日本の連休中の4日、米国ダウ平均株価は大幅に反落(前日比168.32ドル安)した。
下記の【 引用記事 1 】:米雇用統計:非農業就業者が低い伸び 景気先行き不安再燃/毎日jp/2012.05.05 によれば、<景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数>が、<市場予想(17万人増)を下回り>、<前月比11万5000人増>に留まったことが原因だとされている。
どうも、米国経済は不安定な推移だ。"懸念が一時遠ざかった......、懸念が再燃した......" の繰り返しを続けている。
市場関係筋からは、<2011年と同様、年初以降に加速した雇用の伸びが夏場にかけて失速するパターンが今年も繰り返されるのではとの見方>も出ている、と言われる。( 下記【 引用記事 2 】:ポイント分析:米雇用統計、昨年の失速パターン再来示唆との声も/REUTERS/2012.05.05 )
少なくとも、連休明けの日本市場では "株安・円高" が進む懸念大(!?)、の気配か......。
【 引用記事 1 】
米雇用統計:非農業就業者が低い伸び 景気先行き不安再燃
【ワシントン平地修】米国で雇用改善ペースが鈍化し、景気の先行き不安が再燃している。米労働省が4日発表した4月の雇用統計(速報)によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比11万5000人増と、市場予想(17万人増)を下回り、昨年10月以来の低い伸びとなった。就業者の増加数は昨年12月から今年2月まで3カ月連続で20万人を超えたが、4月は3月(15万4000人増)に続き、低調な内容となった。
4日のニューヨーク株式市場では雇用統計への失望感から売りが広がり、ダウ工業株30種平均株価は前日比168.32ドル安の1万3038.27ドルで取引を終えた。ニューヨーク外国為替市場ではドルが売られ、午後5時時点の円相場は前日比29銭円高・ドル安の1ドル=79円84〜94銭。米景気先行き不安の再燃で、連休明けの日本市場では株安・円高が進む懸念がある。
【 引用記事 2 】
< 4月の米雇用統計が労働市場の減速を示すなか、市場では2011年と同様、年初以降に加速した雇用の伸びが夏場にかけて失速するパターンが今年も繰り返されるのではとの見方も出ている。
非農業部門雇用者数は前月比11万5000人増にとどまり、予想の17万人増を大幅に下回った。増加の鈍化は3カ月連続。米経済が勢いを失いつつあることが裏付けられた。
失業率は前月の8.2%から8.1%に低下し、3年ぶりの低水準を更新したが、背景としては、職探しをあきらめた人の数が増えたとの消極的理由にとどまった。......>( ポイント分析:米雇用統計、昨年の失速パターン再来示唆との声も/REUTERS/2012.05.05 )
円高相場がやや和らいだのも束の間、上記のような米国経済の景気回復の足踏みに加えて、ここに来て "ユーロ圏の信用不安問題" の再燃(ユーロ圏諸国での選挙)も懸念され始めている。円が再び不安定な展開へと舞い戻って行くのか...... (2012.05.07)
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