事務所が面している通りは、以前にも書いたことがあるように、 "店舗の新旧交代" が激しい通りである。いや、こうした事情はここに限らず、全国津々浦々の地域がそうなっているのかもしれない。
 今や、全国の商店街が多かれ少なかれ "シャッター通り" と指摘される現状からしてみると、まだ "新旧交代" というかたちで "新店舗" が登場してくるだけまだましだと言えるのかもしれない。
 この通りでは、この一、二ヶ月の間に二店舗が開業した。自分がそれらを知った時、こんな "落ち目" の景気で、いわば "地合(じあい)" が尋常ではない時期に開業するとは、かなり "挑戦的" だなぁ、と感じたものだった。
 まあ、景気の客観的状況は良くなくても、人にはそれぞれの事情もあるし、また目論見や勝算もあるのだからつべこべ言うべきではないはずではある。みながこの景気を悲観視して、とことん萎縮していたのでは何も始まらないのだから、むしろ、 "火中の栗を拾う" ようなアクションもあっていいと思う。
 関心を寄せてそうした新規店舗に目を向けるならば、それぞれが慎ましい "前向きさ" を感じさせる雰囲気を秘めている。痛々しいほどに......。やはり、いかにも厳しいことだろうな、と思わざるを得ないのが正直なところではあるが。
 昨晩は、またまた風邪気味となってしまい早めに床に就いた。
 おかげで、いやというほどいろいろな夢を見ることになった。まあ、昨今は気の利いた夢を見ることはほとんどない。
 大体、覚えているものは、明け方近くの夢であり、昨晩の夢も良く覚えているものはその類である。

  "定額給付金" という景気対策は、すこぶる人気がない。というよりも、この対策が、この間猛威を振るい、今後さらに悪影響を引きずり続けるであろう金融危機・経済危機の、その破壊力に対して、 "......の突っ張りにもならない" ようだと国民自体が感じ取っているということか。だから "選挙対策" という実施側のもうひとつの狙いの方も功を奏していない。
 そればかりか、これを "目玉" にして消費税アップをアナウンスしてしまおうという見え透いた "作法" もバレバレとなったし、 "所得制限" がどうたらこうたらとか言ってダラダラ振りを露呈もしたし、挙句に、面倒だからと地方の市町村に "責任転嫁と丸投げ" をするといういい加減振りもいかんなく曝け出してしまった。
 結局は、ほとんど誰もが喜ぶことのない "八方ふさがり" の愚策に墜してしまった観がありありではなかろうか。

 何が、問題だといって、 "不純な動機" と "成り行き任せ" という二大要素が揃って事が始められたのだから、こうなることは至極当然なのかもしれない。
 われわれとて、降って沸いたようなシチュエーションに遭遇した際には、似たような経験をしてきたかもしれない。じっくりと考えてみたり、日頃のポリシーに沿って動こうとはせずに、浮き足立って浮ついた判断や行動に出て、結局は、虻蜂取らずの手痛い失敗に至るという、そんな経験のことである。

