今回注目する下記引用サイト記事 : iPS軟骨で膝関節治療へ、京大 実施計画の承認求め厚労省に申請/KYODO/2019.11.27 - 12:12 は、 <京都大は27日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った小さな軟骨組織を、膝関節の軟骨を損傷した患者に移植して治療する臨床研究の実施計画の承認を求め、厚生労働省に申請したと発表した> と報じている。
<......法律に基づき学内に設置された「特定認定再生医療等委員会」で計画の安全性などを審査。10月の承認を経て、11月7日に厚労省に提出した。今後、厚労省の専門部会で審議され認められれば実施する。病気やけがで変性、損傷した軟骨の治療に役立つと期待される。 京大の妻木範行教授(細胞誘導制御学)らのチームの計画では、iPS細胞を培養して軟骨組織を作製し、患部に移植する> とある。
iPS軟骨で膝関節治療へ、京大 実施計画の承認求め厚労省に申請/KYODO/2019.11.27 - 12:12
京都大は27日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った小さな軟骨組織を、膝関節の軟骨を損傷した患者に移植して治療する臨床研究の実施計画の承認を求め、厚生労働省に申請したと発表した。
法律に基づき学内に設置された「特定認定再生医療等委員会」で計画の安全性などを審査。10月の承認を経て、11月7日に厚労省に提出した。今後、厚労省の専門部会で審議され認められれば実施する。病気やけがで変性、損傷した軟骨の治療に役立つと期待される。
京大の妻木範行教授(細胞誘導制御学)らのチームの計画では、iPS細胞を培養して軟骨組織を作製し、患部に移植する。
◆ 関連参照記事
<......臨床研究がうまくいけば、旭化成が実用化を検討する。共同研究を通じて軟骨組織の量産技術を確立する。29年の実用化が目標だ。 京大が備蓄するiPS細胞から直径2~3ミリメートルの球状の軟骨組織を育て数平方センチメートルの患部に移植する。周囲の軟骨組織とくっつき機能することを期待する。移植した軟骨組織は血管がなく、患者の免疫細胞が軟骨細胞に触れることもないため、拒絶反応が起きにくい。 膝関節の軟骨を損傷したブタを使う実験ではヒトiPS細胞から作った軟骨組織を移植。約1カ月にわたり体重約30キログラムを支えることができた。 関節軟骨は弾力性のある滑らかな組織で、関節をスムーズに動かす役割を果たす。軟骨は運動やケガなどで傷つくと修復が難しい。一部の軟骨が欠損すると、日常生活で支障が出る場合もある。 従来の治療は人工関節に置き換える手術や、患者から正常な軟骨の一部を切り取って培養して増やし、患部に移植する手法がある。ただ培養中に変質する課題があった>( 損傷した"膝関節"の軟骨、iPS細胞から育てた軟骨組織で再生! 京大が臨床研究申請へ/当誌 2019.03.12 )
上記の関連記事にもあるとおり、"軟骨組織の移植治療" には、"骨と骨との関係" と比べての特殊な環境がありそうだ。 今後開始される臨床研究が、これらを乗り越えて奏功することが期待される...... (2019.11.29)
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