家庭で、インターネットに接続する際、一般的には、複数ユーザーの利用を可能にするため "ルーター" という接続機器を介在させることになる。しかも、昨今では "タブレット" など "Wi-Fi" 機器も利用したいということで、"無線LANルーター" を利用するスタイルが多いかと思われる。
確かに、"無線LANルーター" を介在させてのインターネット接続はいろいろな点で利便性が高い。こうした機器も、比較的安価で高性能であるため広く普及している。
また、セキュリティに関しても、こうした "無線LANルーター" とその操作へのアクセスが、通常は家庭内に限られることもあり、まずまずの評価がなされてきた。
ところが、思わぬ "落とし穴" が発覚した。こうした利用スタイルにおいて、"インターネット・プロバイダーに接続するID/パスワード" が盗まれ、悪用される、というケースが続発したというのである。
問題は、ある種の "無線LANルーター" が "セキュリティ・ホール(ソフトウェアの欠陥)" を持っていたからだと判明した。
下記引用サイト記事:家庭のネットIDなど悪用被害150件超/NHK NEWS WEB/2013.10.25 - 05:03 は、その "実情と対処法" について報じている。
<一般家庭からインターネットに接続する際のIDやパスワードが盗まれ、銀行やゲーム会社などへのサイバー攻撃に悪用される被害が、ことしに入って150件以上に上っている/ 無線LANなどを利用するための機器の欠陥が悪用された/ 攻撃の対象となったのは、オンラインバンキングやゲーム会社など20社以上のサイトで、何者かが発信元を分からなくするため、盗んだ他人のIDを利用/ このIDが盗まれた原因のほとんどは、無線LANなどを使用するためのルーターという接続機器に搭載されたソフトウエアの欠陥/ 一部の機器に、外部からアクセスできる欠陥があり、ネット接続のIDなどが盗まれているという/ IDなどが盗まれた接続機器の大半は、東京のロジテック社が平成21年8月から去年11月まで販売した無線LANブロードバンドルーターと呼ばれる製品/ ロジテック社は、自社のホームページに該当する製品の型番などを掲載......>
なお、"ロジテック社のホームページ" には、"お詫びとお願い" というコンテンツが公開されている。
心当たりがある場合には、早速の対応が欠かせない......。
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