ADHOCRAT

　ウェブ関係者たちばかりか、電子書籍制作者にとっても朗報だと言うべきであろう。以下のような報道があった。

―――― ＜FlashアニメをHTML5に変換するツールをGoogleが公開、iPhoneでも表示可能
　米Googleは米国時間2011年6月28日、Flashのコンテンツ（SWFファイル）をHTML5に変換するWebツール「Google Swiffy」を、Google Labsで公開した（写真1）。

　変換結果はGoogleのChromeや米AppleのSafariなど、レンダリングエンジン「WebKit」を搭載するWebブラウザで表示できる。iPhoneやiPadのSafariブラウザにも対応している。例えばFlashコンテンツを提供しているWebサイトが、iPhone/iPadなどFlash非対応の端末にもコンテンツを提供したいといった場合に活用できる。Googleによれば現時点ではゲームのように複雑なコンテンツを変換できるわけではないが、アニメーションなどは変換できるという（写真2）。
　Swiffyでは、アップロードされた任意のSWFファイルからJSON（JavaScript Object Notation）形式のファイルを自動生成する。それをWebブラウザのJavaScriptランタイムが読み込み、ベクター画像フォーマット「SVG」やCSSを利用して元のSWFファイルの内容を再現する仕組みである。＞（ FlashアニメをHTML5に変換するツールをGoogleが公開、iPhoneでも表示可能／ITpro／2011/06/29 ）

　例によって、早速試してみるとにした。、アクセスしたのは次のサイトである、

　◆ 参照 Google swiffy のサイト

　最初、ブラウザは "Firefox" を使ったが、コンバートに若干問題が生じたため、結局、"Safari" を使うことにした。素材にした"Flashアニメ" ファイル "～.swf" は、かつて、自サイト向けに自作したものである。
　これを上記サイトの所定方法で "アップロード" すれば、程なく "HTML 5" に変換されて生成される。これを単独のファイルとてダウンロードすることがてきるわけだ。
　以下、その手順などをブラウザの実写真で紹介しておく。

＜ "Safari" で試す「Google Swiffy」の実際！ ＞

(１) Google swiffyサイトでの変換作業

(２) 変換されたダウンロード HTML5 ファイルの表示

(３) 同 HTML5 ファイルの込み入ったスクリプトコード

　上記 (３) のような "込み入ったスクリプトコード" を扱うのはやや閉口するが、電子書籍にどうしても "Flashアニメ" を利用したいという場合には、頼もしい助っ人になってくれそうである......　(2011.06.28）