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情報の価値は、タイムリーさに加えてその "包括性"!

 的確に "テーマ"を絞り込みつつ、その情報に過不足がない "包括性" を目指すのが「ブログ」の役割かと考えています。 文章が長ければ良いということでもなさそうですが、余りに短過ぎて尻切れトンボとなったのでは、ただただ読み手を困惑させるだけではないかと......。そんなことを留意しながら書いているつもりです。





セルフパブリッシング"インディー"の"Web販路確保"課題! "Kioskネット"!そして "セルフパブリッシングの街角書店"!

 
eBooks 街角書店(adhocrat)の書棚へ
 "電子書籍" や "デジタル音楽" を"インディー" として制作する者たちにとって、ボトルネックとなるのは、"Web 上でのその販路" であるに違いない。
 好きで制作しているのだから、"制作上での苦労" を厭うことはないはずだ。しかし、継続していくためには、スキルの向上は当然として、多少なりとも "売れる" ことが欠かせない。それは、"こころざしへの支持、支援" という何ものにも代えがたい勇気づけが与えられるからだ。

 確かに、エスタブリッシュなプラットホームに登録して、"露出度" を高めるという常套手段があるにはある。それで弾みがつけばそれはそれでいい。
 しかし、名もない "インディー" の作品は "露出度" をいくら高めても結果にさほどの差が出てこないというのが相場なのかもしれない。

 ちなみに、<大きな小売サイトでインディーのアーチストをプロモートして利益を上げることは不可能である>(下記引用サイト記事:個人経営の書店やレコード店の"味"と楽しさ-その復活を目指す新タイプeコマースreKiosk/TechCrunch/2012.08.25 )という事実が率直に指摘されている。

 同記事によれば、そんな事実を出発点として、"新しいネットワークのプラットホーム" が立ち上げられたのだという。

 ◆ 参照 "インディー"アーチストたちにとっては"Web販路の確保"が重要な課題!"Kioskネット"!( AdhocBlog 2012.08.28 )

 上記記事における "プラットホーム" は確かに興味深い。
 とくに、<「名物店主のいる人気個人商店」というものの復活とそのネットワーク化>という視点の有効性を疑う余地はなかろう。

 ただ、その "ネットワーク化" の形成方法に関しては、"一元的サイト" だけがすべてではなく、"インディー間ネット" や "店主間ネット" といった構成もありそうな気がしている......。

 そんなことで、そうしたものに遭遇する機会を待ちつつも、筆者なぞはひたすら "孤軍奮闘"(?) するばかりであり、"右上の「セルフパブリッシングの街角書店」" のような細々とした "露出量稼ぎ"(?)に勤しんでいる...... (2012.08.28

2012年8月28日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

電子書籍制作フリーランスが"自分のWebページ"で販売する方法をめぐる二、三の問題とそれへの対処法!

 "電子書籍"(ePub,PDF etc.)を "フリーランス(freelance)" スタイルで制作する者にとって、成果物の "販売(方法)" を度外視することはできない。この点を外したのでは、長続きしないし、より良い制作への意欲も殺がれる。
 そんなことから、下記のようなエントリーをした。

< "電子書籍"(ePub,PDF etc.)を "フリーランス(freelance)" スタイルで制作している人は少なくない。制作プロセスにも種々伏兵が潜んでいるが、最終的な課題は何と言っても "販売方法" だろう。  もちろんいろいろな方法がある。言うまでもなく最も一般的な方法は、"iBooksstore" や "Kindle Store" での販売であろう。また、いわゆる "デジタルコンテンツ・マーケット" のサイトを利用するという手もある。  "こうした場" を利用することは一方でメリットはあるが、何と言っても "2~30%以上の手数料" が重荷となるはずだ。
 そこで辿り着くのが、"自分のWebページ" での販売ということになりそうだ。が、ここでも問題・課題はいろいろとある。  問題・課題を主要なものに絞り込むと、

  (1)「支払い決済」(「クレジットカード決済」)の対処法!
  (2) 顧客側 "ダウンロード" 操作方法の最適化!

ではないかと考えられる。......
電子書籍制作フリーランスの販売方法!"Zip"化fileをiPad/iPhoneで直接iBooks本棚へ!( AdhocBlog 2012.06.24 )

 詳細は同エントリーを参照していただくとして、上記の<(2) 顧客側 "ダウンロード" 操作方法の最適化!>について補足しておきたい。

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2012年6月24日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"ePubエディタ Sigil"のVersion Up!と、iPad 用 電子書籍『ePub Tips 100』発売とが偶然に重なる! だからどうだということもないけれど......


 別に、だからどうだということもないけれど、ちょっとした偶然!が嬉しかったり......。
 "Sigil" の Version Up は、"Calibre" などと比べると意外に間が空く。現行の "Version 0.5.3" からは3カ月以上経過しての "新Version 0.5.901" となった。
 一応、図説で "レビュー(?)" してみたので、詳細は以下エントリーを参照してください。

 ◆参照 "ePubエディタ Sigil"は、最新Version (0.5.901)で、着実に"WYSIWYG"方式へと進化!( AdhocBlog 2012.06.11 )

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2012年6月11日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"ePub電子書籍"制作作業の、その"仕上げ工程"は自分なりのかたちで"公開=販売"してみること!

 先ごろ、次のようなエントリーを別なサイトで書いた。

 当ブログサイトでは、"電子書籍" 制作やその主要規格である "ePub" に関心を向けて、中でもフリーソフトの ePub エディタ "Sigil" の徹底活用に意を傾けてきました。
 一昨年の夏ごろから手掛けて、振り返ると "iPad,iPhone,iPod touch 向け" の "電子書籍" 制作に関して "Sigil" や "ePub" との格闘(?)について書いたエントリーが "100 件" を超えはじめていることに気づきました。
 そこでこの際、これらのブログ・エントリーをその ePub エディタ "Sigil" を駆使して一冊の "電子書籍" として編集してみようという気になったのです。"電子書籍" 制作や "ePub" に関心をお持ちの方には、こうした拙い体験ではあってもきっとお役に立てていただけるのではないかと考えたからです。...... 

ePubエディタ"Sigil"との格闘百日間ブログ!知恵袋「ePub Tips 100」"電子書籍"化!( AdhocBlog 2012.06.08 )

ePub Tips 100』  横置きの「表紙・目次画像」
縦置きでも横置きでもレイアウトが崩れない設定。

ダウンロード販売開始:2012.06.11 / 価格:980円


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2012年6月 9日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"セルフパブリッシャー"必見!"電子書籍"ダウンロード手順でユーザーに熟知/支援を!

 "電子書籍" の "セルフパブリッシング" の課題は、"制作技術" の習熟だけでは足りない。それと併せて、無料/有料の "配布・配信" 方法を整備することがどうしても不可欠な課題となる。
 確かに、"iBookstore" に登録して "AppStore" に任せたり、あるいは "デジタルコンテンツのマーケット" の "有料サービス" を活用したりする手もあるにはある。
 しかし、せっかく "セルフパブリッシング" が可能となったのならば、自身のWebサイトで "配信" しようとするのが "王道" ではないかと思う。

 ただ、気掛かりなのは、もちろん "売れ行き" もあろうけれど、もう一つは、ユーザーサイドの "ダウンロード手順" の "習熟度合い" の問題である。
 多くの "電子書籍" ユーザーは、デバイス本体からの "AppStore" 経由の、実に "イージーなダウンロード手順" に慣れ切っているはずだ。
 まあ、Webページに "ダウンロード" 設定を埋め込み、デバイス本体の "Safari" を通して "ダウンロード" してもらえば "イージー・ダウンロード手順" にはなる。
 しかし、"有料販売" が望みの場合はこれでは済まない......。詳細な事情は措くとして、ユーザーサイドに "ダウンロード手順" を熟知してもらったり、これを "支援する" ことが不可欠な課題ではないかと考えている。

