"抗がん剤のやめどき"!概して副作用が目立ち始める抗がん剤"開始から2週間後"辺り!

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 抗がん剤=殺全身細胞薬は、がん完治の薬ではない!だから"やめどき"が必ずや訪れる! というのが、"抗がん剤" 治療を受ける患者の基本姿勢! だと考えられている。

 ◆ 参照 当誌過去の "抗がん剤" 関連記事

  <○ 抗がん剤は、がんを治す薬ではない ○ 再発転移を予防するか、再発したがんを延命させるかである ○ 分子標的薬の副作用は、従来の抗がん剤より少ないが、それでもある ○ ステージや年齢によっては、抗がん剤をやらないほうがいい場合もある  抗がん剤治療の第一目的とは?  がんの再発、進行、転移をどこまで食い止められるか、どこまで時間を引き延ばせるかということが抗がん剤治療の第一目的である。だから"やめどき"が必ずや訪れる。けっして完治が目的ではない......> ( 抗がん剤=殺全身細胞薬は、がん完治の薬ではない!だから"やめどき"が必ずや訪れる!/当誌 2015.05.16

 今回注目する下記引用サイト記事《1854》 抗がん剤のやめどき 2 ―― 抗がん剤開始から二週間後 長尾和宏(ながお・かずひろ)/朝日新聞 apital/2015.05.19 は、 <抗がん剤の副作用は二種類に分けられる――「自分で感じる副作用」と「血液検査で判明する(自覚症状のない)副作用」> だとしつつ、その "自覚される副作用" が <悲鳴を上げはじめる>時期、つまり<開始から二週間目> あたりが "抗がん剤のやめどき" であると提唱している。

 <毎日のように抗がん剤についての相談を受けます。  全国どこに講演に行っても、抗がん剤の相談です。  「そんなに嫌なら止めたら?」と、思わず言いそうになります。でもそんな答えでは、納得されないどころか、怒る人もいます。  「抗がん剤を止めたら死ぬやんか。長尾先生は死ねと言うのか?」
と逆切れされたら、もっと時間がかかります。  TS‐1という飲み薬の抗がん剤は、大変広く使われています。  しかし副作用はあります。  ちょうど2週間目あたりから、副作用が目立つ人がいます。  そこが私が提唱する、第二番目の"やめどき"なのです。
  【 ポイント 】  飲み薬タイプの抗がん剤でも、かなりきつい副作用が出る人がいる。  ○ 自覚症状がある副作用と、無い(検査値だけ動く)副作用がある。  ○ 初回投与から2週間目が、第二番目の"やめどき"である。  「抗がん剤のやめどき 2」――抗がん剤開始から二週間後  ―― 力が抜けるような倦怠(けんたい)感というのは、抗がん剤の副作用としては、よくあります。  「TS‐1は今までの抗がん剤と比べて副作用を抑える成分が入っているから、副作用は少ないとAがんセンターのお医者さんは言いましたよ。がんは、後からなった者ほど得をするのですね。抗がん剤が進化しているのですから」  ―― 後のほうが得をするかどうかということは、なんとも言えないけれども。たしかに抗がん剤というのは、昨年と今年でだいぶ製品が違ったりしています。同じ薬でも、グレードアップしていたりね。今は、いかに奏効率を高めるかと同時に、いかに副作用を軽減するかに重点を置いて各メーカーも凌(しの)ぎを削っていますから。TS‐1など、まさにその代表格です。 ......  たしかに、TS‐1に関しては今までの消化器系抗がん剤のどの経口薬よりも副作用が少ない。これが抗がん剤か!? と思うほどだ。  何よりも、こうした経口剤の抗がん剤のいいところは、外来治療で行えるということ。術後たった一ヵ月で抗がん剤を服用しながら通勤できるというのは、一昔前では考えられないことであった。何かつらいことや気になることがあれば、かかりつけ医として町医者である私を訪れればいい。抗がん剤治療が外来でできているからこそ、私もボクサーのセコンド的役割を親身になって担当できるというものだ。入院治療であれば、私は何も手出しができなくなってしまうから。  繰り返しになるが、私の診てきたかぎり、胃がんの抗がん剤治療において、TS‐1副作用の軽さは特例中の特例である。他の抗がん剤であれば開始から二週間目というのは一つのターニングポイント、場合によっては、身体がどうしても無理、と悲鳴を上げはじめる〝抗がん剤のやめどき〟ともなる  抗がん剤の副作用は二種類に分けられる  前述したが、いずれ鈴木さんもシスプラチンとの併用になるだろう。彼の場合、そこから大きく副作用が出てくる可能性もある。  ここで、抗がん剤の副作用について、ぜひ覚えておいてほしいことを記そう。  副作用は大きく二種類に分けられる食欲不振、口内炎、発疹、吐き気、下痢、色素沈着、脱毛など、「自分で感じる副作用」と、「血液検査で判明する(自覚症状のない)副作用」だ。〝抗がん剤のやめどき〟は、両者ともが重要な意味をなしてくる場合がある。抗がん剤治療において二週間に一度の目安で血液検査を行うのはそのためだ。副作用としての、白血球・ヘモグロビン・血小板の減少、その他、肝機能の数値の低下といったものが本当は恐ろしい。  TS‐1の副作用で特に気を付けたいのが、骨髄(こつずい)抑制(よくせい)による白血球の減少だ。これは骨髄の中にある白血球が著しく減少していく状態で、重篤な感染症や合併症を引き起こす。  そもそも、なぜこのような症状が現れるのか?  毒物に対する動物として当然起こり得る生体反応である。腐ったもの、毒性のある食べ物を誤って摂取したとき、我々は懸命に体内からその食べ物を外に出そうと必死になる。副作用もそれと同じことなのだ。抗がん剤の毒性を、身体が拒否している証拠である。ただし口内炎は、手術前にもし余裕がある場合は、歯科医と相談し、きちんと口腔ケアを行うことでだいぶ症状が軽減されるはずだ。これから手術を考えている方は、ぜひ歯医者にも行って相談してほしい。> とある。

