PDF電子文書技術活用のすすめ_①/"iPad"="iBooks"はPDF文書対応/PDF脆弱性問題 ......

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 これからしばらく、 "PDF電子文書技術" の活用に関するレポートを随時書き足してみようかと考えている。昨日も書いたように、 "iPad"、"iPod" などという極めて使い勝手の良い多機能端末が比較的低価格で実現されたのだから、それらが対応する "PDF文書" を活用しない手はなかろうと思ってのことなのである。

 思えば、現在、ケータイの "デジカメ" はかつて誰も予想できなかったほどに、日常生活のさまざまな場面で活用されている。記念写真なぞという仰々しい用途よりも、ちょっとした "メモ" 代わりとして、たとえばバス停の時刻表を撮っておくというようにである。
 したがって、この実情をちょいと延長してみるならば、仕事関係はもちろんのこと、生活周辺でのありとあらゆる "文書" (書類[私的、公的]、雑誌、手書きメモ、名刺、領収書、年賀状、パンフレット etc.)を、低価格・高性能なスキャナーで手っ取り早く "スキャニング" して "PDF文書" としてHDDに保管してしまい、必要時に "キーワード検索" によって瞬時に探し出して表示・活用する、というまるで "手品" みたいな段取りさえも決して夢なんぞではないと思えるわけだ。これぞまさしく、パーフェクトな "ペーパーレス" 状況の実現ということである。
 こうした段取りが、ビジネス現場での想像を絶する "効率性" 向上をもたらすのは当然だとして、生活の場でも "文書" にまつわる "鬱陶しさ、ストレス" を解消する効果は計り知れないのではなかろうか。
 いよいよ到来している高齢化社会の現状では、 "度忘れ、記憶力低迷" という厄介さが生活にヒタヒタと浸透している状況であろう。だから、こうした "革命的" とも言える生活術(生活の知恵)は実にマッチしていると思わざるを得ない。

 ところで、念のために再確認しておくと、"iPad" のひとつの魅力あるアプリケーションである "iBooks" のジャンルには、以下のようなメッセージが記されているのだ。つまり、 "自前のPDF文書" に対しても実に公平に "市民権" が与えられているのである。

<PDFもコレクションに加えよう。
iBooksアプリケーションが、ユーザーガイド、ビジネス提案書、プロジェクト計画書などのPDF文書にも対応するようにもなりました。 PDFをiBooksに追加する方法は2つ。iPadでメールに添付されているPDFを選んでiBooksアプリケーションで開き、iBooksアプリケーションの本棚に追加する方法。もしくは、MacやWindowsパソコンのiTunesライブラリにPDFを追加して、iPadにシンクする方法です。iBooksでは、ボタンをタップするだけで本の本棚とPDFの本棚が切り替わります。PDFをタップすれば、電子書籍と同じようにスクリーンいっぱいに表示されます。フリップでページをめくったり、ブックマークやハイライトを追加したり、ページを拡大して細かい部分を見るのも自由自在です。>(apple.com iPad/iBooks

 したがって、"自前のPDF文書" を種類を問わず "量産" (PDF文書は、優れた "圧縮機能" によってファイル容量は高が知れている!)したとしても、問題なく上記のような "ペーパーレス" 状況を実現できるわけである。

 まあ、 "PDF電子文書技術" の活用に関する具体例は追々に書き足すとして、今回は念のために "ひとつの懸念" を払拭しておこうかと思う。
 それと言うのは、昨年あたりからネット上での "PDFファイル" には危険度の高い "脆弱性" が潜んでいるとの風評があった。悪意ある者がこの "脆弱性" を悪用してメールなどに "PDFファイル" を添付すると、セキュリティを侵す可能性があるというものなのである。

<Adobe ReaderとAcrobatの更新版がリリース、深刻な脆弱性に対処 Adobeはユーザーに対し、脆弱性を修正したReader/Acrobat 9.3.1またはReader/Acrobat 8.2.1にアップデートするよう呼び掛けている 。[ITmedia] 2010年02月17日 07時58分 更新
 米Adobe Systemsは2月16日、予告通りにAdobe ReaderとAcrobatの更新版をリリースし、複数の深刻な脆弱性に対処した。
 Adobeのアドバイザリーによると、今回の更新では、ドメインサンドボックスをかわして不正なクロスドメインリクエストをできてしまう脆弱性と、アプリケーションをクラッシュさせて攻撃者にシステム制御を可能にさせてしまう恐れのある脆弱性を修正した。いずれも危険度は4段階で最も高い「Critical」となっている。
 脆弱性が存在するのはAdobe Reader 9.3までのバージョン(Windows、Macintosh、UNIX版)とAdobe Acrobat 9.3までのバージョン(Windows、Macintosh版)、およびAdobe Reader/Acrobat 8.2までのバージョン(Windows、Macintosh版)。
 Adobeはユーザーに対し、これら脆弱性を修正した更新版のReader/Acrobat 9.3.1またはReader/Acrobat 8.2.1にアップデートするよう呼び掛けている。更新版は、デフォルトで有効になっている自動更新機能を使って入手できる。>([ITmedia]

 なお、参考まで記しておくと、 "アップデート" 版のダウンロードサイトは以下のとおりとなる。

<Adobe Reader for Windows のダウンロード可能ファイル>

  "活字離れ" 現象が叫ばれて久しい昨今であるが、 "活字" に類するものは何も書籍ばかりではない。生活周辺にはさまざまな重要だと思われる "文書" 類もある。
 仮に、"活字離れ" 傾向が強いとするならば、まさにこうした "スマートな対処法" によって趣きをガラリと変えるという選択もあって良さそうな気がしている...... (2010.07.24)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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このページは、yasuo hiroseが2010年7月24日 00:01に書いたブログ記事です。

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