 "イージー・ダウンロード手順" に慣れたユーザーサイドでは、個人のWebサイトからダウンロードしたり、それを "iTunes" に "登録" したり、デバイスに "同期" したりする一連の作業が慣れているとはとても言い難いからだ。
 しかし、これに慣れてもらわなければ、話が始まらないのではなかろうか......。
 そこで、この辺の "ダウンロード手順" を分かり易く "画像付き解説" としてまとめてみたのが、下記のブログ・エントリーである。

 ◆参照 "AppStore"以外の"ローカル"Webサイトから"電子書籍"をダウンロードする手順の実際!( adhocblog 2012.05.28 )

 "ダウンロード対象" を "zip ファイル" として、"ePub,PDF ファイル" や "ReadMe.txt ファイル" などを "フォルダ" に収納して "フォルダ毎" "zip ファイル" とする方法を想定した手順を説明している。
 この "解説" でユーザーサイドに、"ダウンロード手順" を了解してもらえれば、個人のWebサイトから "電子書籍" を配信するアクションに弾みがつくのではなかろうか。
 "電子書籍のダウンロード手順" 解説エントリーとして "引用活用" していただいても構いません。
 とにかく、<"電子書籍" は "Do It Yourself(ドゥイットユアセルフ)" や "セルフパブリッシング" を特徴とするメディアなので、"ローカル" な配布スタイルこそが広がって良いはず>だと思う...... (2012.05.28)

2012年5月28日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"ePub 電子書籍"制作(by "Sigil")の"復権"!"iBooks Author"にはないメリット! ......

 アップルの "iBooks Author" は、電子書籍制作にとって実に魅力的なツールである。
 但し、この間に吟味した限りでは、ひとつの "不満" に直面することになった。それは、"PDF file" の埋め込み(組み込み)が不可能だという点なのである。( "単一の画像ページ" としては取り込めるが......)
 この点を痛感させられたのは、過去に "PDF file" をふんだんに活用して制作した "とある教材" を、"リメイク" しようとして、いざ "iBooks Author" を駆使しようとしたら、何と、"ePub" フォーマットのように "PDF file" をサブシステムとして組み込むことはできないことが分かったのである......。

 そして、この点は、決して "些細なことではない" と思えた。
 と言うのも、より効率的でスピーディな制作が益々重要課題となっている電子書籍制作ツールにおいては、"既存の電子文書・素材" が縦横に活用でき、また新たな書籍にそれらの "埋め込み(組み込み)" ができて当然ではないかと思うからなのである。
 あれこれと思案したが仕方なく、結局は、"ePub" フォーマットによる電子書籍制作方式に目を向け直したのである...... ( 以下は、下記のブログを参照してみてください! )

◆参照 【 画像付 】"iBooks Author"で×の"PDF file"埋め込み可!"ePub"での電子書籍制作メリット!( adhocblog 2012.04.23 )

 まあ、"電子書籍制作ツール" というものは、使用目的に応じて適時選択すべきものだと改めて知らされた次第である...... (2012.04.23)

2012年4月22日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"iBooks Author"のTips!もう悩まない"表示向き(横・縦)"問題外部から"ヘルプ"サイトが閲覧可能 ......

 やはり、"Apple/iBooks Author"(for電子教科書) をマスターしたいという方が少なくないようなので、同好の士としてお役に立てればと......。

 その一つは、"Apple/iBooks Author" での編集でどうもスッキリしないのが、"横向き" レイアウトと "縦向き" レイアウトとの対応関係。
 "横向き" レイアウトで "埋め込んだオブジェクト" が、 "縦向き" レイアウトでプレビューしてみると、何と "行方不明!" となっている......。何度やってみても事態は好転しない......。

 今一つ、これは "Apple/iBooks Author" に関心を持ちながらも、今一つどんなアプリなのかが見当つけづらいビギナーの方の悩み......。
 先日、<お薦め!"iBook Author"の"使い方解説本":"Mac Fan [特別付録] iBooks Author START GUIDE"!( ADHOCRAT 2011.03.14 )> について紹介したが、"もっと手っ取り早いアプローチ" について気がついた。
 "Mac PC" での "iBooks Author" 自体の「iBooks Author ヘルプ」を Windows PC のブラウザでアクセスし、閲覧するというものだ。

 以上について、以下の記事で解説しているので是非チェックしてみてください。

  ◆参照 <"iBooks Author"のTips!①iPadでの"表示向き(横・縦)"問題 ②"ヘルプ"で学べ!( adhocblog 2012.03.27 )

 "Apple/iBooks Author" は、今後、益々注目度を高める "電子書籍" 制作ツールになるに違いない...... (2012.03.26)

2012年3月26日 yasuo hirose | | !外部から"ヘルプ"サイトが閲覧可能 ......">コメント(0) | !外部から"ヘルプ"サイトが閲覧可能 ......">トラックバック(0)

[画像]"iBooks Author"(for電子教科書)の実践的活用法!先ずは"いろは"の"い"! ......

 Apple の "iBooks Author"(for 電子教科書) については、関心が高いにもかかわらず、今一つアプローチしにくい(?)との声も聞きます。
 Windows ユーザーにとって "Mac PC" が扱い慣れないという点もあるでしょうし、"iBooks Author" というツールの "斬新な構造・構成" という点も災いしているのかもしれません。
 と言うことで、先日は 「お薦め!"iBook Author"の"使い方解説本":"Mac Fan [特別付録] iBooks Author START GUIDE"!」( 当誌 2012.03.14 ) のご紹介もしました。

 上記の "解説本" も役立つとは思いますが、さまざまな "新" アプリソフトと悪戦苦闘してきた筆者ならではの発想でアドバイスめいたことをお伝えしようと思います。
 それは、"使い方" の "いろは" の "い" を心得ること"使い方実感!" とでもいうものを手にすること。
 そして、"使い方" の "いろは" の "い" とは、"エディタ" であれば、 "編集済みファイル" が "どう確認(プレビュー)できるのか" と "どう保存できて、どう作業再開ができるのか" という点に尽きます。
 これらが了解できれば、あとは "直観的" な "トライ&エラー" を重ねることで何とでもなるものです。
 こんな "視点" から今日、以下のようなブログをエントリーしましたので参考にしてください......。

  ◆参照 "Apple/iBooks Author"(for電子教科書)の実践的活用法!先ずは"自作小説"素材で( AdhocBlog 2012.03.18 )

 要は、先ずは "新" ソフトと "付き合える最小限のマナー" を心得るということになろうかと思います...... (2011.00.00)

2012年3月18日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

お薦め!"iBooks Author"の"使い方解説本":"Mac Fan [特別付録] iBooks Author START GUIDE"!

 Mac Fan(マックファン)
2012年 04月号
 
 

アップル無償配布の "iBooks Author" の "使い方" について、いずれ書こうかと思いつつ延び延びになっている。自分なりに、ヒマを見ては試作品を作ったりしているのだが、まだ本腰が入っていない......。

 早々、"解説本" などもどこかから出版されるのだろうから、まあいいか......、という思いがあるからなのだろうが、どうも今のところその気配もないようである。
 こうしたアプリは、何と言っても "人一倍早くマスターしておく" に越したことはなさそうかと思うので、ちょっとした "情報" だけでも "お知らせ" しておいた方が良いかと考え、以下取りあえず一報を入れておくことにした。

 "iBooks Author" に関する "小冊子解説本" が、雑誌の "特別付録" として出版されている、という情報! 実は、遅ればせながら、自分が気づいたのは昨日であり、急いで書店へ向かったところ一冊だけ残っていてセーフ!であった。

 その雑誌とは、"Mac Fan (マックファン) 2012年 04月号(出版社:マイナビ)" であり、"別冊付録(頁数:127頁)" として "「【特別付録】iBooks Author START GUIDE iPad用デジタルブックの作成&活用方法がわかる!」" という小冊子が、輪ゴムで本誌に挟み込まれているのだ。

 ざっと目を通してみたが、"START GUIDE" としてはとても "別冊付録" とは思えない "充実ぶり!" である。こうした解説単行本で千数百円もする類がざらにあるのに比べると、実に有難い企画ではなかろうか......。  ということで、下記にその表紙や目次などを紹介させていただくことにした。




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2012年3月14日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

米Apple社:"iBooks Auther"は、"WYSIWYG"な電子書籍エディタとして魅力満載! ......

