見つけにくい膵臓(すいぞう)がんや腎臓がん 血液や尿で早期発見、進む技術開発!
AdhocBlog » » 見つけにくい膵臓(すいぞう)がんや腎臓がん 血液や尿で早期発見、進む技術開発!
今回注目する下記引用サイト記事 : 見つけにくいがん 血液や尿で早期発見、進む技術開発/日本経済新聞/2019.01.06 - 06:30 は、 <早期発見が難しい膵臓(すいぞう)がんや腎臓がんを血液や尿で調べる技術開発が相次ぐ。千葉県がんセンターは尿から膵臓がんの目印を見つける技術を開発。大阪大学は血液中の4種類の物質をもとに、85%の精度で患者を見分ける手法を作った。がん研究会などは腎臓がんの検査の目印を見つけた。それぞれ健康診断などの簡易検査で実用化できれば、早期治療や生存率向上につながる> と報じている。
<......膵臓がんは発見しにくく、6割以上の5年生存率を見込める「ステージ1」などの早期に見つかる患者は1割という報告がある。腎臓がんも血液検査での目印がなく、8割が別目的の検査で見つかっており、がんが大きくならないと自覚症状がない。 磁気共鳴画像装置(MRI)など高価な装置で調べる方法もあるが利用が限られ、安く簡便な検査法が求められている。 千葉県がんセンター外科の星野敢主任医長と石毛文隆医長は、がんから尿へ出るRNA(リボ核酸)の一種を目印に、膵臓がんを見つける技術を開発した。13人の患者と健康な30人を対象にした実験では、7割強の精度で患者を見分けることができた。 実用化には9割の精度が必要とみており、複数の目印を組み合わせるなどの改良をする。企業に働きかけて実用化を目指す。 大阪大学の土岐祐一郎教授と秋田裕史助教は、血液中の4種類の脂質から膵臓がんを調べる手法を開発した。116人の患者と138人の健康な人で試すと、患者を見分ける精度は85%だった。秋田助教は「精度は有望な水準にある。より多くの症例で確かめたい」と話す。 がん研究会の植田幸嗣プロジェクトリーダーと大阪大学は、がんが血液中へ出す微粒子に着目。その表面にある分子の「AZU1」を目印に、腎臓がんを見つける手法を作った。 初期のがんの患者でも半数以上を検出できた。東ソーが診断装置を作製しており、1~2年後の臨床試験(治験)を目指す。 血液や尿からがんを早期に見つける検査技術の開発には、島津製作所や日立製作所などの企業が積極的に取り組んでいる。だが乳がんや大腸がんなど、患者数が多いがんが中心だ。> とある。
見つけにくいがん 血液や尿で早期発見、進む技術開発/日本経済新聞/2019.01.06 - 06:30
早期発見が難しい膵臓(すいぞう)がんや腎臓がんを血液や尿で調べる技術開発が相次ぐ。千葉県がんセンターは尿から膵臓がんの目印を見つける技術を開発。大阪大学は血液中の4種類の物質をもとに、85%の精度で患者を見分ける手法を作った。がん研究会などは腎臓がんの検査の目印を見つけた。それぞれ健康診断などの簡易検査で実用化できれば、早期治療や生存率向上につながる。
膵臓がんは発見しにくく、6割以上の5年生存率を見込める「ステージ1」などの早期に見つかる患者は1割という報告がある。腎臓がんも血液検査での目印がなく、8割が別目的の検査で見つかっており、がんが大きくならないと自覚症状がない。
磁気共鳴画像装置(MRI)など高価な装置で調べる方法もあるが利用が限られ、安く簡便な検査法が求められている。
千葉県がんセンター外科の星野敢主任医長と石毛文隆医長は、がんから尿へ出るRNA(リボ核酸)の一種を目印に、膵臓がんを見つける技術を開発した。13人の患者と健康な30人を対象にした実験では、7割強の精度で患者を見分けることができた。
実用化には9割の精度が必要とみており、複数の目印を組み合わせるなどの改良をする。企業に働きかけて実用化を目指す。
大阪大学の土岐祐一郎教授と秋田裕史助教は、血液中の4種類の脂質から膵臓がんを調べる手法を開発した。116人の患者と138人の健康な人で試すと、患者を見分ける精度は85%だった。秋田助教は「精度は有望な水準にある。より多くの症例で確かめたい」と話す。
がん研究会の植田幸嗣プロジェクトリーダーと大阪大学は、がんが血液中へ出す微粒子に着目。その表面にある分子の「AZU1」を目印に、腎臓がんを見つける手法を作った。
初期のがんの患者でも半数以上を検出できた。東ソーが診断装置を作製しており、1~2年後の臨床試験(治験)を目指す。
血液や尿からがんを早期に見つける検査技術の開発には、島津製作所や日立製作所などの企業が積極的に取り組んでいる。だが乳がんや大腸がんなど、患者数が多いがんが中心だ。
<早期発見が難しい膵臓(すいぞう)がんや腎臓がんを血液や尿で調べる技術> は、<健康診断などの簡易検査で実用化できれば、早期治療や生存率向上につながる> と、大きな期待がかけられている...... (2019.01.08)