<小型発電機、注文急増=一般消費者から停電対策で
東日本大震災の発生後、家庭で使える小型発電機の注文が急増している。ガソリンなどを燃料とし、手軽に発電できるため、関東・東北地方での電力不足を背景に、一般消費者が停電対策に買い求めているようだ。
小型発電機で業界最大手のホンダには、販売店を通じて、震災前の7~8倍のペースで注文がきている。中でも、カセットガスボンベで簡単に発電できる「エネポ」(価格10万4790円)の受注は10倍に及んでおり、年間販売目標(約9000台)をこの1カ月で達成した格好だ。同社は「4月からフル生産に入ったが、追い付かない状況」(広報部)という。
ヤマハ発動機でも、4月の受注は前年比7~8倍。電気出力が安定し、パソコンなど精密機器の電源として使えるインバーター付発電機に人気が集まっている。東北の被災地へ優先的に供給しているため、首都圏の店頭では品薄状態が続いている。
富士重工業でも関東近県を中心に例年の約3倍の受注で推移し、1.5倍程度の増産態勢を取っている。>(<<小型発電機、注文急増=一般消費者から停電対策で/時事ドットコム/2011/05/03-14:57>)
ただ、"小型発電機" に関しては、随伴する"騒音"の問題や、PCなどの精密機器やマイコン制御の家電は、電気の質の影響を受けやすい製品のため、誤作動を起こす可能性や故障の原因になることがある、という点に要注意だ。
"無停電電源装置(UPS)" が備えている "インバーター" 機能を装備した発電機でないと、PC関係の製品には不向きだとされている。
とすれば、"使用可能時間" は一時間とかの短時間でしかないとしても、"無停電電源装置(UPS)" を備えておくという手が賢明なのかもしれない。
突然に発生する停電によっては、PC作業中のデータが消し飛ぶだけでなく、運が悪ければHDDをはじめとしてPC自体にダメージを被ることもあり得るからだ。"無停電電源装置(UPS)" の方は、標準的水準の製品であればさほど高コストにはならない...... (2011.05.04)
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