 米Apple社が、この19日に発表した "iBooks Auther" は、さすが亡きジョブズ氏の "遺志" を継いだと言われるプロダクツだけあって、称賛に値する eBook(for iBooks) エディタとして仕上がっている。

YouTube:"Apple iBooks Auther official Tour"

 ◆ 参照 Apple サイト iBooks Auther

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2012年1月21日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

『iPad』向け電子教科書を簡単に作れるiPadアプリ『GarageBand』(by Apple)が! ......

 米Apple社が、iPad 向けの教科書を、PCを使わずに iPad 自体で作成できる<「電子書籍の『GarageBand』」>というアプリを発表するそうだ。
 "PCを使わずに iPad 自体で作成" と言えば、以前に、同じ米Apple社の "iPad アプリ『Book Creator』"( <誰でも電子書籍を作れるiPadアプリ"Book Creator">は文字通り楽しめそうだ!( 当誌 2011.09.23 ) )を紹介させてもらったことがある。
 今回の "iPadアプリ" は、きっと、この延長線上のアプリではないかと推測される。"電子書籍" 制作に関心を向ける者としては、チェックしておくに越したことはなさそうだ......。

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2012年1月20日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"電子書籍"イノベーションは,"読書"の本質="内容の理解" にこそ焦点を合わせよ! ......

 "電子書籍" のマーケティングサイトが、ほとんどどうでもいいような瑣末なことを喧伝しているのに接していると、"電子書籍" に対していささか食傷気味にさえなるものだ。
 ホントは "読書" に無縁の者たちが、単に "マネタイズ" の観点だけで騒いでいるに過ぎないように感じさせられるからであろうか......。

 そんな時、"読書人" と思しき人の叙述を読み、共感する観点で、以下のようなことを書く気になった。"電子書籍" の将来は、"読書" へのこうした思い入れをする人たちによって築かれていくと思えたのだ。

 ◆参照 <読みやすさと理解は相反?>(WIRED)/電子書籍と"上滑り(?)"読書との相関性?! ( AdhocBlog 2011.12.21 )

 "電子書籍" 周辺のテクノロジーは、"読書体験" の本質、すなわち "内容の理解" にこそ焦点を合わせるのが妥当であって、それ以外のことを "過保護(?)" 的に追加してはいけないのではないか......、という観点なのである。それが、"読みやすさ" を向上させるものであっても、それなりの "副作用" が伴いそうだからである。ちょうど、"流暢な講義" がただただ居眠りを誘う道理と変わらない......。

 そんなことに目を向けた時、やはりじっくりと吟味すべきは、テクノロジーが何ができるかではない!(何でもできてしまう時代であるのだから)
 むしろ、"読書体験" とは何であるのか、何であったのかという点こそが何度でも振り返って良い原点だと再認識したのである。
 と同時に、ならば、"ネイティブ・ブック"(紙の書籍、pBook)を貶すばかりではなく、それが保持しているメリットを再認識し、その "高み(Max)" をこそ凌駕しなければ "電子書籍" は定着して行かないのではないか、と。

 今回注目してみたサイト記事は、下記のとおり<電子書籍が紙に負ける5つのポイント>なのである。その理由は、上記のとおりであり、こうした視点は軽視せずにもっと採用されて良いと思われる。もちろん、その焦点は、"読書体験" の本質の理解のためである。
 下記の<5つのポイント>は、いちいち頷けるものだと思うし、背後に様々な事柄も隠れているかに思われるので、いろいろな角度から反芻されて良さそうだ。
 一点だけコメントするならば、やはり<3)思考を助ける「余白への書き込み」ができない。>というポイントになりそうか。
 以前にも、「ホントの"読書好き"に的を絞った"電子書籍"で良い!/"iBooks"の読書支援3点セット/"メモ"機能+"ハイライト"+"ブックマーク"機能」で書いたが、いわゆる "インタラクティブ (!) 読書体験" こそがそれであり、この "インタラクティブ (!) 読書体験" の本領は「余白への書き込み」であり、動物たちの習性でもある "マーキング" であろう。
 で、この知的 "マーキング" にあっては、キーボード入力ではなく、まさに、"ネイティブ・ブック"(紙の書籍、pBook)へのそれのごとく "タッチペン" などを使った "フリーハンド" で実行できればサイコーだと思っている......。

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2011年12月21日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

オリジナル電子書籍("海念と保兵衛","かもめたちの行方") Sample版の"DL"ご案内ページ追加

 これらのオリジナル電子書籍("海念と保兵衛","かもめたちの行方")については、これまでにも制作プロセスを当ブログで何度も紹介してきました。また、"Sample版" のダウンロード(DL)についても同様です。
 今回、改めて当サイトのこの "業務実績ページ" から、"For_iPod(iPhone,iPad)+Android"、"ナレーション付" の "Sample版" をダウンロードできるようにしました。
 まだ、チェックされていない方は是非お試しいただきたいと思います...... (2011.12.04)

2011年12月 4日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

[図説]"電子書籍"制作過程で"iTunes"を使ったファイル探し? ささやかな"Tips"! ......

 "iPad,iPhone,iPodtouch" 向けの "iBooks" としての "電子書籍" 制作では、当然、"iTunes" を介して実機テストを行う。嫌になるほど頻繁に使わざるを得ない場合も少なくない。
 そうして使っていながら、恥ずかしながら "iTunes" の使い勝手について何と理解不足であったことかをこの期に及んで自覚した。

 "電子書籍" 制作において "iTunes" は、ローカルPC(自分のPC)内に在中の "電子書籍" ファイル諸々(制作途中のものも含み)と "iPad,iPhone,iPodtouch" との "同期" を実行するものだ。
 ところで、ローカルPC(自分のPC)在中の "電子書籍" ファイルが分かり易いフォルダに整理してあれば問題なしなのだが、自分の場合 "散逸" を放置してきた。直面する作業に集中していたらそういう結果になっていた......。

 それでも、時間が経過しなければ自分のPCなのだから、どこにどんなファイルを置いているかを思い出すのに苦労はしない。
 が、時間が経ち過ぎると、"iTunes" のリストに登録されている "電子書籍" のそのオリジナル・ファイルをどこに置いたかについて困惑することがある。まして、"電子書籍" の名称が似たようなものであったり、何度も更新させていると "困惑の際み" となる。
 そんな "困惑の際み" があったがゆえに、今回書くことになった "iTunes" の再認識に辿り着いたのである。

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2011年12月 2日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"HTMLエディタ"としての"Aptana Studio"日本語活用環境作りまでの具体的手順! ......

