何だか、現在の世界情勢はまるで "蜂の巣" を突付いたような騒ぎだ。荒れ狂っているという連想よりも、 "無秩序に波及" する様が似ているような気がするのである。
今日の東京株式市場は、懸念していたとおりの下げぶりであった。終値541円安という大反落である。先週末には同程度の上昇を見せたものだったが、それが続くと予想できるほどの楽観的情勢ではなかろうと見ていたが、案の定、上ったり下ったりのエレベータ相場である。
"無秩序に波及" というのは、あの "サブプライムローン問題" のことを言っているわけなのだが、今日はその上に "自然現象" の影響まで加算されてしまったようだ。
今日の東京市場の大幅下げの原因は、もちろん "サブプライムローン問題" で景気後退が危ぶまれる米国の経済情勢への不安であるが、それに加えて、アジア株式市場の大幅急落も影響していたという。そして、そのアジア市場の急反落の原因は、<中国で大雪の被害が広がり、経済に悪影響を与えるとの連想が売りを誘った。>( NIKKEI NET 2008.01.28)ということらしいのだ。
もともと、グローバル経済・金融の時代にあっては、世界各地の出来事が株価の動向に飛び火するようであるが、事態がナーバスな情勢となっている時には "自然現象" でさえ思いのほかの影響力を発揮するような気配である。それで、 "蜂の巣" を突付いたような騒ぎが発生してしまうというわけなのである。
<中国で大雪>の実態はよくわからないが、日本の太平洋側でさえこんなに寒い感触なのであるから、中国大陸が大雪に見舞われたと聞いても不思議な気はしない。東京も今夜夜半から雨か雪になると予報されているようだ。
それにしても、今年の冬は "寒い気がしている" 。主観の問題もあるだろうから、一概には言えないのだろうが、大した雪が降らない割には、空気が冷え込んでいる印象が拭えない。
自分も、とうとう、今朝あたりから "鼻水" 症状に見舞われることとなってしまった。こうなると、やっぱり寒いんだな、と念押しされ、太鼓判を押されたような気がしてしまう。これで "鼻水" だけで通り過ぎてくれればいいが、これが "サブプライムローン問題" のように世界が "大事" になる予兆だったりすると困ったことだ。 "鼻水" をそれだけに封じ込めるべく、今日明日は警戒するに越したことはなさそうだ...... (2008.01.28)
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