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"HTMLエディタ"としての"Aptana Studio"日本語活用環境作りまでの具体的手順! ......
先日、"電子書籍" の制作・編集にとって、そのエディタとしては "Aptana" がお勧めだと書いた。
◆参照 電子書籍制作用"HTMLエディタ"は,"Aptana"(free,Dreamweaver水準,HTML5対応)か! ( 当誌 2011.11.16 )
お薦めの理由としては、① "フリーソフト" であること、② "Dreamweaver水準" の高機能であること、③ "HTML5 & CSS3" に対応していることなどがある。
ただ、一つ断っておかなければならなかったが、"電子書籍" の制作・編集と言っても、"Aptana" 単独で "電子書籍" 向けフォーマット( "ePub" など)が生成されるわけではない。
あくまでも、<"電子書籍" 制作の基本作業= "HTML & CSS" の編集(エディティング)>を行うための "エディタ" だということである。ここで編集された "HTML" コードと "CSS" コードとを、"ePub 変換 Editor" である "Sigil" などによって "ePub 化" しなければならない。
しかし、"ePub" の原点は "HTML & CSS" ベースなのであり、そのベースの良し悪しが "ePub" の品質に直結することになる。だからこそ、"電子書籍" 制作と言えども "HTMLエディタ" 選びにこだわるわけである。
そして、ちなみにここでもう一つ断っておくべき点、 "Aptana" と "Sigil" との関係について触れておく。というのは "Sigil" は、今後は分からないが現時点では、"XHTML" 対応の "ePub 変換 Editor" であって "HTML5 & CSS3" には未対応だという点である。
したがって、もし "Aptana" を "HTML5 & CSS3" 対応というメリットだけで使おうとする場合、その結果を "Sigil" に読み込ませて "ePub 化" しようとしても "不可" だということになる。"HTML5 & CSS3" 部分は "消去" されて "無視" されるはずである。
どうしても "HTML5 & CSS3" からの "ePub 化" を目指す場合には、"手作業" をする以外になさそうである。
◆参照 "Sigil"が未対応の"HTML5"水準での"audio/video埋め込み"は,"手作業" 処理可能!( adhocblog 2011.03.08 )
以上を断った上で、今回は、1."v3.06" ダウンロード&インストール、2.「日本語化」、3."Dreamweaver" ライクの表示設定などの具体的手順を取りまとめておきたい。
1."v3.06" ダウンロード&インストール
先ず、次のダウンロードサイトからダウンロードする。
◆ Download Aptana Studio 3.0.6
なお、"Aptana" は単体で利用できるスタンドアロン版(Standalone Version)の他に、既にEclipseで開発を行っているユーザには、Eclipseプラグイン(Eclipse Plug-in Version)としてのAptanaの2種類が提供されている。
ここでは、導入が簡単なスタンドアロン版について説明する。
次に、ダウンロードしたセットアップ・ファイル "Aptana_Studio_3_Setup_3.0.6.exe" をクリックしてインストールを開始する。
なお、インストール先フォルダを、後の "日本語化" 作業のために確認しておくとよい。ちなみに以下のようになろうか。
※インストール先:C:\Program Files\Appcelerator\Aptana Studio 3\AptanaStudio3
2.「日本語化」作業(※ やや手間がかかる!)
引き続き、"Aptana" 本体の "日本語化" 作業を行う。("Aptana" 本体は、無事にインストールが完了したことを前提にします。)
① 次のダウンロードサイトから、Pleiades (Eclipse プラグイン日本語化プラグイン) をダウンロードする。
◆ Pleiades - Eclipse プラグイン日本語化プラグイン
※ "Pleiades 本体(安定版 1.3.3)" をダウンロードする。
② "ダウンロードしたPleiades" を任意のフォルダに解凍し、「features」と「plugins」フォルダ内にある「jp.sourceforge.mergedoc.pleiades」というフォルダだけを、それぞれ "Aptana Studioのインストール先" の対応する「features」、「plugins」フォルダにコピーする。
(1) 解凍フォルダ内にある「features」内の「jp.sourceforge.mergedoc.pleiades」を "Aptana Studioのインストール先" フォルダにある「features」フォルダ内へとコピー!
(2) 解凍フォルダ内にある「plugins」内の「jp.sourceforge.mergedoc.pleiades」を "Aptana Studioのインストール先" フォルダにある「plugins」フォルダ内へとコピー!
③ "Aptana Studioのインストール先" フォルダ内にある "Aptana Studio.ini" をテキストエディタで開き、最後の行に以下の一行を追加して保存する。
「-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar=default.splash」
④ これで、"Aptana Studio" を起動し、メニューバーなどが日本語表示になっていれば成功!
3."Dreamweaver" ライクの表示設定
これは、エディタの表示スタイル(前景、背景、選択......の "色" など)を設定するもので、あくまで人それぞれの "使い勝手" の問題なので好きにして良いわけですが、過去 "Dreamweaver" に親しんできた者としては、"Dreamweaver" ライクにしたかったわけ。
また、個別にいろいろと設定すると、正直言って "切りがない" こともあってのことです。
【 手 順 】
(1) <メニューバー>から<ウィンドウ>をクリック。
(2) 同最下段にある<設定>をクリック。<設定>のウィザード画面が開く。
(3) 同画面左側の樹形型リストから、<Aptana Studio>をクリック。
(4) 同リストから<エディター>をクリック。
(5) 画面右側に<テーマ>設定のウィザードが表示。
(6) 同右側画面の左上にあるドロップダウン・リストから、<Dreamweaver>をクリック。
これだけのことで、あたかも "Dreamweaver" を利用しているような "気分" になれる。いや、気分だけではなく、実機能においてもさまざまな "アシスト" 機能が備わっていて、嬉しく頼もしい限りである...... (2011.00.00)
2011年11月20日 yasuo hirose | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
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