 先日、"電子書籍" の制作・編集にとって、そのエディタとしては "Aptana" がお勧めだと書いた。
 ◆参照 電子書籍制作用"HTMLエディタ"は,"Aptana"(free,Dreamweaver水準,HTML5対応)か! ( 当誌 2011.11.16 )

 お薦めの理由としては、① "フリーソフト" であること、② "Dreamweaver水準" の高機能であること、③ "HTML5 & CSS3" に対応していることなどがある。
 ただ、一つ断っておかなければならなかったが、"電子書籍" の制作・編集と言っても、"Aptana" 単独で "電子書籍" 向けフォーマット( "ePub" など)が生成されるわけではない。
 あくまでも、<"電子書籍" 制作の基本作業= "HTML & CSS" の編集(エディティング)>を行うための "エディタ" だということである。ここで編集された "HTML" コードと "CSS" コードとを、"ePub 変換 Editor" である "Sigil" などによって "ePub 化" しなければならない。
 しかし、"ePub" の原点は "HTML & CSS" ベースなのであり、そのベースの良し悪しが "ePub" の品質に直結することになる。だからこそ、"電子書籍" 制作と言えども "HTMLエディタ" 選びにこだわるわけである。

 そして、ちなみにここでもう一つ断っておくべき点、 "Aptana" と "Sigil" との関係について触れておく。というのは "Sigil" は、今後は分からないが現時点では、"XHTML" 対応の "ePub 変換 Editor" であって "HTML5 & CSS3" には未対応だという点である。
 したがって、もし "Aptana" を "HTML5 & CSS3" 対応というメリットだけで使おうとする場合、その結果を "Sigil" に読み込ませて "ePub 化" しようとしても "不可" だということになる。"HTML5 & CSS3" 部分は "消去" されて "無視" されるはずである。
 どうしても "HTML5 & CSS3" からの "ePub 化" を目指す場合には、"手作業" をする以外になさそうである。
 ◆参照 "Sigil"が未対応の"HTML5"水準での"audio/video埋め込み"は,"手作業" 処理可能!( adhocblog 2011.03.08 )

 以上を断った上で、今回は、1."v3.06" ダウンロード&インストール、2.「日本語化」、3."Dreamweaver" ライクの表示設定などの具体的手順を取りまとめておきたい。

[ "HTMLエディタ"としての"Aptana Studio"日本語活用環境作りまでの具体的手順! ...... ]の続きを読む

2011年11月20日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

電子書籍制作用"HTMLエディタ"は,"Aptana"(free,Dreamweaver水準,HTML5対応)か! ......

 "電子書籍" 制作の基本作業が "HTML & CSS" の編集(エディティング)にあることは良く知られている。その際に使われるツールは、最も簡易なものとしては "Text エディタ" であり、自分の場合 "秀丸" を愛用することが多い。
 また、"HTMLエディタ"の場合には、"Dreamweaver" を使うことが少なくない。やや込み入った "HTML & CSS" 構成の場合には、効率的な作業が支援されて助かる。まあ、使い慣れた "秀丸" でも "Version 8" などでは、タグの種類ごとに文字色が使い分けられるのでさほどの不便はない。
 ただ、"HTMLエディタ" の便利な点は、"Dreamweaver" であれば、"HTML" コードと "CSS" コードとを "並置" した作業が可能であったり、"HTML" にせよ "CSS" にせよ "コードアシスト" 機能によってコード入力が助けられること、さらにブラウジングのプレビュ機能で "WYSIWYG" 作業ができることなどメリットも多い。

 ただし、"Dreamweaver" は相応の高額出費でメリットを享受することになるので、その点が考えモノとなる......。
 今回、"HTML5 & CSS3" に目を移したところ、これまで使ってきた "Adobe Dreamweaver CS4" はバージョンアップしなければ対応しないことに気づき、ちょいと困惑していた。
 そんな折、フリーソフトの "Aptana Studio v3.0" 以降(最新バージョンは、 "3.0.6" )であれば、"HTML5 & CSS3" に対応していることや、使い勝手も "Dreamweaver" 水準であることを小耳にはさんだのである。そこで、急遽、迷うことなく "試してみる!" ことに相成った次第なのである。

 まだ、ジックリと使い込んではいないが、① "v3.05" インストール、② 「日本語化」、③ "Dreamweaver" ライクの表示設定などを完了させ、制作途中のページコードを読み込ませ、使い始めたところなのである。
 まずまずイケそうな感触を得たので、ここまでの手順などをまとめておこうと思い立った。

 ◆ Download Aptana Studio 3.0.6

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2011年11月16日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

Amazon:"キンドル・ファイア"発表(11.15)と連動し,電子書籍format"KF8"を導入! ......

 Amazonは、これまでシンプルな組版機能しか備えていなかった旧フォーマットの「MOBI 7」に替えて、新たなKindle向け電子書籍フォーマット「Kindle Format 8」を導入することを発表している。
 もちろん、この11月15日に、新たなタブレット "Kindle Fire" が発表されること(◆参照 アマゾン:カラー液晶端末「キンドル・ファイア」発表/199ドル(=約1万5200円)!( 当誌 2011.09.30 ))と連動した動きである。
 これによって、"HTML5 / CSS3" をべースとしたリッチフォーマッティング、リッチデザインが促され、見栄えのする "電子書籍" 制作が可能となるわけだ。(◆参照 List of supported HTML tags and CSS elements

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2011年11月14日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

電子書籍アプリ3種類/読書スタイルや読書体験を吟味/思考プロセスの活性化等! ......

 "電子書籍" は、<紙の本をそのままデジタル化するのではなく、様々な種類の本の読書スタイルを研究し、それぞれに適した方法を工夫して、より豊かな読書体験を追求>(下記引用記事より)する、というのが "王道" のはずであろう。
 かねてより自分も、そんな "電子書籍" でなければ意味がないと感じ続けてきた。
 しかし、自分も含めて、今ひとつ問題の核心には迫り切れず、"紙の本" が延々と与え続けてきた "読書環境セット一式" に依存し、甘んじ、そのセット環境のばかちょん的デジタル化をもって "電子書籍" であると "惰性的" に追随してきた......。

 どうしていつまでも "惰性的" であり続けるのか? 理由がないわけではなかろう。
 一つは、"電子書籍制作" プロセスに、活字のデジタル化という "技術もどき(!)" 作業があったりするものだから、"本命の課題(!)" を見抜く前に、愚かにも自己満足してみたり、消耗してみたりすることで、お茶を濁す結果となっているのかもしれない。
 また、まだ新しいメディアの区分けに入るはずの "電子書籍" というメディアに対する、そのニーズが、ユーザーサイドにあっても成熟し切れていない嫌いもある。だから、初歩的で低次元の "電子書籍" でも通用してしまう......、という珍事がまかり通っている。そうした事情が、"電子書籍" が額面通りの "電子書籍" への道へと突き進み切れない原因になっている雰囲気もある。

 そして、より決定的な理由、それは "読書体験リテラシー" とも言うべき "読書作法・ノウハウ" が、"紙の本" の "陣営(?)" に、未だ留まったままになっているからなのかもしれない、と感じている。
 どういうことかと言えば、"読書体験リテラシー" が豊富だと思われる "ベテランの読書人(?)" たちは、要するに、"紙の本" の読書において、さほどの "不満・不都合" を覚えずに、相応に "満足" できているのではなかろうか。問題はこの点である。
 あえて、"紙の本" の読書ではこれこれの "不満・不都合" があるゆえに、"電子書籍" 関連業界は何とかしてくれ~! と叫ぶ必要なんぞがないかのごとくに......。

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2011年11月13日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

<誰でも電子書籍を作れるiPadアプリ"Book Creator">は文字通り楽しめそうだ! ......

 "iPad アプリ" にもいろいろとあるが、こんなセンスのよい "電子書籍" 制作ツールははじめてだ。<『InDesign』のライト版のようなアプリ>(下記記事より)との賛辞がピッタリする秀作かと思われる。
 とにかく発想が素晴らしい。"電子書籍" とは、主として "タブレット"(or スマホ)向けメディアであり、そのユーザーはPCを最小限にしか使わない人も少なくないのだろうから、PCなしで "電子書籍" 制作が可能だとするツールがあっても不思議ではないはずだ。しかも、"700円" というお手頃価格である。HTMLのスクリプトなどが一切顔を出すことなく、タッチ操作だけで "電子書籍" が自作できるので、まさに "楽しめる" ツール・アプリだと評価したい。

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2011年9月23日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

【Screen-Shot】 "ePub変換"の"総仕上げ(?)"ができる"無償ダウンロード"教材! 大いに活用したい!......

