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腎臓病悪化原因の細胞(線維芽細胞)、一方で病気の初期には修復活動も! 京大チーム

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 今回注目する下記引用サイト記事腎臓病悪化の原因細胞、病気の初期には修復活動...京大チームが明らかに/yomiDr.ヨミドクター/2019.01.22 は、  <腎臓病を悪化させる「線維化」の原因細胞が、病気の初期には傷ついた腎臓を治している可能性があるとする研究成果を、京都大の柳田素子教授(腎臓内科学)らのチームが国際腎臓学会誌(電子版)に発表した> と報じている。

 <......慢性の腎臓病は、尿が通る尿細管が硬くなる線維化が進み、悪化する。腎臓の機能が落ちると人工透析が必要になり、腎臓の移植を受けることもある。チームは、線維化を起こす「線維芽細胞」の働きを人工的に調節できるマウスを使い、この細胞と尿細管にどんな関係があるかを調べた。  その結果、尿細管が傷ついて自力で修復する機能が落ちると線維芽細胞の働きが活発になり、線維化を起こす一方で、尿細管の増殖を促して修復することが分かった。新たな分子が作られてこの働きが起きる。腎臓病が軽いうちは、線維化の悪影響はあまり大きくない可能性があるという。柳田教授は「尿細管やこの分子を標的にした薬ができれば、新しい治療法になるかもしれない」と話す。   猪阪 善隆・大阪大教授(腎臓内科学)の話「腎臓病が軽い時は傷を治し、重くなる時は線維化を起こすという、線維芽細胞のメカニズムを明らかにした意義は大きい> とある。

 腎臓病悪化の原因細胞病気の初期には修復活動...京大チームが明らかに/yomiDr.ヨミドクター/2019.01.22

 腎臓病を悪化させる「線維化」の原因細胞が、病気の初期には傷ついた腎臓を治している可能性があるとする研究成果を、京都大の柳田素子教授(腎臓内科学)らのチームが国際腎臓学会誌(電子版)に発表した。

 慢性の腎臓病は、尿が通る尿細管が硬くなる線維化が進み、悪化する。腎臓の機能が落ちると人工透析が必要になり、腎臓の移植を受けることもある。チームは、線維化を起こす「線維芽細胞」の働きを人工的に調節できるマウスを使い、この細胞と尿細管にどんな関係があるかを調べた。

 その結果、尿細管が傷ついて自力で修復する機能が落ちると線維芽細胞の働きが活発になり、線維化を起こす一方で、尿細管の増殖を促して修復することが分かった。新たな分子が作られてこの働きが起きる。腎臓病が軽いうちは、線維化の悪影響はあまり大きくない可能性があるという。柳田教授は「尿細管やこの分子を標的にした薬ができれば、新しい治療法になるかもしれない」と話す。

  猪阪 善隆・大阪大教授(腎臓内科学)の話「腎臓病が軽い時は傷を治し、重くなる時は線維化を起こすという、線維芽細胞のメカニズムを明らかにした意義は大きい

腎臓病悪化の原因細胞、病気の初期には修復活動...京大チームが明らかに/yomiDr.ヨミドクター/2019.01.22

 腎臓病を悪化させる「線維化」の原因細胞> については、従来、一面的に認識されていた。 だが、"線維芽細胞" の働きには、<一方で、尿細管の増殖を促して修復することが分かった> とあり、<柳田教授は「尿細管やこの分子を標的にした薬ができれば、新しい治療法になるかもしれない」> と話しているという...... (2019.01.24)

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