"セルフパブリッシング(電子書籍 個人出版)" の苦労は、"電子書籍の制作" ではない。まあ、そこそこ "制作上での苦労" も無いではないが、それは、言ってみれば "楽しみ" の延長線の "苦労" であるに違いない。
"本当の苦労!" は、せっかく形にしたものが "埋もれる" という切なさ、悔しさとともに生まれるものなのかもしれない。
まして、"販売目的" を意識しているとするならば、"制作上での苦労" はそれとして卒業し、"販売のための苦労" へと果敢に挑戦して行かなければならない。ホンキにならなくてはマズイ。
大作家でさえ "売れない" 時代に、ただただ "良いものを仕上げた" と自己満足していてもどうにもならない。
どうしたら "売れるか?!" という苦痛に満ちた "冥府魔道" へと踏み込まなければならないわけだ。
これまでにもこの種のいろいろな経験を書いて来たが、要するに、読者の目に留まるための可能な限りのアプローチが必要となる。自前のウェブページやブログは当然のこと、"自作作品" の "露出度" を高めずして "販売" という目的は絵に描いた餅に終わる。
そこで、目を向けたいのが、"セルフパブリッシング(電子書籍 個人出版)" を支援しているサイトだ。
そこで紹介してみたいのが 電子書籍検索サイト「hon.jp」 なのである。
以前より、「hon.jp」については "hon.jp DayWatch " という "電子書籍業界ニュース" サイトを閲覧してきた。"電子書籍" に関するニュースをきめ細かい視点で配信している点に好感を抱いてきた。
そして、今回、下記引用サイト記事:個人作家さま専用hon.jpデータベース登録のご案内 に応募してみたので紹介することになった。
何の問題もなく<個人作家さま専用hon.jpデータベース登録>がなされたこと、さらに "途端に販売成立!" というオマケまで到来したため "気を良く" してしまったというわけである......。
■個人作家さま専用hon.jpデータベース登録のご案内
(株)hon.jpは7年前から、日本国内の電子書籍を網羅的に検索できる検索サイト「hon.jp」を運営してきました。一般の個人作家さまの作品についても、法人(販売サイトなど)経由での一括登録はお受けしておりましたが、作家さまご本人からの個別の登録依頼については、データベース登録にかかる人的コスト(作品チェックや権利者確認、補助執筆作業など)の関係もあり、今まではお断りしておりました。
それでも、ここ2年ほど個人作家さまからの直接の登録リクエストが急増し、さらに単なるデータベース登録だけでなく「私の作品を多くの人に紹介してほしい」というご相談もよくいただくようになりました。
このような多くのご要望を受け、このたびhon.jpでは、個人作家さま専用にOpt-in型のhon.jp検索データベース登録窓口「hon.jpレジスター」を公開いたしました。※レジスターとは、英語で「登録する」などを意味します。
「hon.jpレジスター」は、自分のサイト上で自作の電子書籍を公開・販売している個人作家さま向けのDB登録窓口で、サービス概要は下記のとおりです。
■ 「hon.jpレジスター」のサービス概要(無料)
サービス名 hon.jpレジスター
サービス内容・メリット
● 個人作家さま自身の電子書籍のリンク先を、「hon.jp」の作品検索用データベースに登録いたします。
● 登録された作品群は、電子書籍検索サイト「hon.jp」および弊社提携ポータルサイトで検索可能となり、ご自分の電子書籍公開・販売ページへ誘導されます。ご登録いただける作家さま
● 出版社と契約せずに、自分の力だけで電子書籍の執筆・公開・販売すべてを行なっている、日本国内在住の個人さま。ご登録いただけない作家さま、作品
● 電子書籍について出版社と出版契約を交わしているプロの作家さまは登録できません(出版社の編集者さまもしくは販売サイトさま経由でご依頼ください)。
● 出版社、法人もしくは団体名義の作品は「hon.jpターミナル」をご利用ください。
● 日本国内に居住住所を保有していない作家さま。
● 「電子書籍」と作品ページ上で明記されていない作品。
● 電子チラシ、カタログ、情報商材とおぼしき作品。
● その他、株式会社hon.jpのスタッフが確認作業困難と判断した作品。FAQ
● こちらをご欄ください。お申込み方法
● 下記の作品確認依頼フォームを使って、作品情報を送信してください(DB登録前に人間によるチェック作業を行ないます)。■ 作品確認申請フォーム(作品登録のために必要です) ( ※ 引用者注/下記は画像です )
"電子書籍" は、"セルフパブリッシング(電子書籍 個人出版)" というスタイルによってこそその存在価値が際立つものだと思われる。
したがって、これを支援する視点で設けられた上記記事の<hon.jp検索データベース>のようなサービスは、"電子書籍" の本来的な普及に貢献するに違いない...... (2012.12.08)
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