 《1854》 抗がん剤のやめどき 2 ―― 抗がん剤 開始から二週間後 長尾和宏(ながお・かずひろ)/朝日新聞 apital/2015.05.19

 毎日のように抗がん剤についての相談を受けます。  全国どこに講演に行っても、抗がん剤の相談です。

 「そんなに嫌なら止めたら?」と、思わず言いそうになります。
でもそんな答えでは、納得されないどころか、怒る人もいます。

 「抗がん剤を止めたら死ぬやんか。長尾先生は死ねと言うのか?」
と逆切れされたら、もっと時間がかかります。

 TS‐1という飲み薬の抗がん剤は、大変広く使われています。
 しかし副作用はあります。

 ちょうど2週間目あたりから、副作用が目立つ人がいます。
 そこが私が提唱する、第二番目の"やめどき"なのです。

【 ポイント 】

 飲み薬タイプの抗がん剤でも、かなりきつい副作用が出る人がいる。
 ○ 自覚症状がある副作用と、無い(検査値だけ動く)副作用がある。
 ○ 初回投与から2週間目が、第二番目の"やめどき"である。

「抗がん剤のやめどき 2」――抗がん剤開始から二週間後

―― 力が抜けるような倦怠(けんたい)感というのは、抗がん剤の副作用としては、よくあります。

TS‐1は今までの抗がん剤と比べて副作用を抑える成分が入っているから、副作用は少ないとAがんセンターのお医者さんは言いましたよ。がんは、後からなった者ほど得をするのですね。抗がん剤が進化しているのですから」

―― 後のほうが得をするかどうかということは、なんとも言えないけれども。たしかに抗がん剤というのは、昨年と今年でだいぶ製品が違ったりしています。同じ薬でも、グレードアップしていたりね。今は、いかに奏効率を高めるかと同時に、いかに副作用を軽減するかに重点を置いて各メーカーも凌(しの)ぎを削っていますから。TS‐1など、まさにその代表格です。 ......

 たしかに、TS‐1に関しては今までの消化器系抗がん剤のどの経口薬よりも副作用が少ない。これが抗がん剤か!? と思うほどだ。
 何よりも、こうした経口剤の抗がん剤のいいところは、外来治療で行えるということ。術後たった一ヵ月で抗がん剤を服用しながら通勤できるというのは、一昔前では考えられないことであった。何かつらいことや気になることがあれば、かかりつけ医として町医者である私を訪れればいい。抗がん剤治療が外来でできているからこそ、私もボクサーのセコンド的役割を親身になって担当できるというものだ。入院治療であれば、私は何も手出しができなくなってしまうから。
 繰り返しになるが、私の診てきたかぎり、胃がんの抗がん剤治療において、TS‐1副作用の軽さは特例中の特例である。他の抗がん剤であれば開始から二週間目というのは一つのターニングポイント、場合によっては、身体がどうしても無理、と悲鳴を上げはじめる〝抗がん剤のやめどき〟ともなる

抗がん剤の副作用は二種類に分けられる

 前述したが、いずれ鈴木さんもシスプラチンとの併用になるだろう。彼の場合、そこから大きく副作用が出てくる可能性もある。
 ここで、抗がん剤の副作用について、ぜひ覚えておいてほしいことを記そう
 副作用は大きく二種類に分けられる食欲不振、口内炎、発疹、吐き気、下痢、色素沈着、脱毛など、「自分で感じる副作用」と、「血液検査で判明する(自覚症状のない)副作用」だ。〝抗がん剤のやめどき〟は、両者ともが重要な意味をなしてくる場合がある。抗がん剤治療において二週間に一度の目安で血液検査を行うのはそのためだ。副作用としての、白血球・ヘモグロビン・血小板の減少、その他、肝機能の数値の低下といったものが本当は恐ろしい
 TS‐1の副作用で特に気を付けたいのが、骨髄(こつずい)抑制(よくせい)による白血球の減少だ。これは骨髄の中にある白血球が著しく減少していく状態で、重篤な感染症や合併症を引き起こす
そもそも、なぜこのような症状が現れるのか?
 毒物に対する動物として当然起こり得る生体反応である。腐ったもの、毒性のある食べ物を誤って摂取したとき、我々は懸命に体内からその食べ物を外に出そうと必死になる。副作用もそれと同じことなのだ。抗がん剤の毒性を、身体が拒否している証拠である。ただし口内炎は、手術前にもし余裕がある場合は、歯科医と相談し、きちんと口腔ケアを行うことでだいぶ症状が軽減されるはずだ。これから手術を考えている方は、ぜひ歯医者にも行って相談してほしい。

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)

 そもそも "やめどき ~" という視点は、"抗がん剤" というものが "通常の細胞までも殺す薬=「殺全身細胞薬」" である! とする基本的認識から来ている。
 昨今、その "副作用" における "自覚症状" が "強制的に(?)" 抑制されているために分かり辛いとしても、"自覚症状" が顕在化する "2週間後辺り!" が "やめどき!" となりそうだと提言されている
...... (2015.05.21)













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このページは、yasuo hiroseが2015年5月21日 00:01に書いたブログ記事です。

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