日が暮れれば多少は涼しくなってもよさそうだが、そうした "加減" を知らない "常識はずれの猛暑" の場合は違うようだ。もうとっぷりと暗くなった午後8時に近くなっても、30度を下回っていない。気温とともに湿度も高いことが不快さをいや増しているのであろう。
つくづく、もう勘弁してほしいものだと思ってしまう。猫たちがいる階下では、クーラーは良くないと "業務用扇風機" を、開けた窓辺に置いて一日中ぶん回しているが、なんせ "毛皮コート" が脱げないでいる彼らは、気の毒なほどにグッタリとしている。
この "猛暑" の "お盆" の最中に、自分は "心頭滅却すれば......" とばかりに、 "電子書籍" 関連テーマの作業に "ぶち込んで" いる。今日は、昨日書いた "Sigil" と同様、同種のフリーソフトである< eCub >( eCub - a simple to use EPUB and MobiPocket ebook creator )をダウンロードしてあれこれと吟味してみたところだ。
この "Epub 電子書籍" へのフォーマット変換・編集ソフトには、"Epub 電子書籍" に "カバー・ページ" を挿入できるという点で関心を持ったのであった。
ところで、例年どおりに "お盆" 行事もつつがなく済ませた。 "迎え火" 、"送り火" という定番の手順に、親戚の者たちとの会食......と。
また、こうした時を活かすかのように、高齢独居のおふくろの住まいの "環境点検あれこれ" にも目配りすることになったりもした。
そんな中に、 "洗濯機の据付が不安定" だという修繕箇所が見つかった。排水の都合で、ブロック建材を敷いてその上に据付ていたのだが、その据わりが良くなかった。
これに対処しようとしての "目論見" で、つまらないことではあるがちょっと考えたことがあったのだ。結論から言えば、すべからく問題解決には "柔軟思考" が必須なのだという点である。
洗濯機の下面には、 "4本の足" が付いている。これまで据付けに問題があったのは、この "4本の足" の間隔がブロック建材の大きさを上回っていたことであった。どう並べても、 "足" がはみ出してしまうのだ。かと言って、ブロック建材の個数を無闇に増やせば、 "台" の広さばかりが増して、今度は邪魔になる。
そこで、思いついたのが、そうか、複数のブロック建材の上に、"4本の足" がよって立てる広さの "厚手の板" を敷けばいい! という発想であった。確かにそのとおりなのである。
が、なかなか、そんな適当な板が見つからない。近所のホームセンターを覗いてみてもである。しかし、そうした板をあてがわないと、洗濯機の据付不安定問題は解消しないわけだ。
で、そのホームセンターを再度訪れて、何か "適当なもの" はないかと探し回った。
と、そうしている時、 "発想の転換!" を得たのである。何も必要なのは "一枚板" である必要はない! 洗濯機の "4本の足" の前後なり左右なりの "二組の足" を支えるだけの幅を持った狭い幅の板2本があれば、それをブロック建材の上に載せればいいことじゃないか! と。
実に、些細なつまらないことではあったが、その時に感じたのは、自分も結構 "硬直思考" に陥っていたな......、ということであった。 "発端" に考えた "ファースト・イメージ" に囚われ続けて、 "柔軟思考" を阻害しているという点なのである。いわゆる、 "初期捜査" の間違いが尾を引き続けるとでも言うエラーのことである。
あえて、こんな些細なことを長々と書いたのは、日常生活にせよ、技術的なテーマにせよ、何にせよ、人が直面する問題に関して、結構、災いとなっているのは、ことの "発端" での "ファースト・イメージ" なのかもしれない......、と思ったからなのである。
で、< eCub >の件に戻るが、このソフトの "UI(ユーザー・インターフェイス)" に関しても、この "発想の転換!" が必要だったのである。ちょっとした "組み木細工" ふうの仕掛け(?)があるのだ。
詳細は後日に回すとして、このソフトの "使い方" では、既存の File を「 Open 」するに当たってはユーザー側での "ひと一捻り" が不可欠となる。ちょっと "レアケース" な作り方であるような印象も受けないではないが...... (2010.08.17)
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