 あまりネガティブな事象ばかりに目を向けたくはないものだ。とは言っても、社会的なニュースはそんなものばかりである。
 最近、大学生たちが "大麻" という違法薬物に汚染されているという事件が頻繁に報道されている。多分、発覚している事実はほんの氷山の一角であり、 "大麻汚染" の実態は想像以上ではないかと推測される。
 そして、しばしば解説されるように、 "大麻汚染" の怖い点は、決してその域に留まることなく、やがて "覚せい剤" などの危険性がより高い薬物へと誘われることだろう。もしや、そこまで突き進んでしまった "薬物汚染" とて、実態は驚くべき蔓延ぶりなのではなかろうか。
 思うに、関係当局は、こうした危険な実態については時代社会に警告を鳴らす意味でも、実態の事実を広く公表して、社会問題として対処する空気を作り出すべきかと思う。また、薬物医学に関する有識者たちは、もっと社会的観点に立って啓蒙活動に精を出すべきかと。また、医療費コストの点から予防医学にために目を向け始めた行政サイドとて、今後さらに薬物汚染患者が増大したならば、どんなに大きなコスト負担となってしまうかをもっとシビァに見つめ、その対策を講じる必要があるのではなかろうか。
 事は、 "暴力団の資金源" という観点からだけではなく、不条理で残忍な犯罪を誘発する土壌を広げて市民生活を脅かすとともに、あたら若い世代の精神荒廃を取り返しのつかないかたちで広げてしまいかねないからだ。
 そして、昨今、これだけ若い世代に忍び寄っているという事実は、この風潮が相当の "感染性" を秘めていると先読みしてもいいのではなかろうか。望ましいことは "感染" しにくい時代環境であっても、イージーに個人的な "快" をもたらす事柄については歯止めなく広がっていくであろうことは、まさに現代という時代環境の最大の特徴なのだろうと見受けられる。
 そのタバコ・ショップを知ったのはネット検索からであった。昨日、そのショップを訪れてみて、ねらいの用件はともかくとして、そのショップで出会ったそのおやじさんが実に話し好きで面白い人物だったのである。
 禁煙をしている自分がいまさらタバコ・ショップでもないのだが、ちょっとわけがあった。いわゆる "刻みタバコ" の "小粋" という銘柄がいきなり気になり始めたからだった。喫煙習慣のある時分には、面白半分にパイプタバコも時々愛用していた。パイプも何本か用意して、特に冬場には、手のひらが温まるのが心地よく吹かしたものだった。
 だが、パイプタバコを火が消えないようにパイプで吸い続けるのは、そこそこテクニックが必要で、言ってみれば結構厄介だったのである。
 そこで、パイプタバコを "煙管" で吸うというヘンテコなことをやるようになった。 "煙管" だと火も行き届きやすく、比較的 "きつい" パイプタバコもそれなりにまろやかに吸えたりしたからだったのかもしれない。
 まあ、しょうがないか、にしてもこれからどうする? という事態が生じた。またわが家に猫が一匹増えそうなのである。
 昨夜帰宅すると家内が鎮痛な面持ちで、
「大変なことになっちゃった」
と言って、事情を話した。日中、庭のフェンス越しで鋭く鳴き続ける猫の声がして、放っておくこともできないので傍に寄ってみると、子猫がうずくまっていたというのだ。手にしてみると、つぶらな目にはベットリと目やにがこびり付いていて、それが放置して置けない引き金のようなきっかけとなったという。
「で、今どこにいるの?」
「猫用のミルクを買って与え、とりあえず、出窓の下の物置に......」
 自分は、着替えもせずにさっそく顔を見ることにした。まあ、後先のことはおくとして、どんなやつなのかに興味を持ってしまったのだ。
 すぐに家内が連れてきたが、そいつは、暖かそうな毛布のかけらに包まって、寝ぼけ顔をのぞかせていた。多分、あちこちを彷徨い歩き、そしてありったけの声で鳴き続けて疲れ切ったところで満腹になり、今度は眠気に襲われているといったところなのであろうか。
 両手で包めるほどのいかにも頼りなさそうな大きさの子猫である。が、生後まもないという感じでもない。模様は三毛で、顔のつくりは小さいが、結構、耳が大きいような印象を受けた。動物の赤ちゃんといものはみなかわいいものだが、まずまずの器量かと思われた。
 この日誌を書こうとしてしばしば陥る罠がある。書きたいテーマが一目瞭然の場合はそんなことはない。しかし、そんな場合は実に少ない。