 言うまでもなく"EPUB 3.0" の仕様(オーディオ及びビデオといったマルチメディアに対応したコンテンツや、JavaScriptを活用した動的コンテンツ作成も可能)は、"EPUB 2.0" を前提としてそれを引き継いで展開されているわけだ。
 したがって、"EPUB 2.0" への理解と習熟なくして "EPUB 3.0" の仕様 へのアプローチは難しい。
 しかも、"EPUB 3.0" の仕様 に関する詳細な(日本語)解説は、サイトでもあまり見かけないのが実情だ。
 となると、ここは "EPUB 2.0" をブラシュアップしておくのが正解なのかもしれない。
 また、"EPUB 3.0" への変換ツールも今しばらく時間が掛かる模様でもあるし、"EPUB 2.0" での変換・編集ツールとして秀逸なソフトである "Sigil" ともしっかり旧交を温めておくのが正しいと思われる。

 そこで、手っ取り早く "EPUB 2.0" 水準の "ePub" 変換・編集を、 "Sigil" を使って学べる、そんなアプローチを紹介したい。


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2011年8月20日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

【Screen-Shot】どんな HTML コンテンツも"縦書き"表示(on Chrome)に変えるという"縦書き指定 CSS"を検証してみる ......

 "EPUB 3 仕様" の策定後、"EPUB 3" 対応のかたちで "縦書き ePub" へのアプローチが進んでいるようだ。
 そのうちの急先鋒として注目すべきは、 「イースト、最新の電子出版フォーマットEPUB3に対応したEPUBファイル生成クラウドサービス「epubpack」(イーパブパック)を世界に向けて無償公開」であろう。
 その「epubpack」(イーパブパック)とは、"縦書き用の css が指定された HTML" をアップロードすれば、"縦書き EPUB" ファイルが自動生成されるというクラウドサービスのようなのである。
 そこで、この「epubpack」を自分なりに検証しようとしているが、今回は、その "下準備" 作業として、先ずは "縦書き用の css が指定された HTML" 作成という、その素材作りを試してみることにした。

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2011年8月16日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"HTML5/Cloud"活用の"Webアプリ版"電子書籍リーダー「Kindle Cloud Reader」公開で、Kindle が熱い! ......

 Amazonには、既に、AppleのモバイルOS「iOS」搭載端末向け電子書籍リーダーアプリケーションがある。
 ところが、これに加えてWebアプリ版「Kindle Cloud Reader」が公開された。その事情は、とりあえず省略し、プロダクツそれ自体に焦点を合わせよう。
 "iPad" で実際に使ってみた(下記の Screen-Shot を参照!)ところ、"iPad" のブラウザ "Safari" を使った "Webアプリ版" でありながら、App アプリと見間違うほどの出来栄えとなっている。
 "HTML5" 活用の跡は "影付きテキスト" にも覗われ、また "クラウド・ストレージ" やそれを駆使してのデバイス間 "同期" も可能となっている。
 しかも "Webアプリ版" からは、直ちに "Kindle Store" にリンクして、Kindle eBooks の豊富なライブラリーを入手することができる。ユーザーにとっての利便性は大きく向上したことになろう。

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2011年8月13日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"電子書籍"制作でも"スクリーンショット"操作は便利!/"iPod touch"でも可能! ......

 ブログ・エントリーの作成では、デバイス画面の画像を例示することなどから、しばしば "スクリーンショット" ( 注 1 )というデバイスの操作方法を活用する。

( 注 1 )<スクリーンショット 【screen shot】(スクリーンキャプチャ)
ディスプレイに表示されている画面イメージを画像ファイルとして保存したり、クリップボードなどにコピーする機能。多くのOSに標準で備わっている他、ワープロソフトやゲームソフトの一部にもこの機能が備わっているものがある。>
IT 用語辞典 e-Words より

 PC上では、PC画面の画像をコピーして活用しようとする際、キーボードの "Print Screen" というキーによってクリップボードにコピーし、画像ソフトで起こすせば簡単に実行できる。
 これと同様のコピー、"スクリーンショット(スクリーンキャプチャ)" は、"iPad/iPhone" 、さらに "iPod touch" によっても実行可能である。
 自分が愛用している "iPod touch" は、 "第3世代 32GB MC008J/A" であり、もちろんカメラは搭載されていないものであるが、十分に達成できている。

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2011年7月27日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

ホントの"読書好き"に的を絞った"電子書籍"で良い!/"iBooks"の読書支援3点セット/"メモ"機能+"ハイライト"+"ブックマーク"機能 ......

 "紙の書籍" の読書でも、じっくりと読み込もうとすれば、いつの間にか、少なくないページに "ボーダーライン" や "マーカーペン" の跡や、欄外の走り書きメモなどが書き込まれていたりすることに気づく。
 借り物ではない本の場合、こうして読書の痕跡を残しつつ "読書体験" を深めているのが実情ではなかろうか。
 このような読書の仕方は、"インタラクティブ(!)読書" とでも言えそうだと思えた。

◆ 参照 "電子書籍"での "インタラクティブ(!)読書" は、"読書体験"の充実/深化に繋がる?!( AdhocBlog 2011.07.22 )

 そして、"電子書籍" リーダーである "iBooks" では、読書のこうした "インタラクティブ" 性を、文字通りのシステム的な "インタラクティブ" 機能として装備している。それが、"メモ" 機能であり、"ハイライト" 機能、"ブックマーク" 機能なのだと見受けられる。
 したがって、これらを上手く利活用することで、単に読み流すとでこ終わりがちな読書が、より印象深い "読書体験" へと導かれる。

 "電子書籍" への "飽き" が訪れるのは時間の問題であり、"電子書籍" 関係者たちは、こうした部分に注意を注ぐべきだろう。"電子書籍" のユーザーとして "残る" のは、結局、ホントの読書好きだけのはずであろうから......。

 "メモ" 機能については既に前回書いたので、今回は "ハイライト" 機能、"ブックマーク" 機能を付け加えておきたい。これらを活用して、"メモ" 機能と併用するならば、自分なりの印象深い "読書体験" が仕上がることは間違いない。
 以下、"iPod touch" のスクリーン・コピーを使って【 図説 】することにした。

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2011年7月23日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"iBooks"での"メモ"機能は、プロセス重視の"電子書籍読書体験"での"切り札"に?! ......

 "読書体験" とは、単なる一般的な "読書" という平板なアクションとはやや区別された、"時間潰しではないイベント" という位置づけをしたいと思っている。妙な言い方になるが、"ヤバイ経験" だからなのである。

―――― <読書とは本来、プロセスを楽しみ、苦しみ、そのプロセスで自身の脳と心とが撹乱され、そこで崩れたバランスを急いで取り戻そうとするような、そんな結構 "ヤバイ経験" なのかもしれない。(自身の頭で考えるということは、どんな場合でも "ヤバイ経験" であろう!)だから、"読書" なんぞと軽々しく(?)呼び捨ててはいけないわけだ。少なくとも、語尾にワケがわからないにしても二文字を絡ませて、"読書体験" とでも言った方が良さそうである......。>"電子書籍"という"読書体験難民救済ヘリ"は、"読書体験=ヤバイ経験"を救うか?( 当誌 2011.07.21 )

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2011年7月21日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"紙の書籍" の静的で孤立的な "読書(孤読)" から、ダイナミックでソーシャルなプロセス/コンテキストとしての"読書体験・読書空間"への脱皮を促す "電子書籍"!

 昨今、"電子書籍" と "SNS / Social Network Service" や "ソーシャル・メディア" との "融合" という視点がクローズアップされているかに思える。
 自分も、"電子書籍" の本質を念頭に置くならば、自然・当然なことではないかと考えるひとりである。

◆ 参照 "あるべき姿の電子書籍"への鍵!"独自アプリビューワ"の解消!/"SNS"との融合!( AdhocBlog 2011.07.16 )

 さらに、積極的な企業の中には、次のようなサービスでこの視点の実現、事業化を進めているのも見受けられる。

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2011年7月16日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

【図解】"iBooks"で"洋書"を読む時、"英英"ではなく"英和辞書"を呼び出す裏技! ......

