"超高齢社会" がもたらす必然的な社会問題が、"事前対策手遅れ!" のままに、"次々と蓋が開く!" かの事態となっている。
今回注目する下記引用サイト記事 : 「介護離職ゼロ」、半分が意味理解せず ネット調査/朝日新聞 - apital/2016.11.28 - 07:48 は、 <「介護離職ゼロ」の意味を理解している人は、半分に満たない――。こんな実態が、有料老人ホームなどを運営するオリックス・リビング(東京)の介護に関する意識調査で分かった。政府が1億総活躍社会実現に向けて掲げる政策目標の一つだが、狙いが十分に浸透していないようだ> と報じている。
<......調査は10月にネットで実施。40歳以上の1238人から回答を得た。「介護離職ゼロ」の意味を、政府が使う意味通りに「仕事と介護の両立ができず、介護のために離職する人をなくすための政策」と答えた人は45%。「介護職員の離職を防いで、介護業界の人手不足を解消するための政策」が24%、「わからない」が31%だった。 回答者のうち仕事をする961人を対象にした「家族を介護する必要が出た場合、仕事と介護を両立できると思うか」との質問では、「できると思う」が6%、「できないと思う」が63%だった。 「できると思う」と答えた割合は、年代別では男女とも50代が最低(男性3%、女性4%)だった。同社の担当者は「政府や企業が介護離職防止策を打ち出しているにもかかわらず、多くの人が両立の難しさを感じていることを示す結果だ」としている。 また、「街で認知症の人と思われる高齢者を見かけた際に、声をかけることはできるか」の質問に、「できる」は23%だった。「できない」(32%)、「今はできないが、知識があればできる」(45%)を合わせると、77%が現時点で声をかけられない状態だとの結果だった> とある。
「介護離職ゼロ」、半分が意味理解せず ネット調査/朝日新聞 - apital/2016.11.28 - 07:48
「介護離職ゼロ」の意味を理解している人は、半分に満たない――。こんな実態が、有料老人ホームなどを運営するオリックス・リビング(東京)の介護に関する意識調査で分かった。政府が1億総活躍社会実現に向けて掲げる政策目標の一つだが、狙いが十分に浸透していないようだ。
調査は10月にネットで実施。40歳以上の1238人から回答を得た。「介護離職ゼロ」の意味を、政府が使う意味通りに「仕事と介護の両立ができず、介護のために離職する人をなくすための政策」と答えた人は45%。「介護職員の離職を防いで、介護業界の人手不足を解消するための政策」が24%、「わからない」が31%だった。
回答者のうち仕事をする961人を対象にした「家族を介護する必要が出た場合、仕事と介護を両立できると思うか」との質問では、「できると思う」が6%、「できないと思う」が63%だった。
「できると思う」と答えた割合は、年代別では男女とも50代が最低(男性3%、女性4%)だった。同社の担当者は「政府や企業が介護離職防止策を打ち出しているにもかかわらず、多くの人が両立の難しさを感じていることを示す結果だ」としている。
また、「街で認知症の人と思われる高齢者を見かけた際に、声をかけることはできるか」の質問に、「できる」は23%だった。「できない」(32%)、「今はできないが、知識があればできる」(45%)を合わせると、77%が現時点で声をかけられない状態だとの結果だった。
http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(友野賀世)
もちろん、<半分が意味理解せず> の側が問題視される筋合いの事態ではない。 政府が掲げる <1億総活躍社会実現> というスローガン自体が浮き上がっているのに加えて、<介護離職ゼロ> というフレコミもまた、リアリティが伴わない! がゆえの成り行きではなかろうか。
政府は、現前の "超高齢社会" への "後手後手対応" と、負担能力が乏しい人たちへのしわ寄せという "無理スジだらけの対策" に終始せず、有効策をこそ打ち出せ! と言いたいところだ...... (2016.11.29)
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