 大抵は、さぁーて何を書こうかとしばし足踏み状態となる。やがて、思考が固まってしまい、 "フリーズ状態" とも言えそうな雰囲気に舞い込む。
 そうした推移を自覚的に振り返ると、多くの場合、手に負えないような重くて、大きなテーマを掲げようとしているかのようである。それで、どこから手をつけていいのやら困惑したり、そのテーマに迫るだけのエネルギーが今現在あるだろうか......といった懸念も生じ、うろたえて、そうこうしているうちに思考が "フリーズ状態" に近くなってしまうようだ。
 理想を言えば、日誌なのであるから、まさに日常的なこじんまりした材料を見つめ、それを叙述しながら自身に潜伏する感想や問題意識の一端を添える、というスタイルでありたいと思っている。
 が、しかし、これだけ問題が山積し、かつまた "複雑骨折" を何十回と繰り返したと思しき時代環境を目の当たりにしていると、その状況に見合った自分なりの何らかの視点を形成したいと欲張ってしまう。そして、どこから手をつけるかという無謀なことを仕出かそうとするもので、荷が重くなりその挙句思考の "フリーズ状態" に接近してしまうのかもしれない。
 今時、PCの修理費で "6万円プラスα" を出費する人がいるだろうか。まあ、余程高価な構成のPCであるならばいないとは言えないかもしれない。しかし、通常のPCであれば、 "6万円プラスα" を用意すれば新規の製品が買えてしまうだろう。
 実は、先日、長く愛用してきノートPCのディスプレイが急に著しく暗くなってしまった。画像出力機能には問題なく、現に外付けディスプレイには鮮やかに出力できる。
 若干調べてみると、ディスプレイ本体の交換が必要な場合と、ことによったら "FLインバーター" という液晶のバックライトを光らせる部品の交換で済む場合とがあるらしいことがわかった。後者であれば比較的小額の修理費で済むようだった。
 そこで、以上の状況をメーカーのサービス部門担当者に電話で話し、とりあえず当該PCを送り込むことにした。そして、検査の上、価格見積を依頼したのであった。
 < "2兆円" もあれば、耐震不備な学校の校舎の補強工事が、全国で必要な分の半分ができる勘定になるんですよね。しかも、建築工事とあっては、その経済的波及効果も大きいし、 "給付金" バラマキよりもはるかに景気対策としてはいいんじゃないでしょうか......>
とは、昨夜のとあるTV番組でのニュース・キャスターの弁であった。
 そういうことだ! と思わず頷いてしまったものである。
 今日、ようやく政府与党は "給付金" 対策の方針を固めたようだ。まるで、町内イベントの方式を巡って、あれやこれやと行きつ戻りつの小田原評定を重ねてやっと見切り発車した町内会そのもののような印象である。
 こうした知恵も工夫もなく、もとよりビジョンも方針も描けない政府の現状をありありと見せつけられると、コメディアンいかりや長介のセリフ、 "ダメだ、こりゃ" をそのままなぞって言いたくもなる。
 もとより政治とは予算なりと言う人もいるくらいだが、これからの政治の舵取りで重要なことは、 "少ない財源" を何に、いかに効果的に配分するかであろうことは政治家ならずとも了解可能な話である。
 社会全体のパイが自然成長的に増大する時代とはわけが違い、経済成長の低迷と増大せざるを得ない福祉予算だけを見つめてみても、納得できることであろう。
 遅ればせながら、<Google マップ (maps.google.co.jp)>の<ストリートビュー>なるものを試用してみた。
 最近、このシステムに自身の姿が写っていてプライバシーや肖像権の侵害ではないかという話も聞いていたので、一体どれほどのものかと興味があった。
 <Google マップ>の<航空写真>の方は、これも興味本位で何度か試してみたりはしていた。確かに、このような詳細なものであれば、例えば物騒な話である "北朝鮮" の核施設の有様も手に取るようにわかるはずだと思ったものだ。いや、実際その現場を鳥瞰したのではないが......。こちらはもっぱらちまちまとした試用なのであり、かつて自分が居住した名古屋市内のとある町内の様子を、ほぉ~、あまり変わってないもんだな、なんぞと渡り鳥さながら "見下ろす" 暢気さだったのだ。

2008年11月

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