"喫煙" が健康を害し、"発がんリスク" を高めることは理解されてきたが、さらに、"がん患者/がん経験者" に対しては、死亡リスクをも高めるのだそうである。
今回注目する下記引用サイト記事 : がん患者の喫煙 死亡リスク3.5倍に上昇/河北新報/2015.12.29 は、 <がんを患った人が喫煙すると、患っていない喫煙者より死亡リスクが3.5倍に高まる-。山形大医学部の研究チームは22日、山形県高畠町で協力者を追跡調査した結果、がん経験と喫煙の関係を初めて実証したと発表した。がん経験者は心臓病の発症リスクも高まることが判明。治療後の禁煙指導や健康診断を強化する必要性が浮かび上がった。> と報じている。
<......山形大は県内全域の健康診断で約2万人に協力を求め、病気の発症などを追跡調査する「コホート研究」に取り組んでいる。今回は高畠町で2004~06年に調査し、11年に追跡ができた約2000人を分析した。 がんを患ったことがない喫煙者が、11年までに死亡した確率は6.2%だったのに対し、がんを経験しながら喫煙していた人の死亡率は25.0%と高かった。 11年までに新たながんを患った確率も、がん経験がなければ喫煙者5.3%、非喫煙者4.1%と同程度だが、がん経験があると喫煙者16.7%、非喫煙者6.7%と大きな差が出た。 心不全や狭心症など心臓病の発症リスクも、がんを患わなければ4.4%にとどまったが、がん経験があると10.0%に高まった。 研究チーム代表の嘉山孝正医学部参与は「喫煙の悪影響が実証され『がんになったら禁煙』の指導に迫力が増す。追跡調査を継続し、2万人のデータでも詳細に分析したい」と話した。> とある。
がん患者の喫煙 死亡リスク3.5倍に上昇/河北新報/2015.12.29
がんを患った人が喫煙すると、患っていない喫煙者より死亡リスクが3.5倍に高まる-。山形大医学部の研究チームは22日、山形県高畠町で協力者を追跡調査した結果、がん経験と喫煙の関係を初めて実証したと発表した。がん経験者は心臓病の発症リスクも高まることが判明。治療後の禁煙指導や健康診断を強化する必要性が浮かび上がった。
山形大は県内全域の健康診断で約2万人に協力を求め、病気の発症などを追跡調査する「コホート研究」に取り組んでいる。今回は高畠町で2004~06年に調査し、11年に追跡ができた約2000人を分析した。
がんを患ったことがない喫煙者が、11年までに死亡した確率は6.2%だったのに対し、がんを経験しながら喫煙していた人の死亡率は25.0%と高かった。
11年までに新たながんを患った確率も、がん経験がなければ喫煙者5.3%、非喫煙者4.1%と同程度だが、がん経験があると喫煙者16.7%、非喫煙者6.7%と大きな差が出た。
心不全や狭心症など心臓病の発症リスクも、がんを患わなければ4.4%にとどまったが、がん経験があると10.0%に高まった。
研究チーム代表の嘉山孝正医学部参与は「喫煙の悪影響が実証され『がんになったら禁煙』の指導に迫力が増す。追跡調査を継続し、2万人のデータでも詳細に分析したい」と話した。
なぜ? と問うこともできるが、それよりも "論より証拠" の観点で、禁煙! に向かうことの方が先決か...... (2015.12.31)
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