"テレビやラジオが SNS と連携する動き"への SNS ユーザーの反応をどう読むか? ......

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 確かに最近は、"テレビやラジオ" が "Twitter・Facebook" などの SNS と連携する動きが目立つようになってきた。
 ラジオなどでも、かねてより "Fax" や "ネット(ホームページ&メール)" を介したかたちでの聴取者参加型番組が好感を持たれていたようだ。"手紙投稿" といった格式高い(?)手段も廃れてはいないようではあるが......。
 SNS との連動型テレビ番組も、先ずは、その延長線上の動向だと考えて良さそうだ。想定され尽くした動きであり、特に新規性があるわけではない。
 だが、下記引用サイト記事:SNS と連動したテレビ・ラジオ番組が続々登場--SNS ユーザーの反応は?/japan.internet.com/2012.04.02 によれば、予想どおりと言うべきか、SNS ユーザーの反応は悪くなさそうである。

 視聴者の声を募り、情報交換も可能な SNS サイト(アカウントやコミュニティなど)と連動するテレビ番組については、15.3%が「見てみたいと思う」、40.3%が「どちらかといえば見てみたいと思う」とし、合計55.6%が興味を示した。一方、「どちらかといえば見たいと思わない」「見たいと思わない」の合計は14.4%に留まり、全体的に好意的に受け止めらていた。> という。

 <「普段のニュースでは取り上げてもらえないような、より自分が関心のある情報を手に入れたい」「テレビと SNS が連動することで、リアルタイムにいろいろな人の意見交換の場となってほしい」> などといった期待も多く寄せられているらしい。

 考えてみれば、従来、テレビ番組は "一方通行" でしかなく、視聴者は "受動性" のラクを享受する一方、自己主張の衝動は犠牲とせざるを得なかったはずだ。したがって、そうして鬱積していた視聴者が新しい試みに "好意的" な反応を返したとしても決して不思議ではない。
 ただ、"テレビ番組 = 受動性" という従来からの基本的色彩("長年の相貌")が、"SNS = 積極性" とまでは言えないにしても、ある種の "構え" が伴う SNS と、"連携" はともかくとして、どこまで "融合" して行けるのかは未知数であるような気がする......。

 SNS と連動したテレビ・ラジオ番組が続々登場--SNS ユーザーの反応は?

 SNS 利用者の増加はとどまるところを知らない。あるデータによると、国内ネットユーザー(約9,500万人)の半数は何かしらの SNS を利用しているという。......

 SNS が浸透し始めていることから、テレビやラジオが SNS と連携する動きも広がっている。代表的なのは、テレビ・ラジオ番組が専用の Twitter・Facebook アカウント、Twitter ハッシュタグを用意し、そこへ番組の意見や感想を投稿してもらうものだが、中には SNS を通して視聴者と一緒にコンテンツを作る番組も見受けられる。......

 では、こういった番組を実際に SNS を利用しているユーザーはどう捉えているのだろうか調査会社メディアインタラクティブが、同社運営のアンケート専門サイト「アイリサーチ」で行った「SNS に関するアンケート」の中で明らかにした。調査対象は20歳~49歳の男女300名で、調査期間は2012年3月13日~2012年3月14日。

 それによると、視聴者の声を募り、情報交換も可能な SNS サイト(アカウントやコミュニティなど)と連動するテレビ番組については、15.3%が「見てみたいと思う」、40.3%が「どちらかといえば見てみたいと思う」とし、合計55.6%が興味を示した。一方、「どちらかといえば見たいと思わない」「見たいと思わない」の合計は14.4%に留まり、全体的に好意的に受け止めらていた


視聴者の声を募り、情報交換も可能な SNS サイト(アカウントやコミュニティなど)と
連動するテレビ番組については、合計55.6%が興味を示した


 また、こういった番組へ「普段のニュースでは取り上げてもらえないような、より自分が関心のある情報を手に入れたい」「テレビと SNS が連動することで、リアルタイムにいろいろな人の意見交換の場となってほしい」などといった期待が多く寄せられていることも分かった。

 ほか本調査では、シーン毎にどの SNS が利用に適しているかをパネラーへ聞いている。それによると、「ニュース(速報)の情報取得に適する」「話題(トレンド)の情報取得に適する」「最もスピーディーに必要な情報を取得できる」「最もスピーディーに必要な情報を広げるのに適する」の1位は「Twitter」「友人・知人とのコミュニケーションに適する」「ビジネス関係者とのコミュニケーションに適する」の1位は「Facebook」だった。用途に応じて SNS を柔軟に使い分けていることを想像させる結果となった。


「最もスピーディーに必要な情報を広げるのに適する」1位は Twitter だった


「友人・知人とのコミュニケーションに適する」1位は Facebook だった

 現在利用している SNS を聞いた設問では(複数回答)、上記のように様々なシーンで利用が適すると支持された Twitter が1位(54.3%)となり、2位・3位は僅差で mixi(54.0%)と Facebook(51.3%)だった。また、4位は GREE(21.0%)、5位は Mobage(18.3%)、6位は Google+(12.3%)だった。

 SNS を情報入手や情報交換の場として使うのに抵抗を感じる人が多いことも分かった。「あなたは、SNS を情報入手や情報交換の場として有意義なもの(価値のあるもの)だと感じますか」と聞いたところ、「とても思う」「まあそう思う」の合計は66.6%だった。また、情報交換の場として SNS が有意義だと思わない点を聞いたところ、「どれが正しい情報なのか判断が難しい」「SNS 上以外の情報で充分だから」「見られたくない人や知らない人にまで自分の意見を見られる」という声が多かった。

 利用者の増加により、ネットメディア以外でも登場の機会が増えている SNS。一方で、4割弱の利用者が情報入手や情報交換の場として有意義とは思わないとしている中、どれほど国内で浸透するか今後も注目だ。 SNS と連動したテレビ・ラジオ番組が続々登場--SNS ユーザーの反応は?/japan.internet.com/2012.04.02

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛を施しています。)

 最近、"SNS 疲れ" とか "シェア(共有)疲れ" という奇妙な言葉を目にするようにもなったが、さしずめ、何でも "SNS" と結び付けてみようとする、ありそうなビジネス傾向に対する一種の "フェイント" のようにも見える。
 片や、"テレビ番組 = 受動性" という "長年の相貌" は、思いのほかシブトイのかもしれない...... (2012.04.03)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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