今や、"薬価" の多寡は、医療体制の現状に決定的とも言える影響力を持つ。それは、患者個々人から国の医療財政にまで波及することになる。
今回注目する下記引用サイト記事 : TPPの医療悪影響に懸念/47 NEWS 医療新世紀/2016.02.16 は、 <環太平洋連携協定(TPP)の発効により薬の値上がりが予想され、低所得国を中心に必要な薬が入手困難になると懸念する意見が薬学雑誌の電子版に掲載された> と報じている。
<......TPPの合意内容の詳細は不明だが、米国の研究者は薬の価格上昇に加え、薬価をめぐる多国籍製薬会社と各国との係争が増えると予測し、「TPPのような貿易協定で、公衆衛生への影響が優先的に考慮されると期待するのは非現実的だ」と指摘した。 オーストラリアとマレーシアの研究者らはTPPで知的所有権の保護が強化され、価格の安い後発品の製造販売が制限されるならば、東南アジア諸国だけでなく日本でも医療費の上昇につながると懸念を表明した> とある。
TPPの医療悪影響に懸念/47 NEWS 医療新世紀/2016.02.16
環太平洋連携協定(TPP)の発効により薬の値上がりが予想され、低所得国を中心に必要な薬が入手困難になると懸念する意見が薬学雑誌の電子版に掲載された。
TPPの合意内容の詳細は不明だが、米国の研究者は薬の価格上昇に加え、薬価をめぐる多国籍製薬会社と各国との係争が増えると予測し、「TPPのような貿易協定で、公衆衛生への影響が優先的に考慮されると期待するのは非現実的だ」と指摘した。
オーストラリアとマレーシアの研究者らはTPPで知的所有権の保護が強化され、価格の安い後発品の製造販売が制限されるならば、東南アジア諸国だけでなく日本でも医療費の上昇につながると懸念を表明した。
"この問題" の困った点は、<TPPの合意内容の詳細は不明だが、......> という点にありそうだ。 結局のところ、<「TPPのような貿易協定で、公衆衛生への影響が優先的に考慮されると期待するのは非現実的だ」> との指摘が的を射ているのであろうか...... (2016.02.20)
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