 "紙の書籍" から鮮やかに "脱皮(!)" した "電子書籍" が、さらに読み手からの好感を得るには、読書体験に伴ういろいろな配慮がなされなければならない。
 そのひとつに、"辞書" の利用の仕方という点があるに違いない。
 今、"iBooks" で "洋書" を読む場合、"英英辞書" しか呼び出せないという現象が気になってきた。見栄を張らずに、"英和辞書" でサポートされながら読みたいというケースも多いはずだからである。何とかにならないものか? 
 そこで、いろいろと調べてみると、まんざら不可能でもないのである。
 "ePub 電子書籍" の編集・制作に多少踏み込んだ人であれば、試してみてはどうだろうか。

 ところで、"ePub" という "zip 圧縮" ファイルを解凍してみると、その構成要素である種々のフォルダやファイルが現れる。
 この点は、"ePub" エディタである "Sigil" で、既存の "ePub" ファイルを開いてみても分かることであろう。
 構成要素としての比重が高いファイルは、"(X)HTML" ファイルであるが、その他に "画像" ファイルや "CSS" ファイルも含まれている。
 と同時に、"得体の知れない" ファイルもいくつか含まれている。 "~.opf" とか "~.ncx" などである。

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2011年7月13日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"電子書籍"ビジネスの突破口は、やはり"SNS/Social Network Service"に潜むか? ......

 この猛暑の最中、"電子書籍" イベントとしての "第15回電子出版EXPO" が開催されたらしい。自分は出向いたわけではなく、紹介サイトを吟味させてもらったに過ぎない。

 ◆ 参照 電子書籍めくり放題! 有明で"電子出版EXPO"開催/ASCII.jp×デジタル/2011.07.07

 全体としてさほど興味が持てないこの催しの中で、唯一、関心を惹いたのは、公表されていた "セミナー・イベント" でのテーマに、『ソーシャルネットワーク時代の「読書」の可能性』(NHK出版 学芸図書編集部 松島 倫明 氏)という演題があったことだろうか。
 その他に関しては、"日暮れて途(みち)遠し" という皮肉っぽい印象しか持ち得なかった。

 ◆ 参照 "電子書籍"ビジネスの関係企業は、"日暮れて途(みち)遠し"の困惑の最中なのか?( AdhocBlog 2011.07.10 )

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2011年7月10日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"透明テキスト埋め込み"済み"自炊 PDF"で、"辞書"機能を起動させる手立ては? ......

<自炊PDFから文字起こしをすることに関心があり、昨年このサイトにたどり着きました。おかげさまでOCRを利用し透明テキストを何とか埋め込むことができましたが、ipod等で電子書籍リーダーの「選択部分を辞書で調べる」といった機能が使えず困っております。......>

 これは、つい先日、有難くも当ブログを長くご愛読いただいている読者の方/K.G.さんから、いただいた問合せメールである。
 何とかお役に立ちたいと思ったが、そのご希望に沿えないのが残念であった。
 今のところ、"達成不可能!" なニーズであったからだ。少なくとも、自分の体験内では "不可能" というほかない。どなたか、良い手立てをお持ちであれば是非お教え願えればと思う。

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2011年7月 9日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"ePub電子書籍"スタンダーズの時代に、ユーザー囲い込みのeBook-Readerは無用! ......

 とある "eBook-Reader" を試してみた。
 特に、何かがあるかもしれないと期待を抱いたわけでもなかった。どちらかと言えば、「どうしてこんな "ローカル(!)" な仕掛けに誘い込もうとするのかなぁ?......」という不可解な思いがあったからかもしれない。
 ちなみに、このライブラリーは、"他の一般的な eBook-Reader"(たとえば、"ePub電子書籍"向けの Reader や、"text Reader" 、"PDF Reader" 、ブラウザなど)で読めるものかと "査定" してみたのだが、案の定、これらのライブラリーは、これら向けの "固有の Reader" でしか読めない!
 なるほどネ、モノ分かりの悪い企画者がプロデュースするとこうなるんだ! と合点したものだった。

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2011年7月 7日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"電子書籍"の普及は、自分ならどんな "電子書籍" が読みたいかの"反芻"に依存! ......

 今、あちこちで "見える化" という言葉が飛び交っている。下手な文章、要領を得ない文章で濁された観念やイメージは、まさに "視覚的イメージ" によって "見える化" がなされて当然だと思っている。
 そんなことを考えてみると、現代で、もはや成り立ちにくくなっている "小説" なぞこそ、この "見える化" アプローチによって存分にサポートされて良いのではないかと、マジに思ったりする......。
 新聞や雑誌の小説で、もし気が利いた "挿絵" がなかったら、誰がこんなアホくさい文章を読むものかと思わされる水準のものもないではない。目に飛び込んでくる印象的な "挿絵" が、読み手側の "イメージ受け容れ態勢" とでもいうものを醸成してくれ、それゆえに、説得力のない文章でもどうにか沁み込んでくるということが、往々にしてある、あり過ぎるということである。

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2011年7月 6日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"自炊PDF"の"自己満足"は、高品質の"透明テキスト付PDF"作りで打ち破るべし! ......

 下記のエントリーは一年前のものだ。それを今更引き合いに出すにはワケがある。
 現時点では、専ら "ePub 電子書籍" に関心が向いているが、"紙の書籍" を、オートフィーダー付高速スキャナーでデジタル化して、"PDF ファイル" を瞬時に作成する方法、いわゆる "自炊PDF" の可能性と限界とを模索していた頃に書いたものだ。まあ、今でも、時々"自炊PDF" 作りをやってはいるが......。
 ただ、まともな "PDF 電子書籍" を作ろうとすれば、つまり、"電子書籍" として必須条件であるに違いない "全文検索" や "読み上げ" が可能となるように、"透明テキスト付PDF" を目指すならば、それはそれで意外と手間が掛かるため、敬遠している向きもないではない。

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2011年7月 4日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

電子書籍制作者にも朗報!FlashアニメのHTML5への変換ツール"Google Swiffy"!その手順 [ 図解! ] ......

 ウェブ関係者たちばかりか、電子書籍制作者にとっても朗報だと言うべきであろう。以下のような報道があった。

―――― FlashアニメをHTML5に変換するツールをGoogleが公開、iPhoneでも表示可能
 米Googleは米国時間2011年6月28日、Flashのコンテンツ(SWFファイル)をHTML5に変換するWebツール「Google Swiffy」を、Google Labsで公開した(写真1)。

 変換結果はGoogleのChromeや米AppleのSafariなど、レンダリングエンジン「WebKit」を搭載するWebブラウザで表示できる。iPhoneやiPadのSafariブラウザにも対応している。例えばFlashコンテンツを提供しているWebサイトが、iPhone/iPadなどFlash非対応の端末にもコンテンツを提供したいといった場合に活用できる。Googleによれば現時点ではゲームのように複雑なコンテンツを変換できるわけではないが、アニメーションなどは変換できるという(写真2)。
 Swiffyでは、アップロードされた任意のSWFファイルからJSON(JavaScript Object Notation)形式のファイルを自動生成する。それをWebブラウザのJavaScriptランタイムが読み込み、ベクター画像フォーマット「SVG」やCSSを利用して元のSWFファイルの内容を再現する仕組みである。>
FlashアニメをHTML5に変換するツールをGoogleが公開、iPhoneでも表示可能/ITpro/2011/06/29


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2011年7月 1日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"ePub小説(for iPod etc)"Sample 2本!"自然な音声合成ナレーション付"で更新! ......

 以前に、自作小説の "ePub 電子書籍" サンプルのダウンロードについて以下のように公開をしたことがある。

◆ 参照 "iPhone/iPodtouch/Android"向け"自作ePub電子書籍"2点/期間限定"無償"配布中! ( 当誌 2011.04.14 )

 今回は、これらそれぞれに、 "自然な音声合成" のナレーション部分をつけて "再・公開(ダウンロード可!)" しようというのである。
 ところで、"ePub 電子書籍" の一角に "ナレーション" を埋め込んでみたいとは、常々考えていたところであった。
 というのも、人が本などを読み始める時、ほかの人がどうかは分からないが、自分の場合、何がしかの "スプリング・ボード" のような弾みがつくきっかけがあると読み始め易いのではないかと思って来たからだ。音楽の "イントロ" のような意味合いだとでも言おうか......。もちろん、電子書籍ならばこれらは可能なのだ。
 ただ、その "ナレーション" の "音声合成" 音質が、ありありとした "機械音" であるならば、逆に興醒めにななってしまうという点を思案せざるを得なかった。
 だが、自然な "音声合成" 音質(ex. "AITalk(エーアイトーク)" )があったならば、読み手もあながち拒絶しないはずであろうし、読書意欲を刺激する効果を発揮することにもつながる......。

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2011年6月28日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

電子書籍にとって"読み上げ"機能は必須!/iPad標準装備の"VoiceOver"は使えるか? ......

