今回注目する下記引用サイト記事 : 広島大など静脈瘤の治療器を開発/中国新聞デジタル/2019.08.01 は、 <広島大病院(広島市南区)とレーザー電源装置開発のユニタック(尾道市)、広島県は31日、脚の静脈がこぶ状に浮き出る「下肢静脈瘤(りゅう)」の治療器を開発したと発表した。競合品は全て海外製で国産は初めて。操作を一部自動化する「世界初」の仕組みを備えた> と報じている。
<......下肢静脈瘤は、脚の静脈にある血液の逆流を防ぐ弁の機能が低下して起きる。心臓へ戻るべき血がたまり、こぶ状になる。治療器は血管に光ファイバーを挿入して内部をレーザー光で焼き、血流を止めて治す。 治療では、血管にむらなく光が当たるよう挿入した光ファイバーをゆっくり引き抜く必要がある。既存品は医師の手技によるが、新商品では自動化。同病院であった会見で、開発に携わった末田泰二郎・同大名誉教授(心臓血管外科)は「内部を均一に焼くことができ、医師の技量差によらない治療が受けられるようになる」と説明した。 医学と工学の連携で地場産業の育成を図る、県の医工連携プロジェクトの成果。国や県の補助金を受けて開発したため、研究費を価格転嫁する必要がなく、低価格化が実現した。1台750万円の相場に対し、2割安で販売するという。 医療用レーザー治療器の製造実績があったユニタックが、ひろしま産業振興機構(中区)の支援で同病院と連携。医師の助言を受け、2015年から開発を進めていた。初年度は300台の出荷を見込む。医療機器販売のジェイ・シー・ティ(安佐南区)が1日から販売する。 末田名誉教授によると、下肢静脈瘤は命にかかわる病気ではないものの、放置すると皮膚炎や潰瘍につながるため早めの治療が必要。年齢を重ねると発症しやすく、高齢化が進む中で治療態勢の充実が求められていた> とある。
広島大など静脈瘤の治療器を開発/中国新聞デジタル/2019.08.01
広島大病院(広島市南区)とレーザー電源装置開発のユニタック(尾道市)、広島県は31日、脚の静脈がこぶ状に浮き出る「下肢静脈瘤(りゅう)」の治療器を開発したと発表した。競合品は全て海外製で国産は初めて。操作を一部自動化する「世界初」の仕組みを備えた。
下肢静脈瘤は、脚の静脈にある血液の逆流を防ぐ弁の機能が低下して起きる。心臓へ戻るべき血がたまり、こぶ状になる。治療器は血管に光ファイバーを挿入して内部をレーザー光で焼き、血流を止めて治す。
治療では、血管にむらなく光が当たるよう挿入した光ファイバーをゆっくり引き抜く必要がある。既存品は医師の手技によるが、新商品では自動化。同病院であった会見で、開発に携わった末田泰二郎・同大名誉教授(心臓血管外科)は「内部を均一に焼くことができ、医師の技量差によらない治療が受けられるようになる」と説明した。
医学と工学の連携で地場産業の育成を図る、県の医工連携プロジェクトの成果。国や県の補助金を受けて開発したため、研究費を価格転嫁する必要がなく、低価格化が実現した。1台750万円の相場に対し、2割安で販売するという。
医療用レーザー治療器の製造実績があったユニタックが、ひろしま産業振興機構(中区)の支援で同病院と連携。医師の助言を受け、2015年から開発を進めていた。初年度は300台の出荷を見込む。医療機器販売のジェイ・シー・ティ(安佐南区)が1日から販売する。
末田名誉教授によると、下肢静脈瘤は命にかかわる病気ではないものの、放置すると皮膚炎や潰瘍につながるため早めの治療が必要。年齢を重ねると発症しやすく、高齢化が進む中で治療態勢の充実が求められていた。
<末田名誉教授によると、下肢静脈瘤は命にかかわる病気ではないものの、放置すると皮膚炎や潰瘍につながるため早めの治療が必要。年齢を重ねると発症しやすく、高齢化が進む中で治療態勢の充実が求められていた> という。 上記記事の "新治療器" での治療成果が大いに期待される...... (2019.08.09)
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