今回注目する下記引用サイト記事 : 東栄化学、前立腺がん治療用器具 医療分野に本格参入/日本経済新聞/2018.08.29 - 0:30 は、 <ゴム部品製造の東栄化学工業(群馬県伊勢崎市)は医療分野に本格参入する。前立腺がんの治療の際、放射線をより正確に照射するのに役立つシリコン製の器具を北里大学医学部(東京・港)と共同で開発した。今秋に販売を始める。同社は自動車向け防振ゴム製品が主力だが、ゴムの成型技術を生かして医療用器具を新たな柱に育てる> と報じている。
<......開発したのは前立腺に放射線を当てるために使う針の位置を決める「テンプレート」と呼ぶ装置。シリコン製で縦約4.5センチ、横約5センチで、針を通すための直径1ミリ程度の穴が20個ほど開いている。放射性イリジウムを封入した針を患部付近に挿入し、一定期間そのまま留め置く「高線量率組織内照射法(HDR)」と呼ぶ治療法で使う。 北里大学医学部で泌尿器科が専門の津村秀康講師、放射線科の石山博條講師らの研究グループが多くの症例から日本人患者に適した針の挿入位置を確定。これを基にテンプレートの穴の位置を決めた製品は、このほど特許庁に意匠登録された。 針は患部から離れすぎると線量不足で効果が薄れ、近すぎても副作用の増加につながることから、適切な挿入位置の把握は治療の成否を決めるとされる。これまでも米国製のテンプレートはあったが、日本人の前立腺とサイズが異なるため使いにくく、担当医師の技量によって治療効果にばらつきがあったという。 同じ日本人でも体格の違いがあることから、穴の位置を変えたMサイズとLサイズの2種類を用意する。オープン価格だが医療機関への納入は1個5万円程度になる見通しだ。国内で前立腺がんのHDR治療を実施しているのは20病院ほどで市場規模は限られるが、「これを機に医療機器メーカーとしての知名度を確立し、他の製品の開発につなげたい」(同社)としている。 ―― 以下略 ――> とある。
東栄化学、前立腺がん治療用器具 医療分野に本格参入/日本経済新聞/2018.08.29 - 0:30
ゴム部品製造の東栄化学工業(群馬県伊勢崎市)は医療分野に本格参入する。前立腺がんの治療の際、放射線をより正確に照射するのに役立つシリコン製の器具を北里大学医学部(東京・港)と共同で開発した。今秋に販売を始める。同社は自動車向け防振ゴム製品が主力だが、ゴムの成型技術を生かして医療用器具を新たな柱に育てる。
開発したのは前立腺に放射線を当てるために使う針の位置を決める「テンプレート」と呼ぶ装置。シリコン製で縦約4.5センチ、横約5センチで、針を通すための直径1ミリ程度の穴が20個ほど開いている。放射性イリジウムを封入した針を患部付近に挿入し、一定期間そのまま留め置く「高線量率組織内照射法(HDR)」と呼ぶ治療法で使う。
北里大学医学部で泌尿器科が専門の津村秀康講師、放射線科の石山博條講師らの研究グループが多くの症例から日本人患者に適した針の挿入位置を確定。これを基にテンプレートの穴の位置を決めた製品は、このほど特許庁に意匠登録された。
針は患部から離れすぎると線量不足で効果が薄れ、近すぎても副作用の増加につながることから、適切な挿入位置の把握は治療の成否を決めるとされる。これまでも米国製のテンプレートはあったが、日本人の前立腺とサイズが異なるため使いにくく、担当医師の技量によって治療効果にばらつきがあったという。
同じ日本人でも体格の違いがあることから、穴の位置を変えたMサイズとLサイズの2種類を用意する。オープン価格だが医療機関への納入は1個5万円程度になる見通しだ。国内で前立腺がんのHDR治療を実施しているのは20病院ほどで市場規模は限られるが、「これを機に医療機器メーカーとしての知名度を確立し、他の製品の開発につなげたい」(同社)としている。
―― 以下略 ――
( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
<針は患部から離れすぎると線量不足で効果が薄れ、近すぎても副作用の増加につながることから、適切な挿入位置の把握は治療の成否を決めるとされる。これまでも米国製のテンプレートはあったが、日本人の前立腺とサイズが異なるため使いにくく、担当医師の技量によって治療効果にばらつきがあった> と。 より効果的な放射線治療が期待されている...... (2018.08.30)
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