 電子書籍は、"ePub 変換" して表示されればそれでいい、ということではなかろう。
 電子書籍ならではのメリットに焦点を合わせて、"紙の書籍" と差別化すること、小難しく言えば、電子書籍としての "レーゾンデートル(存在理由)" を意識しながら制作するというスタンスでありたい。
 先日取り上げた "辞書機能" もそうした視点からであったが、今ひとつ注目しておきたいのは、何と言っても "読み上げ" 機能である。
 かねてより自分は、電子書籍における "読み上げ" 機能を重視してきた。 "PDF 電子書籍" での「フォントの埋め込み」にこだわって来たのも、"全文検索" という観点の問題もあったが、この "読み上げ" にかかわるという点が大きい。

◆ 参照 "Kindle(キンドル)"が照らし出す、PDFと"フォント埋め込み"問題/「青空キンドル」( 当誌 2010.09.21 )

 ところで、"Kindle" には "Read-to-me" という "読み上げ" 機能が備わっている。気になるのは "iPad/iPhone/iPod touch" の側の旗色の悪さだということになる......。
 そこで、その実情を確認すべしと、"iPad/iPhone/iPod touch" の "VoiceOver" という機能について吟味してみることにした。
 Appleのサイトには以下のような解説がある。

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2011年6月26日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

[図解!]電子書籍でのメリットの簡単アピール法!/"辞書機能"の便利さを強調! ......

 電子書籍制作者たちは、 "電子書籍ならではのメリット" をユーザーに対して案外、説得し切れていないかもしれない。
 電子書籍としての機能の "多様性・新奇性" にばかり目が向いて、"平凡な機能" ではあるが、読み手(ユーザー)にとっては "有難い!" に違いない機能について説明し切れていないとすれば残念なことだと思う。
 その機能とは、通常の "eBook リーダー" には備わっているはずの "辞書機能" のことである。ただし、この機能は、"ePub eBook" では可能だが、 "PDF eBook" (画像だけで、Text が組み込まれていない PDF )は対象外である。
 几帳面な読み手(ユーザー)にとっては、読書中に出会った単語の "読み、意味" が分からずに、イラつくこともあるかもしれない。わざわざ "紙の辞書" を本棚に探しに行くようなことがあったとしたら、それこそ "お笑い草" 以外ではない。
 したがって、電子書籍制作者たちは、この機能の便利さを十分に自覚した上で、制作に当たるべきだろう。と言っても、制作上で特別にすることがあるわけではない。強いて言えば、こうした機能が、通常の "eBook リーダー" には備わっていることへの注意を喚起するくらいであろうか。

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2011年6月23日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

<自費出版の電子書籍で初の100万冊販売 米アマゾン>/"儲け" の主役は? ......

 確かに、「電子出版は独立系の作家が巨大な出版産業と公平に戦える機会をもたらした」かのようだ......。
 しかし、シニカルに言えば、数字は誰が一番 "儲けている" かをリアルに示していると言うべきであろう。これは、アマゾンに限らずアップルも同様のようだ。
 <独立系の作家>が目を向ける相手は、<巨大な出版産業>たけではなくて、<巨大な同元(?)>でもあるような気がする......。

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2011年6月22日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

【 図解!】"ePub変換" 済みの "ePubファイル" に対する "修正・改造" の手順! ......

 "ePub変換" 済みの "ePubファイル" の内容に "修正・改造" の手を加えなければならない場合が時としてある。しかも、手元にはその "ePub変換" 済みの "ePubファイル" しか見当たらない場合、どうすれば良いか......。
 しかし、"ePubファイル" というものは、"(ZIP)圧縮ファイル" なのであり、"解凍" しさえすれば、その内部にすべてを抱え込んでいることを思い出したい。
 この点から、以下のような手順で、"ePub変換" 済みの "ePubファイル" を再加工することが可能なのである。ただし、"著作権侵害" となるようなことは慎みたい。

 ここで解説することは、基本的には下記のエントリーで解説したことと同じである。
◆ 参照 <"Sigil"で作ったePub電子書籍を元に、"eCub"を利用して"audio/video"を埋め込む(当誌 2011.01.22)>

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2011年6月20日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

電子書籍制作と、"表示テストデバイス" として欲しい "Android" タブレットなど ......

 電子書籍制作においては、やはり "表示テストデバイス" として "実機デバイス" が欲しい。
 これまで、アップル向けとしては "iPad / iPod touch" そのものを使い、また "Android" 向けとしては、"Android SDK エミュレータ" を代用してきた。

◆ 参照 <"Android SDK エミュレータ"でも"自作ePub電子書籍"は無難に表示!その画面例!(adhocblog 2011.04.11)>

 しかし、"エミュレータ" では十分なテストは望めない。"Android Market" からのダウンロードは不可! であったり、アプリ実行上でのメモリ不足などである。
 となると、やはり "実機デバイス" が欲しくなる。が、その候補選択がまた厄介であった。
 そこで今、関心を向けているのが、日本エイサー製で、米グーグルのAndroid 3.0をOSに採用したタブレット端末「ICONIA TAB A500」なのである。

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2011年6月18日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"ePub 変換・エディター Sigil"は、"HTML5(& CSS3)"を視野に入れているようだ? ......

 オープンソースの "ePub 変換・エディター Sigil" は、つい先ごろ長い "沈黙(?)" を破り、"Version 0.4.0" へとアップデートされたことは既に書いた。

◆ 参照 <ePub変換 Editorの定番の"Sigil"が、"experts"向けに"Version 0.4.0"へアップ!(当誌 2011.06.04)>
◆ 参照 <"Sigil"最新版"Version 0.4.0"は、"experts"向け、現場からの要望に応えるもの? ( 2011.06.03)>

 この点に関して、若干の "失望" めいたものがあったとすれば、"Sigil" は果たして "HTML5(& CSS3)" や "ePub 3.0" 仕様に対応して行くつもりなのだろうか? という点であった。
 だが、どういうスケジュールであるかは別として、どうも "Sigil" が "HTML5(& CSS3)" や "ePub 3.0" 仕様を視野に入れているようだと思われてきた。

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2011年6月16日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"WebM"動画フォーマットに惹かれる一つの理由!/実験的な比較が"論より証拠"か? ......

 "電子書籍" 制作自体とは、いささかジャンルが異なる話題、"ウェブ上" における "video" 表示の話題を今日も続ける。
 図らずもちょっとした "比較" 材料を得ることになったのには、やや驚いている。厳密な検討をすればいろいろとあろうかとは思われるが、"動画フォーマット" の違いによって、こんなにも "差" が開いてしまうものか......、と。
 詳細については、<"WebM"フォーマット変換/"Firefogg"の使い方/".htaccess"追加,タグ表現など解説(当誌 2011.06.12)> を参照していただくとして、ここでは、"動画フォーマット" の違いによってその表示結果が対照的とも言えるほどに差異が生じてしまった、そんなサンプルを提示してみたい。(※ 表示可能なブラウザが、"Firefox"、"Google Chrome" などに限られることはご容赦ください。)
 ほぼ等しい "ファイル容量" で、このように異なるのであれば、ますます "WebM" 動画フォーマットに関心を向けざるを得ないか......、と。

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2011年6月12日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

HTML5 Videoと"WebM/ウェブエム"!/電子書籍におけるaudio/videoの組み込み再考 ......

