多分、今日の日誌は今日中にアップロードすることができないようだ。
朝からインターネット接続が不能なのである。自宅のネット環境は都合で通常電話回線としているが、その回線につないだ自宅のPCの複数台いずれもが接続不能となっている。昨夜までは何の異常もなかった。また、プロバイダーからメンテナンス工事の通知があったわけでもない。おそらくは、プロバイダー側のサーバーが何らかのアクシデントによって回線不通となってしまったか、サーバー自体がダウンしたかなのであろう。
日頃、インターネットに依存し切っているとこんな場合に、まるで手足をもぎ取られたような感じとなってしまう。プロバイダー側の状況を確認しようにも、回線不通となっているのだから手の出しようがないわけだ。
以前は、こんなリスクに備えて予備のプロバイダー契約もしていたのだが、現行のプロバイダーのトラブルが減少するに及びそうした予備も解除することにしてしまった。だから、こんな時にはお手上げ状態となってしまう。
いろいろと他の手も考えられるのだが、なんせ自宅には当該プロバイダー関連の資料も持ち帰ってないため、そうした手を使うこともままならない。
幸い、本日は、着信メールの確認以外にはこの日誌のアップロードくらいが予定作業なので、まあしょうがないかと諦めつつある。
考えてみると、今日は10月1日であり、ひょっとしたら何らかの環境変更があったのだろうか。もしそうならばそのような通知があって然るべきだが、覚えがない。接続電話番号の変更などは相応の重みある通知をして当然であろう。
いまひとつ想定し得ることは、環境変更に伴う人為的ミスが発生したのではないかという点である。これがありそうだと邪推しているところだ。
先日も、あるメジャーなアプリケーションソフトで不具合と思しき点があり、メールにて問い合わせたところ、会社の資本関係の変更に伴い当該システムの担当者が不在となっているとの返答が返って来た。組織変更に伴う組織的な不備がソフトのアフターサービスを滞らせていたという按配なのである。
昨今は、経済状況の変化に伴いソフト関連会社もてんやわんやのようである。われわれも、ソフト関連業種であるため、この辺の事情はわからないわけではない。ソフトを出来合いのモノのようにイージーに扱う経営体の危なっかしく、かつ無責任な風潮がかなり危険なことだと日常的に感じているのである。ソフトはイコール人材による賜物であるため、おいそれと場当たり的な切った貼ったの組織変更対応では対処し切れないという気がするのである。
ユーザーの事情よりも、経営の内部事情が実質的に優先視されてしまう情けないご時世である。要するに、経営者は、業務に関わるユーザーに顔を向けるよりも、経営内部もしくはオーナーや株主の方を見て、そして気を遣っているのであろう。収益優先という姿勢がいつの間にか当然視され、そして、そのつけを不特定多数のユーザーに振り向けてしまうというお粗末さがまかり通りつつある。現在、世間を騒がせている企業の不祥事はどうもこの手合いの仕業のように窺がえる。「急ぎ働き」もほどほどにしてもらいたいものである…… (2006.10.01)