高齢者文化のクオリティ・アップとでも言うべきテーマ ......

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 一日中PCと付き合っているためどうしても眼が疲れる。それに加えて、使用している "眼鏡" が長年愛用してきたもので当然 "合わなく" なっていたようなのである。そのため眼からくる疲れが著しい昨今であった。そこで漸く "眼鏡" を新調することにした。
 なぜもっと早く対処しなかったのかと振り返ると、理由がないわけでもなかった。
 要するに、ピッタリ合うような "眼鏡" を望むことは甚だ困難ではなかろうかと、そう思い込んでいたのである。
 というのも、 "複数の要素" が絡んだ難問のごとく見なしていたからである。
 先ず、近視に、そして老眼に、さらに乱視というあまり褒められたことではない自分側の要素があった。これらに加えて、日常作業にあっては、手元はもちろんのこと、やや距離のあるPCディスプレー画面が良く見える必要があると考えていた。ピアノを弾く人が、鍵盤と譜面の両方が見えなくては困るという要望を持つのと同様である。
 さらにまた、クルマの運転をする場合も少なくないため、遠方が良く見えなければならないし、かつ手元を見るのに不自由しないという条件も加わっていた。
 こんな事情から、 "眼鏡" の新調のことを考えると逆に煩わしくさえなってしまい、延び延びにしていたというのが実情だったかに思う。
 もちろん、 "遠近両用眼鏡" という昨今では一般化している選択肢のあることを了解してはいた。というよりも、何度かそれを誂えたことがあったのである。だが、どうもフィットしなかったため、そうした先入観だけが出来上がってしまったと言っていい。

 しかし、眼からくる疲れをこのままにしておくのもどうかと思い、漸く重い腰を上げたというわけなのであった。
 結論から言えば、ひとつの眼鏡ですべてを賄おうとすることに無理があったと判断して、結局、この際二つの眼鏡を誂えることにしたのである。二つとも "遠近両用眼鏡" であり手元が見やすい点では共通しているが、一方は作業用として "中範囲" が良く見えるものであり、もう一方はクルマ運転用として "遠方" が良く見えるものなのである。
 やや贅沢な感じがしないわけでもなかったが、まあ、加齢に伴う "ハンディ" はぐずぐず言わずに補強するのが正解なのだろうと対処したわけだ。
 確かに、 "ハンディ" はかなりの程度克服できたかのようである。ものがスッキリとよく見えるということがやはり貴重なことだと再認識したりしている。ただ、やはり "遠近両用眼鏡" というのはどうしても不自然さが拭い切れないようで、これはどうしようもないのかもしれない。後は慣れること以外に手はなさそうである。

 こんなことを書いていて思いを巡らすのは、これからの経済においては、高齢者たちの "ハンディ" が如何に快適に克服されるかという、そんなテーマが重要となりそうではないかという点であった。広く言うならば、高齢者文化のクオリティ・アップということにでもなりそうか。
 眼目は、単に "ハンディ" が克服されるだけではなく、そこに "快適さ" が伴うという点にあるのかもしれない。これらは、高齢者文化の市場が活性化(競争化)しなければ達成されないことだと思えるから、多分、高齢化する団塊世代がその立役者になるものと思われる。 "遠近両用眼鏡" の使い勝手の悪さを含めて、精々、団塊世代の高齢者たちは、アーダコーダと商品市場にクレームを発するべきなのであろう、後続者たちの快適生活のために......。まあ、もっと崇高なテーマである "老いることとは何か" という問題も煮詰められるべきなのであろうが...... (2008.01.25)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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