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iPS細胞からつくった"心臓筋肉シート"、患者に初移植臨床試験(治験)!(阪大チーム)

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 かねてより、<"心筋細胞" が "シート状" に培養され、移植用として作製される研究> には少なからぬ期待が寄せられてきた。

 ◆ 参照 当誌過去の "心筋シート" 関連記事

  <他の筋肉とは異なる "拍動する心筋細胞" から成り立っている "心臓の心筋" の "再生医療" は、心筋梗塞、拡張型心筋症など "心筋細胞" が大量に失われてしまう事態(病気)に対する治療として期待がかかる。 そして、そのために、"心筋細胞" が "シート状" に培養され、移植用として作製される研究が進められてきた> ( iPS心筋治療 = 心筋シート臨床研究(大阪大) 厚労省、結論持ち越し、承認へ議論継続/当誌 2018.04.28

 今回注目する下記引用サイト記事iPSの心臓筋肉シート、患者に初移植 阪大チーム実施/朝日新聞/2020.01.27 - 17:00 は、  <大阪大は27日、様々な組織になれるiPS細胞からつくった心臓の筋肉のシートを、重い心不全の患者に今月移植したと発表した。阪大の研究チームが医師主導の臨床試験(治験)で実施した。iPS細胞からつくった組織を心臓に移植するのは初めて> と報じている。

 <......移植したのは、心臓の血管が詰まり、心筋がはたらかない「虚血性心疾患」による重い心不全の患者他人のiPS細胞から心臓の筋肉の細胞をつくり、シート状にして、機能が落ちた患者の心臓に貼り付けた。  研究チームは今回、臨床研究より厳密な方法で安全性や有効性を調べる治験で移植を実施した。今後、計10人の患者への移植を目標にする。重い心臓病の治療には心臓移植もあるが、年齢制限やドナー不足の課題があり、新たな治療法が求められている。  2018年に阪大のチームの臨床研究の計画が国から認められていたが、その直後に大阪北部地震が起き、細胞の培養施設が使えなくなる被害が出て、実施が遅れていた> とある。

 iPSの心臓筋肉シート、患者に初移植 阪大チーム実施/朝日新聞/2020.01.27 - 17:00


 大阪大は27日、様々な組織になれるiPS細胞からつくった心臓の筋肉のシートを、重い心不全の患者に今月移植したと発表した。阪大の研究チームが医師主導の臨床試験(治験)で実施した。iPS細胞からつくった組織を心臓に移植するのは初めて

 移植したのは、心臓の血管が詰まり、心筋がはたらかない「虚血性心疾患」による重い心不全の患者他人のiPS細胞から心臓の筋肉の細胞をつくり、シート状にして、機能が落ちた患者の心臓に貼り付けた

 研究チームは今回、臨床研究より厳密な方法で安全性や有効性を調べる治験で移植を実施した。今後、計10人の患者への移植を目標にする。重い心臓病の治療には心臓移植もあるが、年齢制限やドナー不足の課題があり、新たな治療法が求められている。

 2018年に阪大のチームの臨床研究の計画が国から認められていたが、その直後に大阪北部地震が起き、細胞の培養施設が使えなくなる被害が出て、実施が遅れていた。

iPSの心臓筋肉シート、患者に初移植 阪大チーム実施/朝日新聞/2020.01.27 - 17:00

 <2018年に阪大のチームの臨床研究の計画が国から認められていたが、その直後に大阪北部地震が起き、細胞の培養施設が使えなくなる被害が出て、実施が遅れていた> とあり、ようやく実施されるに至った今回の臨床試験(治験)に託された期待は大きい...... (2020.01.29)

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