"エボラ出血熱" 感染拡大の抑止、鎮静化に、関係医療活動が不可欠であることは言うまでもない。
ところが、その "医療従事者" への "二次感染" が、米国でも複数人発生しており、否応なく危機感が高まっているのが現状である。
◆ 参照 当誌過去の "エボラ出血熱" 関連記事
(1) "エボラ出血熱"感染拡大!医療従事者への"二次感染"リスクがクローズアップする現状!/当誌 2014.10.17
(2) 米国内で"初"のエボラ出血熱感染(院内感染)!"見直し"が迫られた CDC の感染防護策!/当誌 2014.10.14
ところが、今回注目する下記引用サイト記事 : エボラ熱、3次感染の疑い スペイン神父ら4人、感染か/朝日新聞/2014.10.17 - 10:23 では、スペインにおいては「3次感染」が起きた可能性が懸念され、高まる市民の不安と、複雑化していく事態の推移が報じられている。
<アフリカ以外で初のエボラ出血熱感染が起きたスペインで16日、新たに4人に「疑い」が持ち上がった。「3次感染」が起きた可能性があるほか、リベリアから帰国して5日たった神父も含まれており、市民に不安が広がりつつある。/ スペインでは9月までに、西アフリカで感染した神父2人が帰国してマドリードで治療を受けたものの死亡し、看護に携わった女性(44)が2次感染して入院している。地元メディアによると、10月初め、この女性の搬送にかかわった男性が「3次感染」した可能性がある。感染リスクは高くないと位置づけられて経過観察の対象だったが、発熱したため入院して検査を受けることになった。
また、神父は、死亡した2人と同じ団体で活動しており、11日にリベリアから帰国していた。/ さらに、ナイジェリアからマドリードに入った男性も入院した。経由地のパリからの機内で体調を崩した。150人余りの同乗客は、熱を毎日測るよう求められている。アフリカ沖大西洋のスペイン領カナリア諸島でも、シエラレオネから戻った男性が発熱、入院した。 ラホイ首相はこれまでに「落ちついて対処せねばならない。必要な措置はすべてとる」との考えを表明しているが、市民の不安は解消されず、事態は複雑さを増している。(マドリード=青田秀樹)> とある。
エボラ熱、3次感染の疑い スペイン神父ら4人、感染か/朝日新聞/2014.10.17 - 10:23
アフリカ以外で初のエボラ出血熱感染が起きたスペインで16日、新たに4人に「疑い」が持ち上がった。「3次感染」が起きた可能性があるほか、リベリアから帰国して5日たった神父も含まれており、市民に不安が広がりつつある。
スペインでは9月までに、西アフリカで感染した神父2人が帰国してマドリードで治療を受けたものの死亡し、看護に携わった女性(44)が2次感染して入院している。地元メディアによると、10月初め、この女性の搬送にかかわった男性が「3次感染」した可能性がある。感染リスクは高くないと位置づけられて経過観察の対象だったが、発熱したため入院して検査を受けることになった。
また、神父は、死亡した2人と同じ団体で活動しており、11日にリベリアから帰国していた。さらに、ナイジェリアからマドリードに入った男性も入院した。経由地のパリからの機内で体調を崩した。150人余りの同乗客は、熱を毎日測るよう求められている。アフリカ沖大西洋のスペイン領カナリア諸島でも、シエラレオネから戻った男性が発熱、入院した。
ラホイ首相はこれまでに「落ちついて対処せねばならない。必要な措置はすべてとる」との考えを表明しているが、市民の不安は解消されず、事態は複雑さを増している。
(マドリード=青田秀樹)
"2次感染、3次感染......" へと "感染拡大!" が昂じると、"経過観察の対象" 者数も "ネズミ算" 的に増大させてしまうこととなる。その分、医療対策力を分散させることにもつながり、ますます "感染リスク" を増大させてしまう......。
とにかく、現時点での "戦線(?)拡大" を最小限に食い止めることが急務となっている...... (2014.10.18)
コメントする