銀行に用があって、久しぶりに町田駅付近に出かけた。
昨日だったかと思うが、町田駅付近では雑居ビルのシャッターへの発砲事件があった。何とも物騒なご時世である。
そんなことは別にして、久しぶりに駅近辺に足を運ぶと、このところ人ごみから遠ざかっていた自分のような "田舎者" は、その殺伐とした雰囲気に圧倒されそうになる。
何だか、それぞれ皆が "金銭感覚" を剥き出しにして蠢いているように感じてしまったのだ。何がどうというわけでもないのだが......。
昨日だったかと思うが、町田駅付近では雑居ビルのシャッターへの発砲事件があった。何とも物騒なご時世である。
そんなことは別にして、久しぶりに駅近辺に足を運ぶと、このところ人ごみから遠ざかっていた自分のような "田舎者" は、その殺伐とした雰囲気に圧倒されそうになる。
何だか、それぞれ皆が "金銭感覚" を剥き出しにして蠢いているように感じてしまったのだ。何がどうというわけでもないのだが......。
最初に銀行で用を済ましたからそんな印象を強めてしまったのかもしれない。
いつもそうなのか知らないが、ATMの前には、あの特有の蛇行状に並ぶ人々が溢れる騒ぎであった。また、窓口処理も整理番号を手にした顧客たちがフロアーを埋めていた。
いやになって帰ろうかとさえ思ったが、どうせまた再び来なければならないだけなので、待つことにした。
近辺から、同じく順番を待つ中年夫婦の会話なんぞが聞こえてきたりした。
「△十万円があるのは定期口座の方で、それとは別の口座なのよ......」
「じゃあ大丈夫か......」
とか何とか、自分たちの預金の残りを心配しているふうでもあった。わかるよなぁ、と思った。このご時世、頼りになるものが消し飛ぶ中で、自分の預金だけが命綱と言えるのかもしれないからだ。
しかし、自分は大体が銀行という場所には好感を抱いていない。
ビジネスに手を染めた者としては、あるいは、経済イコール金融の世となってしまった現代の、そこに生きている社会人としては馬鹿げているとしか言いようがないわけだが、土台、 "金利" で動くシステムというものが気に入らない。下世話に言えば、 "他人のふんどしで相撲をとる" としか思えない銀行業に好感が持てないでいるわけだ。
まあ、これまで付き合ってきた銀行関係者たちの行動スタイルにも良い思い出を持っていないからなのかもしれない。
ただ、時代環境はますます "金融化" の度を強めているようだ。つい先頃あった "金融危機" のことなんぞ、 "金利" 至上主義の連中には何でもなかったかのように、再び暗躍しはじめているというではないか。
その被害を被って、虫けらのように喘いでいるのは一般庶民であり、当事者たちは "事故った損失" を一刻も早く取り返す算段でいる。
米国のFRBも、<米連邦準備理事会(FRB)は23日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で「経済活動は上向いてきた」として、米景気底入れの判断を表明した。>( 2009.09. NIKKEI.NET )とかである。
それなのに、もう一方では、<インフレが発生する恐れが小さいこともあり、FRBは政策金利について「今後も長期間、異例の低水準とすることが正当化される可能性が高い」との認識は変更しなかった。>というのだが、これって何なのだろうか。円高刺激になることも考えられるが、まるで、ファンド系の投資意欲を後押ししているようなもので、あの "金融危機" のことなんぞどこ吹く風といった感触が伝わってくる。
昼時だったので、食べ物屋に入ったが、そこで隣り合わせた老婦人たちの会話、まるでお金の話なぞ下品! と言わぬばかりのお金とは縁のない話題に終始していたのが、唯一、心の慰みとなった...... (2009.09.24)
いつもそうなのか知らないが、ATMの前には、あの特有の蛇行状に並ぶ人々が溢れる騒ぎであった。また、窓口処理も整理番号を手にした顧客たちがフロアーを埋めていた。
いやになって帰ろうかとさえ思ったが、どうせまた再び来なければならないだけなので、待つことにした。
近辺から、同じく順番を待つ中年夫婦の会話なんぞが聞こえてきたりした。
「△十万円があるのは定期口座の方で、それとは別の口座なのよ......」
「じゃあ大丈夫か......」
とか何とか、自分たちの預金の残りを心配しているふうでもあった。わかるよなぁ、と思った。このご時世、頼りになるものが消し飛ぶ中で、自分の預金だけが命綱と言えるのかもしれないからだ。
しかし、自分は大体が銀行という場所には好感を抱いていない。
ビジネスに手を染めた者としては、あるいは、経済イコール金融の世となってしまった現代の、そこに生きている社会人としては馬鹿げているとしか言いようがないわけだが、土台、 "金利" で動くシステムというものが気に入らない。下世話に言えば、 "他人のふんどしで相撲をとる" としか思えない銀行業に好感が持てないでいるわけだ。
まあ、これまで付き合ってきた銀行関係者たちの行動スタイルにも良い思い出を持っていないからなのかもしれない。
ただ、時代環境はますます "金融化" の度を強めているようだ。つい先頃あった "金融危機" のことなんぞ、 "金利" 至上主義の連中には何でもなかったかのように、再び暗躍しはじめているというではないか。
その被害を被って、虫けらのように喘いでいるのは一般庶民であり、当事者たちは "事故った損失" を一刻も早く取り返す算段でいる。
米国のFRBも、<米連邦準備理事会(FRB)は23日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で「経済活動は上向いてきた」として、米景気底入れの判断を表明した。>( 2009.09. NIKKEI.NET )とかである。
それなのに、もう一方では、<インフレが発生する恐れが小さいこともあり、FRBは政策金利について「今後も長期間、異例の低水準とすることが正当化される可能性が高い」との認識は変更しなかった。>というのだが、これって何なのだろうか。円高刺激になることも考えられるが、まるで、ファンド系の投資意欲を後押ししているようなもので、あの "金融危機" のことなんぞどこ吹く風といった感触が伝わってくる。
昼時だったので、食べ物屋に入ったが、そこで隣り合わせた老婦人たちの会話、まるでお金の話なぞ下品! と言わぬばかりのお金とは縁のない話題に終始していたのが、唯一、心の慰みとなった...... (2009.09.24)
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