 "iPad/iPhone/iPod touch" 向け電子書籍に、"audio/video" を組み込むことができたからといって、それで電子書籍への "audio/video" 組み込み問題が終結したわけではないはずであろう。少なくとも、"Android" 向けはどうなのか? という疑問も残されているわけだ......。
 これまで、この "audio/video" 問題については、専ら "iPad/iPhone/iPod touch" 向け電子書籍を中心にしてたどどしい試行錯誤を進めてきた。

◆ <"オーディオ埋め込みEPUB電子書籍"制作のコア部分をクリア!/"eCub"が役立った! (当誌 2011.01.17)>
◆ <"eCub"アプローチを使って、既に自作した"ePub 電子書籍"に"audio"を埋め込む!(当誌 2011.01.21)>
◆ <"Sigil"で作ったePub電子書籍を元に、"eCub"を利用して"audio/video"を埋め込む(当誌 2011.01.22)>
◆ <"HTML5"の<audio>タグの使い方/"HTML5"の仕様の詳細には目を通した方が良さそう(当誌 2011.01.23)>

[ HTML5 Videoと"WebM/ウェブエム"!/電子書籍におけるaudio/videoの組み込み再考 ...... ]の続きを読む

2011年6月11日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"iCloud"と電子書籍の"クラウド"化/所有ではなく"読書をすること"自体に回帰? ......

 いよいよ "クラウド" 一色! の様相を呈してきた。米アップルが "iCloud" というかたちで、満を持したかのように "クラウド" へと舵を切ったというニュースである。

◆ 参照 <アップル、お前もか!/"クラウド"に舵を切るアップル/いよいよクラウド一色!(当誌 2011.06.08)>

 では、"電子書籍" が "クラウド" 環境の中へと深のめりして行くことの意味とは何なのだろうか?
 もちろん、"電子書籍のクラウド化" は、米アップル以前に Amazon や Google が、そして国内でも数々の "クラウド型電子書籍ストア" で実施されている既成事実である。
 今回の米アップルの "iCloud" は、言ってみれば後追いの参入である。しかし、多分、"電子書籍のクラウド化" の決め手となって行くに違いなかろう。

 何が一体どうなって行くのか、に目を向ける時、<「本のクラウド化、読書体験のクラウド化」>(<読書体験のクラウド化 川添 歩/Sociomedia>) という視点を提示している点が大いに参考となりそうだ。

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2011年6月 8日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"HTML5"が、"電子書籍"制作にとっても欠かせないワケ/"audio/video" の埋め込み ......

 もはや広く知られている事実であろうが、"iPad/iPod" での "ePub" ファイル扱いでは "HTML5" 仕様が採用されているという点だ。その最も典型的な例は、 "ePub 電子書籍" 制作上での "audio/video" の埋め込みなのかもしれない。
 かつて、この辺の事情を試行錯誤しつつ、下記のように書いたことがある。

<"audio/video" に関する "HTML5" 仕様採用という "iPad/iPod" などの "先行例" もある故、 "ePub 電子書籍" 制作に携わる者は "HTML5" の仕様については視野に入れておいた方が良さそう>(<"HTML5"の<audio>タグの使い方/"HTML5"の仕様の詳細には目を通した方が良さそう (当誌 2011.01.23)>

 ただこの辺の事情でひとつ引っ掛かることを気付いたのは、あの "Sigil" では "HTML5" に対応しておらず、"HTML5" のタグは拒絶されるという点である。この点もかつて以下のようにレポートした。

<なお、この "Sigil" のXHTMLコードの中に、 "audio/video" のタグを書き込んで "ePub 変換" しようとしても "排除" されることは既に確認済み!>(<"Sigil"で作ったePub電子書籍を元に、"eCub"を利用して"audio/video"を埋め込む(当誌 2011.01.22)>

 まあ、それならばそれで対処法が無いわけではなく、上記ブログでも<本体を "Sigil" で作成して、"audio 埋め込み" のみで "eCub" を活用するというアプローチ>に辿り着いたものだった。

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2011年6月 5日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"Sigil"最新版"Version 0.4.0"は、"experts"向け、現場からの要望に応えるもの? ......

 "Sigil" の最新版 "Version 0.4.0" を早速レビューしてみた。
 と言っても、とりあえず "外見上" の改変レベルだけであり、内部の機能面については今のところ掴めていない。
 あきらかに改変された部分はというと、昨日の報道記事のとおり、<このVersion 0.4.0では現場から要望が多かったOPFファイル(メタデータファイル)とNCXファイル(目次情報ファイル)の直接編集にも対応した。> (<オープンソースのEPUB電子書籍エディタ「Sigil」が大幅アップデート、OPF/NCXファイルの直接編集にも対応/hon.jp DayWatch/2011-03-28 12:35:12>) という点であろうか。

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2011年6月 3日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

あの"Sigil"が漸く最新版"Version 0.4.0"へと大幅アップデート(β)という朗報! ......

 知る人ぞ知る、フリーソフトの "ePub 変換エディター" である "Sigil" が、これまで山のごとく不動(?)であった "Version 0.3.4" 版から、漸く "Version 0.4.0" (ベータ版)へとアップデートされた。
 待ち焦がれていたユーザーは少なくないと思われる。自分もその一人である。
 同じフリーソフトの "ePub 変換ソフト" である "Calibre" が猛スピードでアップデートされているのに対して、"Sigil" は "ePub 3.0" の仕様が打ち出されようという現在まで、まるで山のごとく不動(?)のままであった。
 いや、"ePub 3.0" 仕様への対応を期待するのは、ユーザー側の身勝手なのであろう。 "Donate(寄付)" するでもなく、勝手な期待だけしているのはまさに身勝手以外ではなかろう......。
 今回のアップデート版、実はまだ試していないのだが、"ePub 3.0" 仕様への対応云々という文脈ではないようだが、それにしても、長年、このソフトを活用し、評価し続けて来た自分としては、久々の朗報だと思えた。

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2011年6月 3日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

<EPUB 3、ファイナルは6月以降にずれ込む模様>/漸く"縦書き、ルビ、傍点"が! ......

 日本語 "電子書籍" にとって、"縦書き、ルビ、傍点" の書式は不可分な条件だと言えよう。ところが、"電子書籍" の現行の仕様において主流である "ePub" では、これらが実現されない状態だったのである。( "青空文庫" は "ePub" 仕様ではない。)
 ところが、その "ePub" の最新仕様 "ePub 3.0" になると "実現可能" と目されて来た。そして、その "ePub 3.0" 仕様はこの5月半ばに "ファイナル" がリリースされる予定であったが、スケジュールが若干先送りされるとのことなのである。

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2011年6月 2日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

"電子書籍" 制作の"トライ&エラー"ブログ!/きっと役立つ"88daysレポート"! ......

 "電子書籍" は、"セルフパブリッシング" というコンセプトと "双生児" なのである。つまり、"電子書籍" = "セルフパブリッシング" であり、"電子書籍" は "書き手" (情報発信者)が、増幅された一切の間接・流通コストを潜り抜けて、実費水準の "低コスト" で読み手に向けて情報の自由発信をする/できる出版モードだということである。
 以前、次のように書いて "電子書籍" というニューメディアへの想いを募らせた。

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2011年6月 1日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

米国での"電子書籍"普及は好調な推移!電子書籍の販売部数が印刷書籍を上回る! ......

 何事によらず米国の後追いをするこの国としては、米国での "電子書籍" 普及が好調な推移を見せているとの事実は押さえておいて良さそうだ。
 その伸び率の指標として、従来型の印刷書籍との比較が分かりやすいが、下記の記事によれば少なくとも "5%" 以上のリードをし始めているようである。読者にとっては、"低価格な電子書籍" というメリットを見逃さないのであろうが、それ以外にも、とかくその "質量" が問題視される従来型の印刷書籍への醒めた目がありそうだ。"情報的価値" というものの "重さと軽さ(?)" が実感的に認識されて行くならば、きわめて当然な流れというべきなのであろう。

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2011年5月29日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

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