"Bandicam" の活用で、"PCアプリ操作" 向けの "動画マニュアル" を "ePub 電子書籍" として仕上げようとしていることは何度も書いている。
各種の "Edit(編集)" 機能まで備えた "Video(File) Converter" のフリーソフト、"iWisoft Free Video Converter" を活用しながら少しずつ進めている。
で、当面の気がかりな点は、一つが、表紙とかテキスト表示の静止画を "Video" ファイルちマージすること。もう一つは、動画解説の "ナレーション" を組み込むことであった。
前者については、何とかメドがついたが、後者についてはどうしたものかと幾分思案していた。
そんな時、ふと、これまで一度も目を向けることがなかった Windows XP/Vista に標準搭載されている動画編集ソフト「Windows ムービー メーカー」のことが気になった。
早速、Windows の「プログラム」→「アクセサリ」→「エンターテイメント」から、「Windows ムービー メーカー」を起動させてみると、メニューバーの「ツール」に「タイムラインのナレーション」という機能が目に付いた。
これが活用できると有難いが......、と適当に試してみると、何と、思い通りの結果を得ることができたのである。
先ず、サンプルの "Video" を読み込んで、それを下方に設置された "タイムライン" の "ビデオ" のラインにセッティングしてみた。そのすぐ下のラインには "オーディオ/音楽" というラインが控えている。どうも、そのラインに "ナレーション" の音声入力が反映されるのではないか、と推定した。
そこで、上記の「タイムラインのナレーション」をクリックしてみると、メイン画面が "タイムラインのナレーション" という画面に切り替わり、 "1.ナレーションの開始" 、 "2.ナレーションの終了" というボタンや、マイクからの "入力レベル" を表すゲージなどが表示されていた。
なるほど! と、おおよそ了解しつつ、 "1.ナレーションの開始" ボタンをクリックして、マイクに向かって「ただ今マイクの試験中、ただ今マイクの試験中......」と間抜けな声を出しつつ、タイムラインのインジケータが当該の "Video" の範囲を移動して行くのを目で追った。
こんなことで有効になるものだろうかと、多少の疑念を抱きながら、右側に付属したタイムライン再生を実行してみると、何と、"Video" の動画画面と、「ただ今マイクの試験中、ただ今マイクの試験中......」という自分の音声とが、問題なくマージされていたのである。
そして、メニューバーの「ファイル」→「ムービーファイルの保存」で、これらを保存することができた。保存されたファイル・フォーマットは「.wmv」であり、再生させるべくクリックしてみると、"Windows Media Player" が、まったく問題のなく "ナレーション付き Video" を再生したのであった。
ファイル・フォーマットの変換は、"iWisoft Free Video Converter" で何とでもなることが分かっているため、これで、動画解説の "ナレーション" 組み込み、という気がかりも解消されたと、ホッとしたわけなのである...... (2011.02.13)
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