睡眠薬 リスクを理解! 強い依存性、転倒や頭痛も! 生活習慣見直しで不眠症改善も!

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 今回注目する下記引用サイト記事睡眠薬 リスクも理解して 強い依存性 転倒や頭痛も 生活習慣見直しで、不眠症改善も/西日本新聞/2019.02.04 - 11:00 は、  <日本人の「国民病」と呼ばれる不眠症。成人の5人に1人が不眠の症状を抱えているという調査もあり、医療機関はさまざまな睡眠薬を処方している。ところが、睡眠薬によっては依存性が強く、高齢者の転倒や意識がぼんやりするなどの症状を引き起こすリスクをはらんでいる。近年では、薬に頼らない不眠症治療が注目されている。> と報じている。

 <......●高齢者に多く  睡眠障害に詳しいくわみず病院(熊本市)の池上あずさ院長によると、不眠症の症状は主に、布団に入って眠るまで30分以上かかる「入眠障害」▽睡眠中によく目が覚める「中途覚醒」▽夜明け前に目が覚める「早朝覚醒」-がある。  症状が3カ月以上続き、日中も集中力を欠いたり、疲れやすくなったりした場合、慢性的な不眠症と診断される。良質な睡眠が取れなければ、体内のホルモンバランスが崩れて血圧が上がったり、認知症のリスクが高まったりするという。  特に患者が多いのが高齢者だ。背景の一つには、実際の睡眠時間と寝床にいる「床上時間」とのギャップがあるという。  池上院長が集計したデータによると、1日に必要な睡眠時間の平均は20~50代で7~8時間、60代以上は6時間程度と短くなる。一方、床上時間は20~50代の7時間前後と比べ、60代で7時間半前後、70代で8時間半前後と高齢になるほど長くなり、寝床にいても眠れない状態が生じていた。  池上院長は「加齢に伴って眠れる時間は短くなるのに、早めに布団に入るから眠れず、寝付きが悪くなってしまい、本来なら不要な睡眠薬を飲むようになる」と問題視する。  ●多様な仕組み  医療機関が処方する睡眠薬には、さまざまな睡眠導入の仕組みがある。広く処方されるのは、(1)脳の興奮を抑える神経伝達物質「GABA」の働きを促し、脳全体を鎮静させるタイプ(2)体内時計の調節に関係するホルモン「メラトニン」の作用を促すタイプ(3)覚醒を維持する脳内物質「オレキシン」の作用を抑えるタイプ-の3種類だ。  このうち、(1)に分類されるベンゾジアゼピン系睡眠薬は最も多く処方されるが、近年、依存の危険が指摘されている。医薬品を承認審査する医薬品医療機器総合機構(PMDA)によると、ベンゾ系の睡眠薬は定められた用法用量の範囲内であっても、長期間服用するうちに意識障害やふらつきなどが起こる恐れがある。強い依存性も生じるため、飲まないと不安や焦燥感が募り、頭痛や嘔吐(おうと)などが起こることもある。  不眠に悩み、ベンゾ系の睡眠薬を4カ月以上服用していた40代女性は「薬に頼りたくない」と服用量を自己判断で減らした。すると1週間後に頭痛や不快感、強い光を受けると目が痛む「羞明(しゅうめい)」の症状が出たという。  英国では1980年代からベンゾ系の長期使用による依存性が懸念され、欧米では処方期間を「最長4週間」と制限する国もある。日本では「一定量の常用なら安全」と考える医師もおり、ベンゾ系の消費量は他国に比べて高い。  こうした状況を踏まえ、PMDAは2017年3月、ベンゾ系の漫然とした継続投与を避けるように医療機関に呼び掛けた。担当者は「ベンゾ系は急に服用をやめると、重い離脱症状(禁断症状)が出る。患者の自己判断でなく、必ず医師に相談し、慎重に減薬してほしい」と強調する。  ●薬に頼らない  睡眠薬に代わる有効な不眠症治療はあるのか。  池上院長によると、睡眠の量と質は、昼間の活動による脳の疲れと、体の中に生まれつき備わる「体内時計」によって決まるまずは、昼間の活動や就寝時間などの生活習慣を見直すことが改善につながるという。  くわみず病院の睡眠センターでは、患者への睡眠衛生指導に取り組む。タブレット端末を用い、患者の睡眠時間の傾向や昼に活動しやすい時間帯、寝付きや寝起きが良好かなどの項目をチェック。過去2週間分の不眠状態を調べ、適切な睡眠の取り方をアドバイスする。患者には「すいみんノート」を渡し、寝床に入った時間や夜に目の覚めた回数などを記録してもらっている。  池上院長は「眠れないまま横になると、疲れの物質がたまりにくく、ますます眠れなくなる寝付けない時はいったん起きて疲れをため、再び眠くなってからベッドに入ってほしい。睡眠薬に頼らなくても、生活習慣や眠り方を見直せば不眠症が治るケースもある」と話している。   ×      ×   ■薬服用 半数が5年以上 製薬会社調査 長期化する悩み  不眠症治療で睡眠薬を服用している55歳以上の患者の半数以上で、服用期間が5年を超えていることが、製薬大手MSD(東京)の調査で分かった。継続投与によるリスクが懸念されている睡眠薬の服用が、多くの患者で長期化している実態が浮き彫りになった。  調査は昨年9月、シニア世代の不眠症治療や多剤併用に関する意識調査の一環で実施。睡眠薬を服用している全国の患者412人にインターネットを通じ、服用状況や不眠の悩みを尋ねた。  服用期間で最も多かったのは「5年以上」で233人(56・6%)。次いで「3年以上~5年未満」と、「1年以上~3年未満」がそれぞれ66人(16%)だった。  服用が「1年未満」だったのは47人(11・4%)にとどまった。  睡眠薬のイメージについては「薬に頼らず眠りたい」という人が372人(90・3%)を占めた。ただ、実際には「きちんと眠るため服用は仕方ない」という人が389人(94・4%)に上った> とある。

