1~2ミリの光ファイバーを通して光を当てられる。

 治験の対象は、頭や首のがんが再発し、標準的な治療でも効果がない患者これまでの米国の治験では、治療を受けた15人中14人はがんが小さくなり、うち1人ではがんが消えたと報告されている。中には長期間、治療効果が続いている人もいるという。 〔共同〕

光使いがん治療、国内で治験 がんセンター東病院/日本経済新聞新聞/2018.03.14 - 09:40

 近年のがん治療は、如何に正常細胞への副作用を最小限に止め、がん細胞に限定した攻撃力を高めるのか、に注力されている。 その点では、上記記事でのアプローチは、要請された条件を見事に満たしている。 <治療は、がん細胞の表面に多いタンパク質にくっつく抗体と、近赤外線に反応する物質をつなげ、薬剤として利用この薬剤を患者に注射し、翌日にがんの部分に光を当てると、がん細胞にくっついた薬剤に化学反応が起きて、がん細胞が破裂するという。  さらに、破裂したがん細胞の成分に体の免疫機構が反応するため、光を当てた部位から離れた場所に転移したがんにも効果が期待できる> と...... (2018.03.14)

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