"インフルエンザワクチン" の効果を過信することは禁物! という指摘に関連して、つい先日、以下のような事実に着目したものであった。
<タミフル(内服薬)はインフルエンザの重症化防止に貢献しているのですが、乱用して「タミフル(内服薬)耐性の新型インフルエンザウイルスが発生するのでは」と、不安視する意見もある>( インフルエンザ:知っておきたい最新の情報!インフルエンザワクチンの効果過信禁物!( 当誌 2013.12.31 ) )
そして、案の定だと言うべきか、下記引用サイト記事 : タミフル耐性インフル 感染相次ぐ/NHK NEWS WEB/2014.01.06 - 18:48 というようなサイト記事が目に飛び込んできた。
<抗ウイルス薬のタミフルとラピアクタが効きにくいタイプのインフルエンザウイルスに感染した人が、札幌市で相次いで見つかり、国立感染症研究所は、リレンザなど別のタイプの薬を選択することも検討する必要があると、注意を呼びかけています/ 新型インフルエンザとして流行したH1N1型のウイルスにこの冬感染した札幌市の患者6人/ いずれもタミフルとラピアクタが効きにくいタイプのウイルス/ これらのウイルスでは、薬の効果を示す感受性が、通常の500分の1ほどにまで下がっている/ 一方、抗ウイルス薬のリレンザとイナビルはこれらのウイルスに対し効くことが確認> とある。
"ウイルス" は、自身が生存して行くために "バージョンアップ(?)" の変化を繰り返して行くと言われているが、早くも<タミフル耐性インフル> がお目見えとは恐れ入る......。
タミフル耐性インフル 感染相次ぐ/NHK NEWS WEB/2014.01.06 - 18:48
抗ウイルス薬のタミフルとラピアクタが効きにくいタイプのインフルエンザウイルスに感染した人が、札幌市で相次いで見つかり、国立感染症研究所は、リレンザなど別のタイプの薬を選択することも検討する必要があると、注意を呼びかけています。
国立感染症研究所では毎年、インフルエンザのウイルスを各地から集め、詳しく分析しています。
その結果、新型インフルエンザとして流行したH1N1型のウイルスにこの冬感染した札幌市の患者6人について、いずれもタミフルとラピアクタが効きにくいタイプのウイルスだったことが分かりました。
これらのウイルスでは、薬の効果を示す感受性が、通常の500分の1ほどにまで下がっているということです。
一方、抗ウイルス薬のリレンザとイナビルはこれらのウイルスに対し効くことが確認されています。
札幌市以外のウイルスの分析はこれからで、国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センターの田代眞人センター長は、「まず、全国的な状況を調べる必要がある。各地域で流行しているウイルスの情報を確認したうえで、適切な抗ウイルス薬を選択する必要がある」と話しています。
"コンピュータ・ウイルス(マルウェア)" の場合も、次から次へと "巧妙化" しており、"ウイルス対策ソフト" にしても、一度導入すればそれでOKとは行かなくなっている。
これを称して "いたちごっこ" だと言われるが、リアル世界での "感染病ウイルス" に関しても、"いたちごっこ" が始まりつつあるのか......。
ただ、"抗生物質" の乱用が、それらに対する "耐性を持つ細菌" を登場させて "治療" を難航させているようなことだけは、とにかく避けなければならない...... (2014.01.08)
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