やはり、"入院患者の自殺"、とりわけ "がん患者の自殺" の比率は、もはや予断を許さない状況かと思われる。
◆ 参照 当誌過去の "入院患者の自殺" 関連記事
○ <協議会が2015年に実施した調査では、精神科を除く入院中の自殺者131人のうち、約半数の65人ががん患者だったといい、「診断告知後の自殺率が高い」として注意を呼び掛けている> ( 入院患者の自殺を防ぐため、患者の心のケアや病院の安全管理の徹底などを求めた提言!/当誌 2017.08.30 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 一般病院の2割で入院患者自殺...半数はがん/yomiDr.ヨミドクター/2017.10.16 は、 <精神科病床がない一般病院の約2割で入院患者が過去3年間に自殺していたことが、日本医療機能評価機構(東京)の調査でわかった。一般病院でも自殺が少なくない実態が浮き彫りになったことから、同機構は精神面の不調のチェックやケア、自殺が起きやすい設備の改修などを病院に呼びかける自殺予防の提言を公表した> と報じている。
<......同機構は2015年秋、全国の1376病院を対象に調査票を郵送で送り、12~14年度の自殺の発生状況などを質問した。38%の529病院が回答した。 その結果、432の精神科のベッドがない一般病院のうち、19%にあたる83病院で計107人が自殺していた。主な病気別ではがんが52人で半数を占め、消化器や脳神経の病気がともに8人で続いた。自殺した患者のうち、46人でがんの痛みなど身体症状の悪化などがみられ、31人で「死にたい」など自殺に関連する発言があった。 一方、精神疾患がある患者の自殺リスクは高く、精神科病床がある一般病院で67%、精神科病院では79%で自殺が起きていた。 調査や提言のとりまとめを主導した札幌医科大学の河西千秋教授(精神医学)は「精神面で不調を抱えた患者を早期に支援できるよう、全ての医療関係者が自殺対策を基本的な知識として知っておく必要がある」と話している> とある。
一般病院の2割で入院患者自殺...半数はがん/yomiDr.ヨミドクター/2017.10.16
精神科病床がない一般病院の約2割で入院患者が過去3年間に自殺していたことが、日本医療機能評価機構(東京)の調査でわかった。一般病院でも自殺が少なくない実態が浮き彫りになったことから、同機構は精神面の不調のチェックやケア、自殺が起きやすい設備の改修などを病院に呼びかける自殺予防の提言を公表した。
同機構は2015年秋、全国の1376病院を対象に調査票を郵送で送り、12~14年度の自殺の発生状況などを質問した。38%の529病院が回答した。
その結果、432の精神科のベッドがない一般病院のうち、19%にあたる83病院で計107人が自殺していた。主な病気別ではがんが52人で半数を占め、消化器や脳神経の病気がともに8人で続いた。自殺した患者のうち、46人でがんの痛みなど身体症状の悪化などがみられ、31人で「死にたい」など自殺に関連する発言があった。
一方、精神疾患がある患者の自殺リスクは高く、精神科病床がある一般病院で67%、精神科病院では79%で自殺が起きていた。
調査や提言のとりまとめを主導した札幌医科大学の河西千秋教授(精神医学)は「精神面で不調を抱えた患者を早期に支援できるよう、全ての医療関係者が自殺対策を基本的な知識として知っておく必要がある」と話している。
<自殺した患者(計107人)のうち、46人でがんの痛みなど身体症状の悪化などがみられ、31人で「死にたい」など自殺に関連する発言があった> とある点から、"緩和医療面" や "精神面支援" などの対策が早急に求められる...... (2017.10.18)
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