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ホームページは "ホープ( Hope ! )ページ" へと復帰すべし ......

 あまりシャープな響きがあるわけではないのが惜しい点ではある。
  "ホープ(Hope)ページ" という "マイ造語" を使ってみようかと思っているのだ。
 もちろん、ホームページ( Homepage )といういい加減聞き飽きて、何の感慨も伴わなくなった言葉に置き換えてみたいがためである。
 本来、ホームページ( Homepage )はそこに盛り込まれた新鮮な情報、ユニークな情報などが、閲覧者に何がしかの感動を与え、そして程度の差こそあれ "希望( Hope ! )" を喚起させてきたのではなかったかと振り返る。

 身近なところでも、初期の頃のホームページはやはりPC関連の情報などが花盛りであった。そして、熱心な "PCオタク" たちは、自身のPC奮闘記なぞを欲得抜きでアップロードし続けた。黙々として苦心した結果を同じ苦労をしているであろう他者に、とにかく一報しておきたいという願望の為せるわざであったに違いない。
 もちろん、その苦労体験の記述は同好の後続者たちにとって大いに役立ったことは言うまでもない。一度は放棄しかかっていた自分なりのPC改造などの目論見に、まさに "希望( Hope ! )" の芽が吹き始める感触を与えたに違いなかったであろう。
 おそらく、このような傾向は、PC関連に限らず種々の分野で現在もなお続けられてはいるのではなかろうか。メジャーな動向ではなくとも......。
 そんな中には、 "難病" で苦しむ方が、同種の苦痛で人知れず悩む人たちに向けて "闘病記" を記しているケースもあるに違いない。これこそはまさに、 "ホープ( Hope ! )ページ" のお手本と言うべきだ。

 とかく、商業主義のマス・メディアは、人々を助けることよりも人々を何かに向けて駆り出そうとする "人心操作" に関心を持っていそうである。いわゆる "ジャーナリズム" という言葉の影を潜めさせて、 "市場経済の片棒" をしっかりと担ぎ始めたマス・メディアにとっては、人肌の温もりとともにあってこそ意味を持つ言葉も、言ってみれば "セールス・キーワード" でしかないのかもしれない。
 こんな風潮の中で多くの言葉が風化してしまったはずだ。 "希望( Hope ! )" という言葉ですら、手垢まみれにされて、空々しいニュアンスに染め上げられているのかもしれぬ。
 片や、 "非" マス・メディア系メディアにしても、マス・メディアによる "汚染" に抗し切れずに、商業主義の濁流に飲み込まれて五十歩百歩の小規模再生産をしているのが現状であろうか。
 そして、その中には本来の出生がパーソナル・ジャンルであったホームページ( Homepage )もまた名を連ねるようになっていそうだ。というか、現在では、TVのCMに肉薄して商業的影響を与えているのがホームページ( Homepage )だとさえ言えそうでもある。

 多分、このままではホームページ( Homepage )は、パーソナルな感動や、まして "希望( Hope ! )" などとは無縁なメディアへの道をまっしぐらに駆け下りて行くのかもしれない。
 駄じゃれ染みてもいそうな視点で浮かんだ造語、 "ホープ( Hope ! )ページ" とは、実はこんな現実の反芻から生じた。
 また、今ひとつの想いは、ホームページ( Homepage )は、これを発信し運営する側にとっても "ホープ( Hope ! )ページ" であるべきではないのか、という観点なのである。
 つまり、 "検索キーワード" 環境の中で、もし "見捨てられ、埋もれる" だけのホームページ( Homepage )であったなら、発信側の "希望( Hope ! )" をも大いに損ねるに違いないのだと推測される。
 ここは一つ、あくまでも "正攻法" の "SEO( Search Engine Optimization 「検索エンジン(最適化)対策」)" によって、その情報を待ち望む閲覧者の目に届く可能性をわずかづつでも踏み固める必要があるだろう、と思うのである。
 ホームページは "ホープ( Hope ! )ページ" へと復帰すべし、と強く思う...... (2009.03.23)

2009年3月23日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

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