 睡眠薬 リスクも理解して 強い依存性 転倒や頭痛も 生活習慣見直しで、不眠症改善も/西日本新聞/2019.02.04 - 11:00

 日本人の「国民病」と呼ばれる不眠症。成人の5人に1人が不眠の症状を抱えているという調査もあり、医療機関はさまざまな睡眠薬を処方している。ところが、睡眠薬によっては依存性が強く、高齢者の転倒や意識がぼんやりするなどの症状を引き起こすリスクをはらんでいる。近年では、薬に頼らない不眠症治療が注目されている。

 ●高齢者に多く

 睡眠障害に詳しいくわみず病院(熊本市)の池上あずさ院長によると、不眠症の症状は主に、布団に入って眠るまで30分以上かかる「入眠障害」▽睡眠中によく目が覚める「中途覚醒」▽夜明け前に目が覚める「早朝覚醒」-がある

 症状が3カ月以上続き、日中も集中力を欠いたり、疲れやすくなったりした場合、慢性的な不眠症と診断される。良質な睡眠が取れなければ、体内のホルモンバランスが崩れて血圧が上がったり、認知症のリスクが高まったりするという。

 特に患者が多いのが高齢者だ。背景の一つには、実際の睡眠時間と寝床にいる「床上時間」とのギャップがあるという。

 池上院長が集計したデータによると、1日に必要な睡眠時間の平均は20~50代で7~8時間、60代以上は6時間程度と短くなる。一方、床上時間は20~50代の7時間前後と比べ、60代で7時間半前後、70代で8時間半前後と高齢になるほど長くなり、寝床にいても眠れない状態が生じていた。

 池上院長は「加齢に伴って眠れる時間は短くなるのに、早めに布団に入るから眠れず、寝付きが悪くなってしまい、本来なら不要な睡眠薬を飲むようになる」と問題視する。

 ●多様な仕組み

 医療機関が処方する睡眠薬には、さまざまな睡眠導入の仕組みがある。広く処方されるのは、(1)脳の興奮を抑える神経伝達物質「GABA」の働きを促し、脳全体を鎮静させるタイプ(2)体内時計の調節に関係するホルモン「メラトニン」の作用を促すタイプ(3)覚醒を維持する脳内物質「オレキシン」の作用を抑えるタイプ-の3種類だ。

