ホーム > ブログ > "iBooks"での"メモ"機能は、プロセス重視の"電子書籍読書体験"での"切り札"に?! ......

"iBooks"での"メモ"機能は、プロセス重視の"電子書籍読書体験"での"切り札"に?! ......


 "読書体験" とは、単なる一般的な "読書" という平板なアクションとはやや区別された、"時間潰しではないイベント" という位置づけをしたいと思っている。妙な言い方になるが、"ヤバイ経験" だからなのである。

―――― <読書とは本来、プロセスを楽しみ、苦しみ、そのプロセスで自身の脳と心とが撹乱され、そこで崩れたバランスを急いで取り戻そうとするような、そんな結構 "ヤバイ経験" なのかもしれない。(自身の頭で考えるということは、どんな場合でも "ヤバイ経験" であろう!)だから、"読書" なんぞと軽々しく(?)呼び捨ててはいけないわけだ。少なくとも、語尾にワケがわからないにしても二文字を絡ませて、"読書体験" とでも言った方が良さそうである......。>"電子書籍"という"読書体験難民救済ヘリ"は、"読書体験=ヤバイ経験"を救うか?( 当誌 2011.07.21 )


 "時間潰し" の読書を "ヤバイ経験" としての "読書体験" に仕上げるには、読み終えることを意識するのではなく、読んでいる自分自身を意識すること、読みながら、何に自分は心を奪われつつあるのかに目を向けること。
 要するに、本が主役ではなくて、自分が主役であることを片時も忘れないことではないかと思っている。「書籍主導」型ではなくて、「自身主導」型で時を過ごすと言ってもいい。ムダだと感じたら、せっかく買ったのに......、なんぞと思わず、すぐに Book off にくれてやるなり捨ててしまう程にである。

 そう考えた時、"読書体験" とは、即ち、"本を手玉に取り" つつ自身が心で感じて頭で考え、身を震わせること以外ではないことに気付く。その "プロセスの体験" こそが読書の醍醐味(だいごみ)なのだと......。
 "紙の書籍" と "電子書籍" との差異や優劣も、この一点を基点にして考えられるべきなのだろうと思う。この点をぼやかすような "電子書籍" 云々の論議ならば止めた方がいい。釣り知らずが釣り道具に凝るようなものだからだ。

 もう長い間、"電子書籍" の魅力に惹かれながら、それでいて、"電子書籍" のメリットとは何なのかと囚われ続けてきた。正直言って、未だに納得の行く答えを見出してはいない。
 ただ、上記の "読書体験" という視点を自覚するに至り、やっとこの辺りの観点で "電子書籍" のメリットを吟味すべきなのかなぁ、と思い始めたわけなのだ。
  "電子書籍" ならではの "辞書" 機能や、"読書ノート" 作成にもつながる "メモ" 機能、あるいは "読書体験" の共有につながる "SNS" へのリンクなどに関心を向けているのも、こうした理由からなのかもしれない。

 差し当たって、今は "読書ノート" 作成にもつながる "メモ" 機能に妙に興味を抱いている。「書籍主導」型ではなくて、「自身主導」型の立場で、読書をするならば、本は "書き込み" などで大いに "汚す" べしとなり、その分自分の頭で考える、ということになる。
 そんなことで、"iBooks" での "メモ" 機能がクローズアップしてきたわけである。
 この機能は、思っていたよりも "賢く" 育てられていたことに感心したものだ。
 先ず、利用中の複数のデバイス( iPod touch、iPad )間で "自動同期" される点である。読み掛けのページにマークする "付箋、しおり" と同様の処理がなされるということだ。

◆ 参照 "電子書籍"ならではのメリット探し!/"メモ"機能とそのデバイス間"自動同期"!( AdhocBlog 2011.07.19 )

 それに加えて、書籍のいたるところで作成した "メモ" を、"一括" して "メール" 送信できるのだ。ここまで可能となっている "iBooks" での "メモ" 機能であれば、結構、"読書体験" を深化させる道具として使えそうかな、と知らされたのであった。
 そこで、あまり熟知されてはいないようなこの "iBooks" での "メモ" 機能の仕組みについて、検証した限りでの結果を "見える化" 解説しておこうと思ったわけだ。
 なお、この辺については次のエントリーも参照してもらいたい。

◆ 参照 "iBooks"での"メモ"機能活用で、"My読書ノート"作り,"SNS"での読書情報共有も!( AdhocBlog 2011.07.20 )


iBooks の "メモ" は、メールで "一括送信" できる!

( 1 ) 【メモの送信手順1】 メニューバーから、「目次」表示ボタンをタップする。これが隠れた "入口" ! なのである。
 

( 2 ) 【メモの送信手順2】 「最右のボタン」をタップする。メモをどうしたいのかを尋ねてくる。

 

( 3 ) 【メモの送信手順3】 「メール」をしたい場合には、「メール」ボタンをタップする。(プリント=印刷の選択も可能)
 

( 4 ) 【メモの送信手順4】 「送信」ボタンをタップして、送信向け設定を進める。これで、最下段の図のようなメールが送信される。

 

( 5 ) メモ作成時例の図1
 

( 6 ) 左のメモの中身

 

( 7 ) メモ作成時例の図2
 

( 8 ) 左のメモの中身

 

( 9 ) メモ作成時例の図3
 

( 10 ) 左のメモの中身

 

( 11 ) メモ作成時例の図4
 

( 12 ) 左のメモの中身

 

※ 送信されたメモのメールの内容。上記のメモ作成時例の各々と対応して、送信されていることが分かる。なお、「メモ内容」だけではなく、「何時」、「どの箇所(章や節)」でのメモなのかも送信される。


 "電子書籍" を利活用することで "読書体験" は、さらにに深まり、充実する可能性がありそうだと考えているわけだが、読書中の "メモ機能" についてのこうした "仕組み" もまたその貴重な一つかと思われる...... (2011.07.21)

2011年7月21日 yasuo hirose | | コメント(0) | トラックバック(0)

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