相変わらず "殺人的猛暑" が続いている。ちなみに以下のような報道が目についた。
＜"熱中症"全国２１６人死亡
各地で梅雨明けした先月１７日から先月末までに、熱中症とみられる症状で死亡した人は、高齢者を中心に全国で２１６人に上り、８０％が自宅などの室内で死亡していたことがＮＨＫのまとめでわかりました。
ＮＨＫが各放送局を通じてまとめたところ、梅雨明けした先月１７日から、先月末までの１５日間に熱中症とみられる症状で死亡した人は、東京都が最も多い８８人に上ったのをはじめ、埼玉県で４１人、千葉県で１０人、栃木県で８人、愛知県と三重県でそれぞれ７人などと、九州から東北にかけての各地であわせて２１６人に上っています。
亡くなった人を年齢別で見ますと、７０歳以上の高齢者が１６４人と最も多く、全体の７６％を占めていました。死亡した場所で見ますと、先月３１日、愛知県南知多町で８６歳の女性が自宅で倒れて死亡するなど、室内で死亡した人が全体のおよそ８０％に上っていました。また、庭や畑で作業中に倒れたという人が２５人いたほか、３人は、車の中で亡くなっていました。
東京では、病院に運ばれる前に自宅で死亡しているのが見つかるケースが相次いでいて、ほとんどが、１人暮らしの高齢者で、倒れても気づかれないまま死亡したとみられています。＞（"熱中症"全国２１６人死亡／ＮＨＫニュース／8月2日 18時13分）
自分のおふくろは８０代半ば過ぎなのでこうした報道を気にせざるを得ない。頻繁に水を飲むようにと伝えているが、先ずはしっかりと実践しているようである。今日も、病院での定期検診に出向くというので、心配なのでおふくろをクルマで送ったりした。
一般的世代でさえ "参った、参った" の "猛暑" なのだから、高齢者にとっては "危険" この上ないはずである。高齢者は、たとえば "喉の渇き" を自覚することなど、いわば身体の "センサー" 自体が機能低下しているようだから、的確な状況判断ができにくい。そこから、行動が "後手、後手" に回ってしまい "危険" な状態を招いてしまうのであろう......。
笑い話で、「こう暑くては、山は火事だんべ......」というセリフを聞いた覚えがある。だが、どうも笑い話どころではなさそうである。
＜森林火災の死者３４人に＝モスクワで４０度の予報も－ロシア猛暑
【モスクワ時事】記録的な猛暑が続いているロシア西部の中央、沿ボルガ連邦管区などでの森林火災で、非常事態省のステパノフ国家危機管理センター長は２日、死者が３４人に達したことを明らかにした。インタファクス通信が伝えた。
同センター長によると、猛暑で森林や泥炭層の火災が連日新たに３００件発生。消火活動には１５万人を動員、村など居住地区への延焼防止に全力を挙げているが、これまでに７７の村が被害を受け、家屋１０００軒以上が焼失したという。
中央、沿ボルガ連邦管区では過去２カ月にわたりまとまった降雨がなく、ロシア気象庁は２日、今後も乾燥と高温で森林火災が拡大する恐れがあると警告した。
同庁はまた、７月のモスクワの気温が平年を７．８度上回り、１３０年間の観測史上最も暑い７月になったと発表。モスクワでは今週も猛暑が続き、６日には気温が４０度に達する可能性があるとの予報を出している。＞（森林火災の死者３４人に＝モスクワで４０度の予報も－ロシア猛暑／時事ドットコム／2010/08/02-18:23）
もはや、 "異常気象" だと言ってみても、何も始まらなくなった。「そうなんですよ」という相槌が返ってくるに過ぎない......。梅雨時は梅雨時での "異常気象" が、また夏は夏の "異常気象" が、そして来るべき秋の台風季節にはその "異常気象" が猛威を振るうことになりそうで、それが定石となるのであろうか......。
こんな "熱中症" 蔓延の中、自分はそんな状況に抗(あらが)うように、 "電子書籍" 作りのトライアンドエラーに "熱中" している。そうでもしなければ、やってられない！ ということでもあるが......。
今日は、"ｅＰｕｂ" 電子書籍形式へとささやかなアプローチを試みた。それは、 "iPad" などの "iBooks" も採用しているオープンな電子書籍ファイルフォーマット規格なのである。
仮にも "電子書籍" を作ろうとするならば、 "ＰＤＦ" 化方式のマスターの次に挑むべきは、その "ｅＰｕｂ" 電子書籍形式の方法取得ということかと見ているわけだ。
で、今日のところは、その "ｅＰｕｂ" 電子書籍形式の出力を支援するフリーソフトがあるとの状況確認にとどまることになる...... (2010.08.03）
コメントする