 このうち、(1)に分類されるベンゾジアゼピン系睡眠薬は最も多く処方されるが、近年、依存の危険が指摘されている。医薬品を承認審査する医薬品医療機器総合機構(PMDA)によると、ベンゾ系の睡眠薬は定められた用法用量の範囲内であっても、長期間服用するうちに意識障害やふらつきなどが起こる恐れがある。強い依存性も生じるため、飲まないと不安や焦燥感が募り、頭痛や嘔吐(おうと)などが起こることもある

 不眠に悩み、ベンゾ系の睡眠薬を4カ月以上服用していた40代女性は「薬に頼りたくない」と服用量を自己判断で減らした。すると1週間後に頭痛や不快感、強い光を受けると目が痛む「羞明(しゅうめい)」の症状が出たという。

 英国では1980年代からベンゾ系の長期使用による依存性が懸念され、欧米では処方期間を「最長4週間」と制限する国もある。日本では「一定量の常用なら安全」と考える医師もおり、ベンゾ系の消費量は他国に比べて高い

 こうした状況を踏まえ、PMDAは2017年3月、ベンゾ系の漫然とした継続投与を避けるように医療機関に呼び掛けた。担当者は「ベンゾ系は急に服用をやめると、重い離脱症状(禁断症状)が出る。患者の自己判断でなく、必ず医師に相談し、慎重に減薬してほしい」と強調する。

 ●薬に頼らない

 睡眠薬に代わる有効な不眠症治療はあるのか。

 池上院長によると、睡眠の量と質は、昼間の活動による脳の疲れと、体の中に生まれつき備わる「体内時計」によって決まるまずは、昼間の活動や就寝時間などの生活習慣を見直すことが改善につながるという。

 くわみず病院の睡眠センターでは、患者への睡眠衛生指導に取り組む。タブレット端末を用い、患者の睡眠時間の傾向や昼に活動しやすい時間帯、寝付きや寝起きが良好かなどの項目をチェック。過去2週間分の不眠状態を調べ、適切な睡眠の取り方をアドバイスする。患者には「すいみんノート」を渡し、寝床に入った時間や夜に目の覚めた回数などを記録してもらっている。

 池上院長は「眠れないまま横になると、疲れの物質がたまりにくく、ますます眠れなくなる寝付けない時はいったん起きて疲れをため、再び眠くなってからベッドに入ってほしい。睡眠薬に頼らなくても、生活習慣や眠り方を見直せば不眠症が治るケースもある」と話している。

×      ×

■薬服用 半数が5年以上 製薬会社調査 長期化する悩み

 不眠症治療で睡眠薬を服用している55歳以上の患者の半数以上で、服用期間が5年を超えていることが、製薬大手MSD(東京)の調査で分かった。継続投与によるリスクが懸念されている睡眠薬の服用が、多くの患者で長期化している実態が浮き彫りになった。

 調査は昨年9月、シニア世代の不眠症治療や多剤併用に関する意識調査の一環で実施。睡眠薬を服用している全国の患者412人にインターネットを通じ、服用状況や不眠の悩みを尋ねた。

 服用期間で最も多かったのは「5年以上」で233人(56・6%)。次いで「3年以上~5年未満」と、「1年以上~3年未満」がそれぞれ66人(16%)だった。

 服用が「1年未満」だったのは47人(11・4%)にとどまった。

 睡眠薬のイメージについては「薬に頼らず眠りたい」という人が372人(90・3%)を占めた。ただ、実際には「きちんと眠るため服用は仕方ない」という人が389人(94・4%)に上った

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)

 <「眠れないまま横になると、疲れの物質がたまりにくく、ますます眠れなくなる寝付けない時はいったん起きて疲れをため、再び眠くなってからベッドに入ってほしい。睡眠薬に頼らなくても、生活習慣や眠り方を見直せば不眠症が治るケースもある」> とのアドバイスは、貴重ではないかと思われる。...... (2019.02.08)













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このページは、yasuo hiroseが2019年2月 8日 00:01に書いたブログ記事です。

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